死体農場の衝撃!朽ちていく遺体は凶悪犯罪解明に欠かせない研究施設だった!?

設立されたのは1981年です。それまでは豚の死骸などを使って疑似的に状況を再現していましたが、人間の遺体を使用することが可能になったことで、より一層正確な研究データの採取が可能になりました。これらの研究データは、現在も法医学や犯罪捜査といった分野で大きく活用されています。

死体農場の中身

研究施設とはいえ、本物の人間の遺体が放置されている場所です。死体はありとあらゆる環境下にさらし続けられ、そこには常人の想像を絶する世界が広がっています。そんな死体農場の恐ろしい真実について、具体的にご紹介します。

遺棄された様々な遺体

遺棄された遺体の中には、単純に野ざらし状態で放置されているだけではなく、乱雑にごみ袋へ詰め込まれていたり、浅い墓穴に埋められていたりと、一見無慈悲で残酷に思える手段が使われています。ふと周りを見渡せば人の死体がたくさん転がっているという、恐ろしい光景です。

腐り虫がわく死体

死体を放置して数日経つと、肉体が腐敗して死臭を出します。腐った臭いにつられるようにして、たくさんのハエが集まります。集まったハエが死体に卵を産み付けることによって、大量のウジ虫がわくのです。

散乱した白骨

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人間が白骨化していく過程を観察する目的のために、死後数週間から数ヶ月以上も経った白骨死体が散乱しています。肉体は腐敗と乾燥を終えると、臓器等も朽ち果てて骨だけを残します。散乱した白骨死体には、故人の面影など一切残っていません。

腐っていく死体の様子

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研究のためとはいえ、たくさんの死体が腐敗していく様子を日々観察するのは、専門家以外には耐えがたいことでしょう。専門家ではなく普通に暮らしている人々には、決して日常では目にすることのない光景です。

死体が腐敗する理由

生ものを放置していると腐るのと同じように、人間の死体も常温で放置すると腐敗が始まります。腐敗の原因となるのは、体内に菌が存在しているからです。生きている内は免疫作用によって菌が増殖することはありませんが、死を迎えると免疫がなくなりますので途端に菌が増殖し、およそ死後2・3日程度で腐敗が始まります。

死臭がする

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腐敗が始まると、生ものが腐った時と同様に腐い臭いが発生します。死臭とも呼ばれる悪臭です。死臭に含まれる揮発性脂肪酸や硫黄化合物といった成分は人間にとっては悪臭でしかありませんが、ハエにとっては餌の良い匂いです。匂いに引き寄せられるようにして、無数のハエが群がってきます。

死体からウジ虫がわいている訳ではない

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群がったハエのメスは、死体を食べると共に産卵します。ハエは一生で500個程の卵を産むと言われていますが、エサの傍に産み付けることで多くの子供を残せると知っているのか、1回で最大150個程の卵を産み付けます。

卵は産卵から1日経たない内にふ化して、7日程でウジ虫へと成長します。ウジ虫はサナギになるために大量の栄養を摂取する必要がありますので、死体の内部まで貧欲に食べ進めていきます。腐った死体からウジ虫がわいているように思われがちですが、実際にはそうではありません。

半年程で死体はミイラのようになる

野ざらしにされた死体が死臭を放つのは、意外にも数週間程しかありません。腐敗した死体は次第に皮膚が乾燥していき、目玉が失われて、まるでミイラのような姿へと変わります。この頃になれば死臭を放つことはなくなって、顔を判別することもできなくなります。

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