アライテントのエアライズシリーズは、大・中・小、それぞれエアライズ「3・2・1」の3つのサイズ展開がなされています。最も軽量な「1」は2人用。1人でももちろん使えるので、ソロやカップルの登山、ツーリングなどに向いています。
「2」は3人用で、「3」は4人用と、それぞれのサイズごとに対応人数が一人ずつ増えていきます。基本的な設計などは変わらないため、紹介はスペックのみにしますが、使用者の利用シーンに合わせてサイズを選択することができます。
なお、カラーリングは、フライシートがオレンジかフォレストグリーンから選択することができます。
スペック
エアライズ1 | エアライズ2 | エアライズ3 | |
対応人数 | 2人 | 3人 | 4人 |
使用サイズ | 100*205*100cm | 130*210*105cm | 185*220*115cm |
収納サイズ | 29*14*14cm | 30*15*15cm | 39*16*16cm |
重量 | 1360g | 1550g | 2070g |
本体素材 | 28Dポリエステルリップストップ(ファリーロ糸使用) | ||
フライ素材 | 30DリップストップナイロンPUコーティング | ||
シート素材 | 40DナイロンタフタPUコーティング | ||
フレーム素材 | NSL9 フェザーライト |
評価・口コミ
ダブルウォールで結露の心配が少ない!
”全く結露、しみ込みがなかった”
引用:楽天
9月下旬という、夏も終わり秋めいてくる季節にエアライズを使用したこちらのキャンパーさん。テントの室内と外気温に差があったり、室内に水蒸気がこもっている状態だと発生しやすい結露ですが、ダブルウォール構造のテントならば比較的結露が発生しにくい傾向にあります。
防風性能が高い!
”暴風雨の中、僅かな雨漏りだけで乗り切り”
引用:Amazon
オートキャンプなどで使用するテントとは異なり、エアライズシリーズのテントは基本的に登山シーンを想定して開発されているテントなので、強力な風雨にさらされても安心です。風を受け流しやすい形状と雨漏りが発生しにくい丁寧な加工が施されています。
Contents
アライテントエアライズの使いどころ
オプションの豊富さもあって、非常に汎用性に優れているエアライズテント。登山をはじめとしたアウトドアシーンだけではなくて、このような場面にも使うことができるんです。
本来の用途は山岳用
エアライズは先述の通り、本来は登山での使用を想定して開発されているアイテムです。そのため、非常に軽量かつコンパクトで携帯性に優れていることが特徴。しかしながら、オプションの豊富さもあって、実は様々な場面に柔軟に対応することのできる汎用性の高さもある便利なアイテムなのです。
公園やピクニックでも
自転車への積載や人的移動による携帯性を重視しており、設営・撤収とも素早く簡単に行うことができるエアライズシリーズ。日帰りキャンプなどのちょっとしたアウトドアやピクニックなどで使うのにもぴったりです。
また、BBQなどの際に、荷物を置くためのスペースとしてテントを展開するのもアリです。設営サイズ自体もそこまで大きくないので、コンパクトに展開することができますね。
緊急用のテントとして
エアライズテントの利用方法として、フライシートだけを利用して「ツェルト」代わりに使うというものもあります。登山などのシーンにおける緊急避難用に使ったりするツェルトですので、いざというときにささっと設営することができるエアライズでも代用できるんですね。
フライの立ち上げのみでいいのでより設営が簡単です。また、登山シーンで周りの視界から外れて用を足したいときなどにも便利。フライシートだけならばより軽量になりますので、いざというときのために携帯しておくと便利かもしれません。
エアライズはキャンプには向かない模様
なお、あまりキャンプでの使用はおすすめされていません。もともとが登山用のデザインですので当然といえば当然なのですが、特にキャンプサイトで快適に過ごすことが目的ならば別のテントを検討するほうが無難です。
入り口は狭く一つだけなので、通気性が悪く日差しの下などで使用するとすぐに室内温度が上昇してしまいます。室内空間も、登山での必要最小限のサイズ感に抑えられているため、快適とは言いずらいですね。
手軽なテントをお探しの方は!
あったら便利!アライテントエアライズのオプション
夏場に便利なメッシュ生地や冬場にほしい防寒用の外張などなど、それぞれの季節に合わせたカスタマイズができるのがエアライズの強みです。追加で以下のオプションを購入することによってオールシーズン楽しめるのでぜひ、一緒に購入を検討してみてください。
冬用オプション・エアライズ用外張
30Dリップストップナイロンを使用した軽量で丈夫な外張です。冬場での使用における保温性能と耐風性能を高めることができ、結露なども防ぐことができます。
重量
- エアライズ1用:570g
- エアライズ2用:610g
- エアライズ3用:800g
夏用オプション・カヤライズ
エアライズ、ゴアライズ共通のインナーテントです。グランドシート以外すべてメッシュで作られているため、通気性が抜群です。通常のインナーテントの代わりに使うことができるので、設営も手間取りません。
重量
- カヤライズ1:700g
- カヤライズ2:900g
- カヤライズ3:1170g
アンダーシート
グランドシートの汚れや破損を防止するための保護用アンダーシートです。こちらもエアライズ、ゴアライズ共通仕様です。
重量
- アンダーシート1:160g
- アンダーシート2:210g
- アンダーシート3:320g
アライテントエアライズのお手入れ方法
テントはしっかりとメンテナンスをすれば長く使っていくことのできるアイテムです。逆に、使い方やメンテナンスを適当にしてしまうと、せっかく高いお金で購入してもすぐに破損してしまったりしてしまうことも。使用するたびのお手入れをしっかりと行って、テントを大切に扱うようにしましょう。
汚れをしっかりと落とす
テントはしっかりと適切にメンテナンスをしないでおくと、カビ臭いような湿り気のあるにおいを発することがあります。こうしたにおいの原因としては、使用時にグランドシートについてしまった泥や、雨に濡れた際に、そのまましまい込んで放置したことにより発生するカビなどが考えられます。
テントを撤収する際にはしっかりと泥や汚れを取ることを心がけましょう。また、なかなか落ちない汚れについてはぬるま湯や洗剤を含ませてしっかりと絞った布で拭くことも可能です。洗剤を使う場合は、テントの表面に洗剤が残らないようにしっかりとふき取るようにします。
なお、洗濯は厳禁です。洗濯機を使った洗濯はもちろんできませんが、お風呂に水を張ったりしてもみ洗いするなどをすると表面の加工が損なわれる原因になりかねません。テントのフライシートは洗わないものと考えておきましょう。
よく乾燥させる
汚れを落としたらよく乾燥させること。雨に濡れるなどのことがなくとも、朝露や結露などテントが濡れる要因はいろいろありますし、目に見えない水分を生地が含んでいる可能性があるので、テントを使用したら必ずしまう前によく乾燥させることが大事です。こうすることによって、カビ臭さの原因となる水分を除去することができます。
テントの中に物を入れてたたまないこと
そして意外に多いのが、テントの中に物を入れたままたたんで収納するというパターンです。
食品などが入ったままたたんでしまえば、その後どうなってしまうのかは明らかですが、衣類やアウトドアアイテムなどがテントに入っている状態でたたんでしまうと、テント生地のにおいの発生や、テント自体の破損につながることもあります。テントをたたむ前に必ず内部を確認してからたたむ世にしましょう。
アライテント シームコートの使い方
アライテントのテントに付属している「シームコート」は、他のテントにはないものなので、戸惑ってしまう方も多いかもしれません。購入者が自らテントに防水加工を施すことによって、テントの防水性を最大限に引き出すことができるのです。テントを購入したら面倒くさがらずに処理するようにしましょう。
シームコートって?
アライテントのテントには「シームコート」が付属しています。これは、テントの内部に水が浸入することを防ぐための加工の一種なのですが、基本的にはアライテントの製品は生地表面に防水加工が施されており、縫い目もしっかり縫製されているので水が入ることはありません。
ただし、ストラップのループをたどって水が入ってくるなどの場合があるため、そうした浸水を防ぐために、購入者の手によるシームコートが推奨されているのです。
どのように使うか
エアライトシリーズのテントは、テントのコーナー部分や天井のループの境目部分にシームコートを塗る必要があります。シームコートは有機溶剤を含んでいる薬品のため、締め切った空間で使用すると気分が悪くなったり、火気を使用すると引火する恐れがあります。
使用の際には必ず換気するようにしましょう。テント本体に処理を施す場合にはテントは必ず立ち上げること。シームコートを該当箇所の外側に塗り、しっかりと乾燥するまでは折りたたまないようにしましょう。
アライテントを相棒にしてアウトドアを楽しもう!
アライテントは純日本製の安心・信頼のメーカーです。エアライズシリーズは登山をメインとして開発されているテントですが、オプションと合わせて様々に活用することのできる汎用性の高いアイテム。しっかりメンテナンスして、末永く使ってあげましょう。