ベクシンスキーの絵を手元に置きたい、じっくりと眺めたいという方は、書籍の購入をお勧めします。ベクシンスキーの作品集はいくつも売られており、有名な通販サイト等でも購入は可能です。本によって掲載されている絵が異なりますので、ベクシンスキーの作品に惹かれた方は、複数揃えてみるのも良いかもしれませんね。
幻の日本展示会
実は一時期だけですが、ベクシンスキーの作品が日本で展示されていました。1990年代に、複数の日本人が59点ものベクシンスキー作品を購入し、大阪で美術館を開いたようです。しかし、その美術館は既に閉館されています。展示されていた作品がどうなったのか、その行方は今も分かっていません。どこかに保管されているのか、それとも誰かに売られたのか…もしかしたら今も日本のどこかに、ベクシンスキーの絵画が存在しているかもしれません。
Contents
⑦多くの人を惹き付けてやまないベクシンスキー
ベクシンスキーの独創的な作品は、沢山の人々を魅了しました。日本で有名な漫画やゲーム、アーティストの中にも、ベクシンスキーに影響を受けているのではないか、と言われている人や作品が多数存在します。中でも有名な物を幾つかここで紹介します。
Dir en Grey
DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)は1997年に結成した日本のヴィジュアル系ロックバンドです。発売されているCDのジャケットの中に、ベクシンスキーの作品と雰囲気が似ている物があります。また、曲のイメージとベクシンスキーの絵が良く合っている、という意見もあります。
ベルセルク
有名な漫画「ベルセルク」も、ベクシンスキーと似ていると言われる事があります。特に蝕(しょく)に関わるエピソードでは、不気味で絶望感のある絵が多く、ベクシンスキーの絵を見た際にそちらを思い出したという人が多数居た様です。
「scorn」ホラーアドベンチャーゲーム
こちらはSF要素のあるホラーゲームです。ベクシンスキーを含む、複数の作家達に影響を受けて作られたと言われており、化け物の体内のような、臓器世界を探索する非常にグロテスクなゲームとなっています。
⑧ベクシンスキーのほかにもある!呪われた画像
先程「3度見たら死ぬ絵」を紹介しましたが、世の中には他にも呪われた絵画や道具が存在します。ベクシンスキーの絵と同じく、何度か見ると死が訪れるものもありますが、中には一度見てしまっただけで駄目な絵画も…。そのような「見たら呪われる」と言われているものを幾つか紹介します。もし本当に呪われても責任は取れませんので、ここから先閲覧する方は自己責任です!
5回見たら死ぬ絵
こちらは「5回見たら死ぬ絵」と言われている絵画です。正式な名称はなく、ネットでは「美大ボール」「美大球」「美大落ちボール」等と呼ばれています。描いたのは有名な画家ではなく、美大の推薦に落ちた女子学生のようです。
1回でも見たら死ぬ絵
こちらは「1度でも見たら呪われる」と言われている絵です。血のような赤色は、実際に作者が絵の具に自身の血を混ぜて描いていたようです。完成後に作者は発狂して自殺しており、その作者の恨みや怨念といったものがこの絵画には宿っていると言われています。
最強の呪い面
ぱっと見ただけでは、ただの石の仮面に見えます。二つの点や仮面の模様から、とぼけた顔に見える人もいるでしょう。しかしこちらはバラエティ番組でも取り上げられた呪いのお面で、放映後には番組スタッフにも死者が出たという話があります。
⑨これも呪いか!? 火事や病気を呼び寄せる絵画
見たら死ぬ程の効果はありませんが、関わった人々に不幸をもたらす絵画は幾つも存在します。その内容は様々で、病気になったり、火事になったり、常に見られているような気がしたり、等。中には心霊現象を起こすものも。有名な物を幾つかここで紹介します。
泣く少年の絵(the crying boy)
名前通り、涙を流す一人の少年が描かれている絵です。見た目には悲しげな様子ではあるものの、呪いの絵画と言われている他の作品のような不気味さはありません。しかしこの絵を飾っていた住宅が何件も火事になっており、しかしこの絵画は焼けずに残っていたというのです。この事から、火事を招く呪われた絵画ではないかと囁かれています。
抵抗する手(The Hands Resist Him)
奥に見える無数の手が不気味な絵画です。この絵を見た人が体調を崩したり、誰もいない筈なのに人の気配を感じたり、男の子の幽霊を見たりと、心霊現象が相次いだ事から「この絵は呪われているのではないか」と噂されるようになりました。所有者の中には急死した人もいるようで、それもこの絵のせいではないかと言われています。
呪いの絵画は日本にもある?
「5回見たら死ぬ絵」は日本人が描いたものではないかと言われています。しかしこういった呪いの絵画は殆どが海外で描かれたもので、日本では中々実物を目にする機会がありません。しかし日本には心霊スポットが沢山ありますので、呪いや心霊現象に興味のある方はそちらを調べてみるのも良いかもしれませんよ。
心霊スポットについてこちらの記事でも紹介しています。
⑩ベクシンスキーと共通のファンが多い、H・R・ギーガーの作品
H・R・ギーガーという画家をご存知でしょうか。有名な映画「エイリアン」に出てくるクリーチャーのデザイナーとして有名ですが、ベクシンスキーの絵とギーガーの作品は雰囲気が似ていると言われる事があり、共通のファンも多いようです。
HRギーガーARH+ NBS-J
こちらはギーガーの作品集です。スケッチやイラスト等、様々な作品が掲載されています。エイリアンのようなグロテスクなものから、一風変わったものまでありますので、ギーガーに興味を持ったばかりの方にもお勧めです。
DARK STAR H・R・ギーガーの世界
こちらはドキュメンタリー映像となっています。晩年のギーガー本人に主眼を当てたドキュメント作品ですので、ギーガーの作品を見たいという方も勿論、ギーガーのファンであり、ギーガーをよりよく知りたいという方にもお勧めします。
不気味な美しさから目が離せない「ベクシンスキー」
ベクシンスキーの絵はどれも不気味かつ退廃的であり、虚無感や終焉を感じさせます。しかしその画風故に今も多くのファンがいて、その数も日に日に増えているようです。ベクシンスキーの作品はここで紹介したもの以外にも沢山ありますので、興味を持たれた方は是非調べてみてください!ただし、もし呪われても責任はとれませんので、くれぐれもご注意を…!