肉においても魚においても、血抜きをした後少し時間を置き、熟成させることで美味しくなります。ですが、旨味成分は菌のように増殖する物ではありません。ある一定の時間を過ぎるとイノシン酸は酸化し、臭み成分に変わっていきます。つまり、旨味成分は元あったATPの数以上にはならないのです。活け締めを行う大きな理由はここにあるのです。
活け締めも練習すれば怖くない
いかがでしたでしょうか。慣れない内は活け締めするのも怖く、躊躇してしまうことがあると思います。しかし、美味しく食べるためには活け締めが必要であることをわかっていただけたのではないでしょうか。せっかく釣れた魚です。美味しく食べられるよう、活け締めを練習し正しく持ち帰りましょう。