修道女とは?修道女の服装・性・結婚や気になる生活に迫る!

修道女も女性で人間です。生涯神に操を立て、清く貧しく生活している彼女たちがタブー、誰かと恋に落ちたり、欲に溺れてしまったりといった禁忌を犯してしまった場合、アダムとイブのように追放となるのでしょうか

修道女も追放されることはある?

イタリアで修道女が修道院を追放された事が話題となりました。2006年の夏、2人の修道女が健康を理由に院の外に出た後戻ることを許可されなかったため法王に抗議したのです。調べによると追放の理由は院内に男性を入れたためで、その男は2人を通して金銭を強要していたと言われています。2人は否定していますが、追放されたままです。

余程の罪でなければ誓約と誓願の無効化で済む

修道女にとって一番のタブーは恋愛です。修道女になる際、生涯独身を貫く、財産は共有し清く貧しく生きる、院の上長をキリストとし従うといった事を誓約します。聖書の中でキリストは他人に恋心を抱くこと禁止しています。もし誰かと恋愛してしまった場合、通常は誓約を無効化し自分から出ていきます。余程の事をしない限りは同じです。

修道女は罪を犯すと村や故郷に戻れないことも

昔は修道女が罪を犯すなどして追放されてしまうと戻ることができない、という事はあったそうです。というのも、結婚するための持参金を用意できないような家庭は娘を修道院に入れる事がありました。極端な例ですとロシア皇帝は妻を修道院に入れ、再婚したという事実もあったそうです。修道院を出ても帰る家が無いため戻れなかったようです。

修道女の生活ぶりが知りたい!決まりはある?

私たちの生活ではなかなか関わることがない修道女ですが、普段はどのような生活を送っているのでしょうか。実は修道院の中には観光用に公開されている所もあります。ですが、それは庭など一部であって修行の場である建物内へは入ることができず、生活などを見ることはできません。普段はどのように過ごされているのでしょうか。

修道女の生活とは?

修道女とはいえ人間ですので、私たちと比較的同じような生活をしています。違う所があるとするならば、一日に何回か祈りを捧げる事、日中のとこかで時間をみつけ、30分聖体礼拝をおこなう事です。それ以外はほとんど変わらず、仕事もしますし、食事も制限することなく肉や魚などを含め普通の食事をとります。

修道女の生活で大変なことは?

一日の何回もお祈りをしたりすることは私たちからすると大変かもしれませんが、本人たちにはさほど大変な事ではありません。ですが集団生活をしていく所は慣れるまで大変なようです。朝も早く、守らなければいけない規則もあります。辛いことや不便な事があっても喜んでそれを受け止めていく事も修行の一つとなっています。

修道院での生活ぶりも知りたい!

先ほどから説明している通り、修道院での生活はお祈りをする、集団生活をする以外は私たちの生活と違いはありません。資格を持ち、教職者として学科を教える方もみえますし、修道院内にて伝統的な製法でバターやクッキーを作って販売しています。そのお金で税金などを支払っています。

修道女の気になる性や結婚について

修道女は基本的に結婚してはいけないことになっています。ですが、修道女は結婚していてはいけないのでしょうか?結婚した事がある方はなれないのでしょうか?男性と話をしたりすることも禁止されているのでしょうか?調べてみました。

修道女には男性もいる?

修道女を辞書で調べると修道士の女性版と書いてあります。つまり、男性は修道士、女性は修道女と名前が分かれ、できる事も違います。修道士は修行を続け、ゆくゆくは司祭となることができます。司祭は洗礼など儀式を行うことができますが修道女は司祭の補助しかできません。

修道女たちは結婚しない?

修道女になるには独身でなければいけません。修道女になる際、神と結婚する誓約をするからです。ですが、中には夫を先に亡くした未亡人の方もみえますので結婚歴がある方もいます。未婚で純潔でなければいけない、というわけではありません。

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