活け締めで魚をおいしく食べよう!必要な道具と手順を紹介

活け締めのポイント① 延髄

魚も脊椎動物なので人間と構造は似ています。延髄は脳の一番下部分にあたり、背骨の一番上にあたります。ここは呼吸を司る呼吸中枢があるため、延髄を傷つけられると呼吸ができなくなり死んでしまいます。魚の場合、背骨とエラの間にあるのでエラの付け根を狙いましょう。

活け締めのポイント② 無駄に触らない

魚は普段冷たい水の中で生活しています。ところが人間の体温は35℃~37℃なので魚にとってはかなり熱い温度になります。釣った後、活け締めのためとはいえ長時間素手で触っていると、魚は低温やけどを起こしてしまいます。締める際もできれば手袋やタオルなどを使い、直接魚を触らないようにしましょう。

活け締めの手順① 血抜き

まずは魚を締めます。釣った魚の針を外し、安定した所に魚を置きます。次にナイフを用意し、エラの中に刃を入れ背骨からエラを切り離します。すると延髄を傷つけるため魚は即死します。エラから血が出てくるため、頭を下にするよう持ち、血を抜いていきます。血が残っていると生臭さくなり、細菌が繁殖しやすくなるのでしっかり抜きましょう。

初心者はナイフでなくハサミが便利

先ほどはフィッシングナイフでの締め方を説明しました。締めようとすると魚はもちろん暴れます。その際、ナイフよりも、ある程度狙い定めることができるハサミで最初は練習するといいでしょう。尾を押さえ、背骨に沿ってハサミの刃を当てて切ると完了です。動画で見ると一瞬で終わるのがわかります。

魚が口を開けているか確認しよう

ハサミやナイフなどを使い、うまく締めることができた場合、魚は動かなくなり口が開いたままになります。エラのつけ根には太い血管があるため、大量の血が出てくるのですが魚が動いている、口が閉まっている状態は絶命していない、締められていない状態です。その際はもう一度同じことをして確実に締めましょう。

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