人魚の眠る家について徹底解説!その他人魚についてのまとめもご紹介!

夫の研究の部下である星野裕也(坂口健太郎)は薫子の決断により娘を生かすべき最先端技術で延命をしていますが、その技術にのめり込み恋人も顧みずに没頭してしまします。薫子との間にも親密な関係が生まれ…。薫子の変化と共に周囲の目も変わり、最先端技術を勧めた夫にも変化が生まれます。目の前の現実と現実逃避とも思える希望に揺れ動く様子と変化も見どころです。

人魚の眠る家・見どころ⑥:母の思い

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愛しているからこそ諦めきれない。離れられない。愛しているからこそ決断しなくてはならない。分かってはいるけれどどうしようもない気持ちが狂気になったとしても、それを誰か責める事はできますか?自分はどうすれば良かったのか、どうすれば良いのか。なにが正しくて正しくないのか。理屈ではどうしようもないことも。愛する我が子への決断に母親だから苦悩するのですよね。

主題歌にも注目

2018年11月に絢香「30y/o」がリリースされました。こちらに収録されている「人魚の眠る家」の主題歌「あいことば」です。映像と共に引き込まれる要因は音楽ではないでしょうか。映画を盛り上げる魅力の一つで欠かせない存在です。この曲のエピソードや魅力を紹介します。

この映画のための曲

この「あいことば」は絢香さんが台本や原作を読んで書き下ろされた作品です。母の愛を描いた本作の世界観を絢香さんなら美しく表現してくれる。と関係者からのオファーを受けた絢香さん。原作と台本を読んでいると、言葉とメロディが止めどなく溢れてきたという。

歌詞の魅力に迫る

透明な愛言葉

映画の内容よりダイレクトに母の愛を感じる歌詞になっているような気がします。冒頭の「透明な愛言葉」あえて合言葉を「愛」に置き換えるあたりはセンスありますよね。この後呪文のように繰り返される母の想いがこの愛の言葉として幕が開くような歌いだしになっている気がします。

未来を見ながら永遠に愛します

私はあなたとずっとずっと未来を見ながら愛します。例え何があっても。最後の「例え何があっても」がグッときますよね。守り抜く母の愛を感じずにはいられません。

締めの透明な愛言葉

最後にもう一度冒頭の「愛言葉」がでてきます。最初の愛言葉は伝えたい気持ちに聞こえるのですが、最後まで聞くと不思議と言葉にならない言葉に聞こえてきませんか。

人魚の眠る家は他の映画と違う!どうして人気なのか?

人魚の眠る家はなぜこんなに話題を呼んでいるのでしょうか?この映画に一体なにが隠されているのでしょう。その理由を考えてみました。

人魚の眠る家が人気の理由①:キャッチコピー

映画のポイントともなる問いかけがインパクトありますね。一体なにがあったんだ!と興味をそそられます。この問いかけにあなたならどう考えますか?

人魚の眠る家が人気の理由②:答えのないテーマ

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この映画のテーマは「脳死」です。本編を見てもこのテーマそのものに答えはなく、見る側の気持ちを揺さぶります。脳死自体「死」なのか「生」なのか。この映画は見終わってもそのテーマには答えは見つからないと思います。更に見る側の受け方で様々な価値観が生まれる作品です。答えのでないテーマ性が自身と照らし合わせて見入ってしまう一つの要因だと思います。

人魚の眠る家が人気の理由③:東野圭吾が好き

もともと東野圭吾さんの作品が好きな方は勿論のこと、小説で読んだ人も映画も見てみたいと来られる方が多いようです。内容は知っているけど、原作の印象と変わらない出来栄えに絶賛の声も。

人魚の眠る家は重たい映画?

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バラエティーのような笑えるものではないことは確かです。重苦しいという表現も合わないでしょう。軽いものではありませんが大切な内容になっています。

人魚の眠る家は重たい内容でもある

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「脳死」という人の生死に関わるテーマなので、軽視は出来ない問題でもあると思います。「重たい」というよりは「考えさせられる」という意見の方が圧倒的多く、また自身に薫子を置き換えて自分ならどうしただろう…と気持ちが入り込む内容になっています。

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