マンボウの死因のウワサを徹底検証!本当はそんなに弱くない?

マンボウの死因のウワサを聞いたことはありますか?マンボウは空中にジャンプして着水の衝撃で死んでしまう。食べた魚の骨が刺さって死ぬなど、びっくりするようなウワサが沢山あります。今回はウワサの死因の一覧から、マンボウの生態や特徴を詳しく知る事で真相に迫ります。

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小さい頃から自然の溢れるところで生活しているので、アウトドア大好きです。小さい頃から両親と一緒に釣りはもちろんキャンプも行っていました。

ウワサになっているマンボウ死因一覧

  1. 寄生虫を落とすためにジャンプして水面にあたって死亡
  2. まっすぐにしか泳げないので、岩にぶつかって死亡
  3. 皮膚が弱すぎて触っただけで傷になってそれが原因で死亡
  4. 水が冷たすぎて死亡
  5. 鳥につつかれて死亡
  6. 食べた魚の骨がのどに詰まって死亡
  7. 寝ていたら陸に打ち上げられ死亡
  8. 朝日が強すぎて死亡
  9. 食べたエビなどが殻が内臓を傷つけて死亡
  10. ほかの生き物がぶつかりそうになってストレスで死亡

マンボウの死因のウワサを検証しよう

このように様々なウワサがありますが実際はどうなのでしょうか。ウワサの意味や本当のことを知るためには、まず生き物の生態や特徴を確認する必要があります。この生き物について知りながら、死因の謎を解き明かしていきましょう。

マンボウの基本的な情報をチェックしよう

この生き物のことをどれくらいご存知ですか?よくわからないという方のためにも、まずは基本的な情報からお伝えしていこうと思います。すでに知っているという方も振り返る気持ちで参考にしてください。

マンボウの分類

この生き物は、フグ科マンボウ科マンボウ属に分類される生き物です。地方により呼び名が様々で、ウキキやバンガなどと呼ばれている地域も存在します。同じ分類に分けられる生き物は現在3種類と言われており、ウシマンボウ、カクレマンボウが同分類です。

似ている生き物でヤリマンボウというものがいますが、実は分類的には別の生き物になります。見た目は本当にそっくりで勘違いする方も多いです。日本近海で見られる種類は、マンボウとウシマンボウの2種類です。

マンボウの生息地

全世界の熱帯、温帯の海に広範囲で生息しています。この生き物は、近年の研究により生息地を一定に保たず海上から水深800mまで行き来していることが分かっています。水温により生活する場所を変えているのではないかと考えられているようです。

マンボウの生態

この生き物は外洋に住むだけあって謎が多い生き物です。泳ぎにも謎が多く、海上近くで発見されたときは体を横に倒しプカプカと海面上を漂っていたそうです。繁殖方法や産卵方法なども現在では解明されていません。

マンボウはフグの仲間だった?

実は大きさは違いますが、フグとマンボウは仲間だったと言われています。その証拠に、似ている部分や特徴が多くあります。体の大きさの違いから驚く方も多いかと思いますが、次はこの2匹の共通点などをご紹介していきます。

マンボウとフグの共通点

共通点はいくつか存在します。そこで分かりやすいようにそれぞれの特徴を箇条書きにまとめました。同じ番号の特徴が共通しているのでぜひ見比べてみてください。共通点の多さに驚くと思います。

フグ

  1. 他の魚に食べられないように体を膨らませる習性があります。そのため、肋骨などの腹部周囲の骨がありません。
  2. 腹びれはなく、尾びれはありますが、使用することは殆どなく、泳ぐときは背びれと尻びれを使用します。
  3. 魚には珍しい瞼があります。
  4. 上記の画像のように特徴的な小さい口を持っている。

マンボウ

  1. 顔の周りには骨がありますが、腹部周囲には骨が存在しません。
  2. 腹びれ、尾びれがなく、泳ぐときは背びれと尻びれを左右に振りながら進みます。
  3. もちろんマンボウも瞼があります。
  4. 大きな体に合わない小さい口を持っている。

フグと同じ硬い口

2匹とも特徴的な口をしていますが、この口にも仲間だという証拠があります。それは、2匹とも硬い鳥のような口を持っていることです。マンボウは上下に1枚ずつ、フグは上下に2枚ずつ硬い歯がありくちばしのようになっています。

外洋に適応した体

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