マンボウの死因のウワサを徹底検証!本当はそんなに弱くない?

この生き物は、フグが外洋に進出したときに適応するために進化した生き物だと言われています。広い海で生活していく中で自分の身を守るために進化したのでしょう。全世界の熱帯、温帯に生息していることが分かっています。

マンボウの死因を検証①マンボウは何を食べている?

続いて何を食べて生活しているのかをご紹介します。小さい硬い歯を持つ口で一体何を食べて生活しているのでしょうか。大きな体から他の魚を食べているように思えますが、事実を確認していきましょう。

実はマンボウはクラゲなどを食べている

一般的に、クラゲや動物性プランクトンが主食だと考えられいます。しかし、水揚げされた個体には胃の中にイカやオキアミなどが見つかったともいわれています。主食は、柔らかいものや小さいものが多いようです。

マンボウは魚を食べるのか?

体が大きいので魚を食べているのか思われがちですが、小さい口から考えて魚を食べている可能性は低いと考えられています。しかし、謎の多い生き物なのでまだまだ本当のことはわかりません。あくまで、今まで調べた個体やフグの仲間ということでそう言われています。

マンボウの食性から分かるウワサの真相

ここまでの説明でも分かるように、最初に説明したウワサの「食べた魚の骨がのどに詰まって死亡」、「食べたエビなどが殻が内臓を傷つけて死亡」の2つは嘘であることがわかります。現在では、他の生き物を食べて死んでしまう可能性は低いでしょう。

マンボウの死因を検証②マンボウは泳ぎが下手なのか?

有名なウワサに「まっすぐにしか泳げないので、岩にぶつかる」というものがありますが、実際はどうなのでしょうか。このウワサの真実を知るためにも次は、泳ぎ方についてご説明していきます。水族館などでよく見る個体は、海よりも狭いスペースで生活しているので本当の泳ぎは見えないと思いますのでぜひ参考にしてください。

マンボウの泳ぎ方を動画でチェック

まずはこの動画をご覧ください。巨大マンボウと出会った時の様子です。最初はゆったりと海を漂っていますが、徐々に泳ぎ始めます。泳ぎ方は、背びれと尻びれを左右同時に動かしながら前進します。

マンボウは意外に早く泳ぐ

この動画は、飼育している個体にエサをあげている様子を撮影したものです。飼育員さんもおっしゃっていますが、エサを食べる時、追いかける時の泳ぎのスピードが意外と速いそうです。実は、ゆっくりと漂いながら泳いでいるときは時速2㎞程度のスピードしか出ていません。

この速さは、鯉が泳ぐスピードよりもゆっくりなのです。しかし、獲物を追いかける時や逃げる時などの最高時速は12㎞と言われています。人間でも限界は時速9㎞と言われています。マンボウの泳ぐ速さが分かると思います。

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