ここでいきなり水などをかけてしまうと高温になった鉄の上に水が落ちるのであっという間に蒸発してやけどの心配がある上に、急激な温度変化でフライパンがゆがんでしまう恐れもあるので、そのまま火の消えたコンロの上で放冷しましょう。
黒皮1枚をまとっているだけの状態のちびパンを金タワシでこすってしまうと滅多にありませんが、黒皮まではがれて露出した鉄からサビがでてしまう心配があるので慣れていない方は金タワシはやめてスポンジやタワシで洗いましょう。
ステップ④火にかける
クリアラッカー被膜がきれいにはがれて、黒皮をまとったちびパンにさらに黒皮をかぶせて行くイメージで再度火にかけていきます。最後にシーズニングの動画もご紹介しますので表面の様子などを見比べながら進めていきましょう。
ステップ⑤最後に油を塗る
最後に油ならしを行います。フライパンにたっぷりと油を注ぎ、引火にはくれぐれも注意しながら火を入れていきます。油から煙が出始めたころに火を止め、油を回収します。表面に残った油をこすりつけるようにキッチンペーパーで拭き取れば完成です。この工程で黒皮の上に酸化被膜が形成されます。
ダッチオーブンのシーズニング方法について詳しく知りたい方はこちら
ちびパンのおすすめ手入れ方法
最初に行うべきシーズニングの大切さは分かっていただけたと思います。次に大切なのは日常の基本の手入れ方法です。せっかくのちびパンが気が付いたら錆びてしまったなんてことのないようにお手入れ方法をご紹介します。
使う機会が少ないなら湿気に注意
鉄はとにかく錆びやすいものです。湿気(水)があると錆びやすくなってしまいます。使う頻度が少ない場合は最後に使ったあとに十分に油をたっぷりと塗り込んで、鉄部分に水気が触れないようにし、全体を新聞紙で覆って保管すると余計な水分を取ってくれます。
手入れはスキレットと一緒
基本的なお手入れはスキレットと同じです。使い終わった後はスポンジやタワシで汚れをしっかりと落とし、コゲなど落としきれないような頑固な汚れには金タワシを使用します。汚れが残ると錆びの原因となります。再度火にかけて水気をた完全に飛ばしたフライパンに油を馴染ませて保管しましょう。
もし錆びたら洗ってとろう
万が一錆びてしまっても心配いりません。まずは錆びを金タワシやひどい時はヤスリなどでしっかりこすり取ってそこからまたシーズニングすればいいだけです。鉄のフライパンが一生使えるのはこういう点からも言えます。
シーズニングの様子が見れる動画はこちらです。フライパン表面の変化を見るのにおすすめです。
ちびパンのおすすめレシピ&料理15選
ではここからは「ちびパン」の実力拝見ということでどんな料理ができるのか実際にご紹介していきます。最初の3つはUNIFLAME公式のレシピです。残りの12つは実際に使用している人がどんな料理を作っているのかご紹介します。
①公式おすすめの鉄板焼き
お肉、茹でたかぼちゃ、ニンジンやとブロッコリーなどを添えて余熱したちびパンで焼くだけであっという間に主役級のステーキプレートの完成です。簡単に作れてその場を華やかにしてくれるので、キャンプやパーティーの場で活躍してくれます。仲間とステーキをつまみながらお酒を飲んで、焚き火を囲んでいろんな楽しい話ができるでしょう。
材料
ステーキ用牛肉、かぼちゃ、にんじん、ブロッコリーなどの下ゆで済みの野菜、塩コショウ、お好みでニンニクスライスなど
作り方
事前にお肉には塩コショウをしておきましょう。塩が溶け出して肉の表面にぽつぽつ水滴が出てきたら焼き頃です。余熱で温めて置いたフライパンにお肉を置いたらあまり触らずじっくり火を通します。
ステーキ肉はこまめにひっくり返さず片面ずつ火を入れていきましょう。野菜は下茹でしてあるので肉が焼けたころに後から入れて、軽く焦げ目がつけばOKです。(参考:UNIFLAME公式サイト)