こちら製品は他のものに比べると特殊な部分が少なく一般的なテントとなっています。最小のサイズでも3人用といったように家族や友人といった複数人での使用が目的となっていて季節も問いません。入口が2つ設けられており状況によって使い分けることができたり、暑い日に内側の熱を外に逃がして対策をすることもできます。
様々な場面で使用することができる
入口を状況によって使い分けできると前述しましたが、具体的に言うと雪が降って積もった場合に後方の入口を使用することで出入りをする際に中に雪が入り込まないようにすることができます。夏場は前方の入口を使い、後方の入口は換気用として機能します。
「ベーシックドーム」のスペック
人数ごとにサイズが2通り用意されていますが、ここでは3人用のものをご紹介していきます。
- 設営時の大きさ:200cm×210cm×高さ120cm
- 収納時の大きさ:本体が44cm×17φcm、フレームが50cm
- 重量:3250g
ベーシックドーム用オプション①インナーフレーム
専用のアクセサリーで、内側に取り付けることでより強度が増します。本体についているフレームだけでは外側でしか支えていないので、内側からも支えることによって弛みがなくなりわずかですが広く感じることができます。
雪が積もりそうなときに役立つ
サイズが大きいため雪が積もりやすく、その分負荷もかかってしまい場合によっては潰れるといったことも起きえます。起きている間は落とすことができますが、就寝時には積もる一方なので事前にこのアクセサリーを付けておくことで、もしもの事故を防ぐことができます。
スペック
- 重量300g
ベーシックドーム用オプション②内張り
専用のアクセサリーで、保温が目的に造られていて内側に取り付けるタイプとなっています。外側に取り付けるタイプと比べて重量が半分ほどしかなかったり価格も安かったりという利点があるため、雪が降りそうな時以外はこちらの内側につけるタイプがおすすめです。
寒い季節におすすめ
保温が目的とされているアクセサリーなので、冬や標高の高いところでの使用に適しています。取り付けるのにも外で作業する必要がないため寒い場合でも安心です。
スペック
- 重量:850g
エアライズ用オプション③外張り
専用のアクセサリーで、保温や耐風を目的に造られていて外側に取り付けるタイプとなっています。外張りについての項目でもご紹介したように、使うことができる場面が限られているため保温を目的に使う場合は内張をおすすめします。
スペック
重量:1600g
Contents
アライテント:ソロキャンプには「トレックライズ」
側面に半月の形の入口があるのが特徴的なテントで、冬以外に使用することができます。入口が大きいため開放感があり換気性も良くなっていて、夏などの暑い日にもおすすめです。
持ち運びやすい造り
完全に1人での使用を想定したサイズが用意されていて、重量や収納時のサイズがより抑えられていて持ち運びに適しています。複数人用はエアライズと比べると少し重くなっていたり、入口が片側にあることで奥の人が出入りしにくいという欠点はあります。
「トレックライズ」のスペック
人数ごとにサイズが3通り用意されていますが、ここでは究極の1人用のものをご紹介していきます。
- 設営時の大きさ:205cm×80cm×高さ100cm
- 収納時の大きさ:本体が28cm×13φcm、フレームが38cm
- 重量:1250g
トレックライズ用オプション①トレックタープ
専用のアクセサリーで、本体に取り付けることで前室のような役割をし、入口前方が日陰になるため日差しが強い日でも安心することができます。
単体でも使うことができる
本来は前述したような用途で開発された製品ですが、付属品のみでも設営することができるため単体でも使うことができます。高さはないですが中で寝るのにはちょうど良い高さで、野宿が好きな方など一部から需要があるようです。
スペック
- おおきさ:220cm×266cm
- 重量:340g
トレックライズ用オプション②アンダーシート
専用のアクセサリーで、エアライズの項目でもご紹介したように本体と地面との間に挟むような形で使用することで本体が汚れるのを防ぐことができます。
スペック
- 重量:150g
- 大きさ:80cm×205cm
トレックライズ用オプション③DXフライ仕様外張り
専用のアクセサリーで、覆うように取り付けることで雨や風を防ぐことができます。入口の前方に前室として空間を作ることができるため1人用のサイズでもスペースに余裕ができます。換気用の隙間も空いているので夏でも安心できます。
物を置くのに便利
汚れていて内側に入れたくないけど外側に放置するのも嫌というときに便利で、前室部分は床がないため汚れを気にすることなく物を置いておけます。台などを用意すれば汚したくない荷物を置くこともできるので、寝るスペースを広く確保することができます。
スペック
- 重量:1600g
アライテント:ツーリングキャンプならドマドームライト
これまでご紹介してきたシリーズとは少し違うコンセプトのもと造られたシリーズで、少人数での使用を想定しているにもかかわらず部屋が2つ設けられており贅沢をすることができます。
土間が名前の由来
なぜ土間なのかというと前室部分のイメージがそこからきているためです。壁がなく屋根も半分ほどしかない開放的な造りになっていて、一時的に荷物を置いたり一休みするのにはちょうど良いスペースです。
ドマドームライト」のスペック
人数ごとにサイズが2通り用意されていますが、ここでは1人用のものをご紹介していきます。
- 主寝室の大きさ:75cm×200cm×高さ104cm
- 土間の大きさ:60cm×110cm
- 収納時の大きさ:本体が32cm×19φcm、フレームが38cm
- 重量:1790g
アライテント:真夏のキャンプ・BBQに最適な「カヤライズ」
全体が目の細かい網目状の生地でできていて、通気性に関しては全シリーズの中で最高です。網目状の素材なので重量もとても軽くなっています。
外を見ながら寝ることができる
夜は日差しの心配もないため屋根のないところに設営し、夜空を見ながら寝ることができます。しかし注意点としては周りから中がある程度見えてしまうというのと、防水でないということなどがあります。別売のアクセサリーを使えば雨が降っている状況下でも使うことができます。
「カヤライズ」のスペック
人数ごとにサイズが3通り用意されていますが、ここでは1人用のものをご紹介していきます。
- 設営時の大きさ:100cm×205cm×高さ100cm
- 収納時の起きさ:33cm×18cm
- 重量:700g
カヤライズ+タープも素敵な組み合わせ
透けているため日光を遮ることはできないため、大き目のタープなどを合わせて使用することが公式でもおすすめされています。専用のアクセサリーを使えば屋根にもなりますが全体を覆ってしまうため通気性も失われてしまいます。
アライテント:おしゃれなデザインが映える「オニドーム」
比較的新しいシリーズで、これまでにない形をしているのが特徴です。ペグで固定しなくてもシートを被せることで、入口前方の凹んでいた部分が前室へと変化します。
前室があるから窮屈に感じない
シートをかけて前室を作ってしまえば、そこに荷物や靴を置いておけるので汚れなどを気にする必要もなくなり、寝るためのスペースを広く確保することができます。
「オニドーム」のスペック
人数ごとにサイズが2通り用意されていますが、ここでは1人用のものをご紹介していきます。
- 設営時の大きさ:148~230cm×122cm×高さ97cm
- 収納時の大きさ:30cm×13φcm
- 重量:1290g
オニドーム用オプション「オニドーム用アンダーシート」
専用のアクセサリーで、地面と本体の間に挟むようにして使用することで汚れを防げる製品ですが、他との違いとして本体の形を同じではないという違いがあります。シートをかぶせたときに前室となる部分の地面も覆うので、土足を置いておくのにはあまり向いていませんが汚したくない荷物は置きやすくなります。
メンテナンスの方法
長く使うことができるといってもよく動かす部分や負荷のかかるパーツが破損することもあります。普段からできることや破損してしまった場合の対応などをご紹介していきます。
普段からできること
長持ちさせるには丁寧に扱うことはもちろんですが、清潔な状態を保ち臭いが付かないようにすることも大切です。何度も繰り返し使うことを考えて、普段から近くで臭いが付くようなことを避けたり、収納するときによく乾燥させるといったことができます。他には汚れを拭き取ったり臭いのあるものと一緒に保管しないようにするということなどもあります。
破損してしまった場合
壊れてしまった場合、コストがかかってしまいますが交換や修理をするしかありません。まずはフレーム部分ですが、これは買い換えるしかありません。対応しているものを購入して手順に従って交換作業を行ってください。他にもファスナーの開閉を行うパーツも、摩擦で削れて緩んでしまったら交換するしかありません。
次に生地が破れたり穴があいてしまった場合ですが、これは塞ぐためのアイテムが販売しているのでそれを購入して自力で直すことができます。手順は説明書がついていますが、注意点として裏表両側から挟むようにして塞ぐのを忘れずにしてください。
品質の高いアライテントで快適キャンプ
少しでもこのメーカーの魅力が伝わるように人気のシリーズをご紹介してきましたが、これら以外にもテントはもちろんリュックやシューズなど様々な製品があります。日本人が企画から全てを行うので同じ環境や同じ目線から考えられていたり、ユーザーの声が届きやすいという良さがあります。
価格は全体的に他のメーカーのものに比べて高くなってしまいますが、長く使えることを考えるとコストパフォーマンは悪くありません。今回ご紹介してきたことを参考にしてぜひ入手してみてください。