ピラミッドの内部構造ってどうなってるの?ピラミッドの内部を徹底解説!

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上昇通路はピラミッド建築時に作られていた正式な通路です。登りの通路となっており高さも幅も1m、それなのに勾配は26°となっています。大人はこれではかがまないと通れないほどの狭さとなっています。先程から説明しているとおり、ピラミッドは非常に精巧な作りとなっているのに、なぜこのような狭い通路にしたのでしょうか。謎は深まります。

「下降通路」

続いては下降通路です。下降通路は地下の間に続く下に伸びた通路であり、上昇通路と同様に26°の傾斜を保っています。このような下降通路や上昇通路はどれも非常に狭く、ほかの部分に比べて稚拙な作りと言われても仕方がないほどです。この辺りもピラミッドの謎の一部です。

「水平通路」

水平通路は上昇通路を経た後、女王の間にたどり着くために通る道です。このような水平通路の途中にはグロットと呼ばれる穴があり、この穴は地下通路などにも繋がっているようです。それぞれが何の為に作られたのか、グロットすらも謎のままです。

「トンネル」

フランス人の建築家であるジャン・ピエール・ウーダン氏は、クフ王のピラミッド内にトンネルがあるという説を唱えていました。これはピラミッドを建築する際の石材用の運搬トンネルとしていましたが、現在はこの説は否定されています。というのも、ピラミッドの内部にはこのような運搬用のトンネルは未だ確認されておらず、物理的な証拠がないためです。

ピラミッドの内部に罠はあったのか?

続いては誰もが考えたことのあるはず、罠の存在についてお話をしていきます。罠と聞くと色々なイメージができますよね。串刺し、落とし穴、巨大な石、などなど。今回はそんな罠たちがエジプトのピラミッドに存在したのか?についてお話をしていきます。

盗賊用の罠があった説

結論から言うと、罠はありませんでした。調査中にもそれに該当するような経験は全くなく、そのような装飾物も全くなかったとのこと。オカルト好きな方からすると残念な結論ですが、そもそもなぜ罠が無かったのでしょうか?

罠を仕掛ける必要がなかった説

実は、そもそも罠をかける必要が無かったのではないかと言われています。ピラミッドで調査チームや我々一般人が入っている入口は本来の入口ではありません。本来の入口は巧妙にカモフラージュされた場所にあり、更に入口には鍵までかけられていたようです。侵入者は入ることすらできなかったので、罠を設置する必要もなかったという説が現在では濃厚となっています。

ピラミッドはどうして建設されたの?

ピラミッドは一体何のために作られたのか。最大の謎ですよね。現在ではその説は複数存在しており、どれも可能性はあるので謎が深まっています。この項ではそのそれぞれについて説明していきます。

古代王族の墓だった説

とても有名ですよね。クフ王の名前や在位なども実際にピラミッド内部に記載があるため最も可能性の高い説として扱われています。

天文観測に使われていた説

実はピラミッドは天文台としての役割があったのでは、という説です。クフ王のピラミッドは正確に東西南北方向に位置しており、また通気口から伸びる直線は北極星の位置を示しているとのこと。またギザの三大ピラミッドはオリオン座の真下に致しているのです!この事からも天文観測用と言われても何ら不思議は無いのです。

ピラミッドパワーを得るため説

みなさんはピラミッドパワーをご存知でしょうか?ピラミッドと同じ形の正四角錐の内部で発生する様々な超常的な力のことです。この中では免疫力が増加したり、植物の成長が早くなるのです。クフ王などはこれを利用しようとしたと言う説がこの説です。

クフ王のピラミッドに巨大空間が発見された!

ここまで様々なピラミッドをご紹介してきました。しかし謎は更に増える一方です。なんとピラミッド内部に巨大な空間があることが分かったのです!

大回廊に匹敵する大きさ

その大きさはなんと大回廊に匹敵する大きさ。つまり高さはなんと9m、長さは50mもの広大な空間なのです。この空間は他のどの部屋とも繋がっておらず、完全に密室となっていました。だからこそ発見される事なく今まで眠りについていたのです。

素粒子「ミューオン」による透視調査

ではどのようにして発見したのか?実は日本の調査チームが大いに貢献した方法で見つけたのです。それが、ミューオンと呼ばれる素粒子を用いた方法。ミューオンは宇宙から常に降り注ぐ素粒子で、物体を透過する力を持ちます。この性質を利用して、今回のこの空間が発見されたのです。

ピラミッドの内部を観光しよう!

ここまで説明してきましたが、きっともうエジプトへの魅力や行きたい!という気持ちが高まっていることと思います。この項では観光に関してお話をしていきます。

エジプトに行こう!

まずは飛行機に関して。エジプトは意外なことに直行便が通っています。週に3回、エジプト航空によって13時間ほどで到着です。トランジットがあると体力的にも疲労が増えてしまうので、できれば直行便がおススメです。

チケットを買おう!

エジプトに着いたからといってすぐにピラミッドに入れる訳ではありません。チケットを購入しなければならないのです。一番大きなギザのピラミッドは1200円程で、学生の場合は半額となります!さらには一日110枚(諸説あり)という枚数制限まであります。行かれる際はしっかりと時間の準備をしてから挑みましょう。

いざピラミッドの内部へ!

ここまでくれば、あとは中に入るだけです!内部は屈んだり、ハシゴを登ったりと、決して歩きやすい環境ではないのでスニーカーなどの余裕のある服装で挑みましょう。また内部は完全に写真などは禁止です。持っているカメラなどはガイドに預けることとなっています。不安な方は最初からホテルに預けるなどして盗難対策を取りましょう。

ピラミッドの内部構造についておさらい!

いかがでしょうか。しっかり事前に知識を持ってから挑むと本当に面白いのがピラミッドの魅力です。盗難対策もしっかりして、最高の状態で神秘のピラミッドパワーを受けてきてくださいね!

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