桃の天然水のCMで不幸に!?噂の都市伝説を徹底調査!

国内の飲料市場は成熟していて、飽和状態といえます。しかし、知名度は高く、身近なことから就職活動では人気です。そこで各メーカーは新しいジャンルの商品を開発したり、競合を買収したり統合したりして売上を伸ばしています。

コカ・コーラ

シェア27.6%で堂々の1位はコカ・コーラです。いわずと知れた炭酸飲料の「コカ・コーラ」を中心に、年間1億ケース以上を販売して長年トップを守ってきた「ジョージア」を主力にもつブランドです。ジョージアは2018年にサントリーの南アルプスの天然水にトップの座を奪われるまで1990年から28年間トップに君臨していました。

サントリー

シェア20.5%の2位です。 ジョージアからトップブランドの座を奪い取った「南アルプス」の天然水は2016年から1億ケース以上販売していました。水道事情が安心できる日本で一番飲まれている飲料が水だというのは驚きです。

サントリーは他にもコーヒーブランドの「BOSS」も1億ケース以上、お茶ブランドで「伊右衛門」が5000万ケース販売しています。1位のコカ・コーラは自動販売機のシェアが多いので2位に甘んじていますが2015年に桃の天然水をはじめJTから自動販売機事業も買収したので今後の動向に期待できます。

アサヒ

シェア12.9%の3位です。特別目立ったブランドはありませんが、コーヒーブランドの「ワンダ」、炭酸飲料の「三ツ矢サイダー」、「ウィルキンソン」、お茶ブランドの「十六茶」など堅調な販売実績があります。カルピスと連携して「カルピス」も4000万ケース以上の実績があります。

伊藤園

お茶市場に強い伊藤園がシェア11.0% で4位に入りました。緑茶市場のシェアは30%以上を誇ります。「おーいお茶」をはじめ、「ミネラル麦茶」などお茶飲料でシェアを稼いでいます。コーヒーではTULLY’Sブランドが売れています。

キリン

意外にもキリンはシェア10.5%で5位です。紅茶ブランドの「午後の紅茶」が5000万ケースと好調ですが、緑茶ブランドの「生茶」、コーヒーブランドの「ファイア」、「トロピカーナ」などの果実野菜飲料が2000万から3000万ケースと少し物足りない販売数となっています。

もっとも、キリンは飲料以外にビールのシェアがアサヒに次いで2位です。また、近年は医療・ケミカル事業に力を入れていますのでグループ全体でみれば他のメーカーとそん色ないほどのトップブランドです。

最近のトレンド

南アルプスの天然水がトップブランドになったとはいえ、コーヒー市場は堅調です。コンビニエンスストアで本格的なコーヒーが低価格で購入できるようになり、一時は危ぶまれました。実際、缶コーヒーは下降気味ですが、クラフトBOSSのようにボトルコーヒーが上昇しています。

緑茶をはじめとする茶系飲料も堅調です。各メーカーとも緑茶をリニューアルするなど、テコ入れして拡大を図っています。コーヒーにしても、お茶にしても一昔前より気軽に飲む機会が増えたということでしょう。

桃の天然水には有名な都市伝説が存在していた!

桃の天然水には数々の都市伝説がありますが、よく考えてみれば人間だれしも生きている中で、何らかのトラブルや不幸が起こっています。自主回収にしてもほかの飲み物や食品でもよく聞きますし、車のリコールなんて毎年のように報道されています。製造販売会社が手放すのもよくある話で、カルピスは会社ごとアサヒ飲料の子会社になっています。

桃の天然水の場合は、自主回収がヒットしている真っ最中だった点や、CM放送のタイミングと、タレントの不幸が見事にマッチしている点、さらには一人が時期はずれているものの亡くなっていることが都市伝説に拍車をかけています。しかし、三人は無事ですので、偶然のいたずらだと思いたいものです。

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