アライテントのエアライズとは
アライテントは日本のアウトドアメーカーです。有名どころのコールマンやスノーピークなどと比べると小規模ではありますが、アイテムの性能と品質の高さ、アフターケアの手厚さなどで定評がある人気メーカーです。
本物を知る職人技術のアウトドアメーカー
ARAI TENT(アライテント)は、1965年創業の日本のアウトドアメーカーです。創業者でありながら職人でもある新井睦氏は、カスタムオーダーの注文製品などを自らミシンを使って製作するなど、創業から50年余り、正面から製品に向き合ってアライテントブランドらしいアイテムを発信し続けてきました。
2016年4月に長男に社長の席を譲ったものの、シンプルで必要十分な機能を施すデザインは今もなお健在です。
エアライズは人気登山テント!
アライテントのテントシリーズの中でも、特に登山というアウトドアシーンを想定して作られているのが「エアライズシリーズ」です。
登山というとアウトドアでも特にハードなシーンであることが多いため、アイテム選びには特に気を付けたいところ。自分自身の足で山を登るわけですから、携帯する荷物の量なども極力減らし、軽量・コンパクトにしたいところです。
また、急な天候の変化や強風などによって倒壊する恐れがないようなテントを選びたいところですよね。そんなときにおすすめしたいのがアライテントのエアライズシリーズ。登山で必要な様々な機能を備えており、コンパクトに収納すことができます。
アライテントエアライズの魅力①構造
こちらのエアライズシリーズテントは、コンパクトに収納することができながらもダブルウォール構造のため、結露などにも強いのが魅力。設営のしやすさや携帯性の高さにもかかわらず、オールシーズンで使うことができる機能性・汎用性の高さも兼ね備えています。
オールシーズン使える
このシリーズのテントは、基本的には3シーズンでの利用を想定しているアイテムなのですが、この3シーズンをベースにして様々なオプションを併用することによってオールシーズンに対応することのできる汎用性があるのです。
もともとが登山用ということもありハードなシーンでの使用に耐える作りですので、工夫次第で様々な状況に対応することができるのですね。
日本に適したつくり
日本におけるアウトドアで特徴的なのは「湿度の高さ」です。コールマンのウェザーマスターのように、日本の気候に最適化させるための第一の課題は、日本の高温多湿な気候です。
日本は、「温帯(一部冷帯)湿潤気候」に属する島国であり、夏場などはその湿度の高さを特に痛感することが多いと思います。海外は夏場でもカラッとしていて、日陰に入ってしまえば涼しいものなのですが、日本ではそうもいきません。そのため、海外モデルのテントは総じて日本の湿潤な気候には向かないことが多いのです。
フライシートが加水分解を起こしてにおいを発生する、シートの肌触りが悪くなるなどの弊害が生じることもあり、日本の湿潤な気候に合わせているテントというのは思っているよりも少ないのです。
その点、日本製で様々なフィールドで性能テストを重ねているアライテントのアイテムは、そのブランドの歴史の中でしっかりと日本の気候に合わせた製品開発がされているので安心なのです。
アライテントエアライズの魅力②軽量コンパクト
登山用テントに欠かせないのがやはり携帯性の高さですよね。アライテントのエアライズシリーズは、軽量でコンパクトなデザインとなっているため持ち運びにも便利。その秘密は、中空構造の超軽量の糸を使った生地にあります。
折りたためばとてもコンパクトで軽量なので、登山だけではなく色んなシーンで役立てることができるのです。
軽量素材「FARRILLO(ファリーロ)」使用
エアライズシリーズのフライシートに使われている素材は、東レ独自の技術によって作られている「ファリーロ」糸を使用しているため、従来のものよりも20%以上も軽量となっています。
糸の中に空気を抱き込ませる特殊な構造をしているこのファリーロ糸は、空気を取り込むことで断熱性能を得つつ、糸の軽量化を図ることができる糸として注目されています。
持ち運びが便利
ダブルウォールタイプのテントでありながらも重量はわずか1300gと軽量。かつ、他のテントと比べてもコンパクトに収納することができることからも、エアライズテントは持ち運びに非常に便利です。
登山というのはその性質上、人的移動行為が圧倒的に多いアウトドアなので、パッキングする荷物はなるべく軽量かつかさばらないようにしたいところ。このテントを使えば、それをかなえることができるのです。
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アライテントエアライズの魅力③設営
登山用テントで必要な要素、もう一つは設営の簡単さ。ただでさえハードなアウトドアである登山で疲れているときに、面倒なテント設営はできるだけ簡単に済ませたいと思いますよね。
初めての設営でも難なく立ち上げられる簡単設営ですので、疲れているときでもささっと設営することができちゃいますよ。
設営しやすい
山行中のテント設営で重要視したいポイントの一つに設営のしやすさがあります。別に、登山用テントに限った話ではありませんが、様々な条件下での設営が予想される登山というシーンではより、設営の簡単なテントは重宝するのではないでしょうか。
長時間歩いて疲れている状態で設営したり、やむなく日が落ちて暗くなった状態からテント設営に取り掛かるという場合も考えられるので、エアライズの簡単設営は非常に助かります。
設営方法を動画でご紹介
様々な条件下での設営が予想される登山シーンということで、条件に左右されない簡単設営ができる工夫が施されています。切れ目のないスリーブに通して設営するだけの簡単かつスピーディーな設営方法なので、時間のない時でも助かりますね。
撤収方法を動画でご紹介
当然のことながら、撤収の際にも様々な環境条件が予想されます。撤収の時も条件を選んではいられませんので、むしろ設営よりも撤収の簡単さの方が大事と考える方も多いかもしれません。
アライテントエアライズの魅力④日本製
もはや「日本製」という響きだけで安心感がありますよね。アライテントは創業50年以上の純国産メーカーですので、その品質はもちろん、アフターケアも充実。登山家から厚い信頼を受けているメーカーなんです。
日本技術のハンドメイド
日本の製品は世界的に見ても高水準の技術で作られており、非常に信頼されていますね。アライテントは、自身も職人である創業者によって立ち上げられたブランドです。
信州にあるアルプスなどのハードシーンでのフィールドテスト、長年にわたるフィードバックと改良の繰り返しによって、信頼のおける品質を実現しています。
自社工場でのアフターサービスの信頼
国内メーカーであるアライテントは、アフターサービスの手厚さでも期待できます。本社が海外にあるメーカーだと、ものによっては呼称などの際に国内でのアフターケアが期待できない場合もしばしば。
アライテントは、故障などの際にもリーズナブルな修理代で対応してくれ、生地の引き裂きなども丁寧に修繕してくれるため、アフターケアでも信頼されているメーカーです。
アライテントエアライズの魅力⑤オプション
テントが壊れてしまったとき、幕を丸ごと買い替えるか、修理に出すか。アライテントなら、どちらでもなく「必要なパーツを購入する」という選択ができます。
フライシートやフレームなどそれぞれ別に購入することができ、それぞれの季節に合わせたオプションを購入することができるので、無駄なくアイテムをそろえることができます。
豊富なオプション設定
エアライズシリーズは、テント単体では3シーズン対応のアイテムとなっていますが、同社から販売されている豊富なオプションを併用することによって、様々なシーンに柔軟に対応させることができる汎用性の高いシリーズです。
夏場には通気性を確保することのできる「カヤライズ」やオールシーズン対応で使用することができるようになる冬用の外張など、組み合わせるオプションによりそれぞれの季節に対応させて使うことができることも魅力の一つです。
パーツ一つからでも安心対応
一般的なテントは故障などに際して「新しくテントを丸々一幕買い替える」か「故障個所を修理に出すか」という選択に迫られますが、アライテントではテントのパーツを、フライシートやアンダーシート、フレームなどを1つ単位から購入することができます。
オプションを含めて、自分にとっていま必要なものだけをピンポイントで購入することができるというのは、限られた資金でテント用品を購入する場合には非常に助かるポイントですね。
アライテントエアライズシリーズ紹介
エアライズシリーズで展開されているアイテムは、サイズ違いの3種類。基本的な構造、素材、加工は同様ですので、ここではシリーズの代表としてエアライズ2の画像と共に製品を紹介します。