船の道、と呼ばれる部分で他よりも深めに掘られています。魚が餌を狙って集まりやすいので防波堤の先には釣り人が多く集います。人気のある所なので、沖釣りする場合は早めに行って場所取りしておきましょう。
そのポイントで釣れる魚①アコウ、カサゴ、アイナメ
波の荒い岩礁帯を住処にしている魚で、マズメ時が狙いどきです。アコウに至っては高級魚とも呼ばれ昼間はほとんど岩の奥に潜んで釣れません。少し強めの胴突仕掛けで狙うと良いでしょう。ロッドの先端にケミホタルを取り付けると、アタリも分かりやすくなります。
おすすめ仕掛け:OWNER(オーナー) 仕掛け 胴突イシモチ・アイナメ 3本
- 主な対応魚種:イシモチ アイナメ
- 鈎本数:3本 / 使用鈎:ケン付セイゴ
- 号数:13号 / ハリス号数:3号 / 幹糸号数:6号
- 全長:1.1m
そのポイントで釣れる魚②アナゴ
夜に釣りをすると、寿司ネタでも人気のアナゴを狙うことができます。日没から午後9時位はピーク時です。中通しオモリ式のもので、セットで売られているものがあるのでそちらで釣ると簡単です。
おすすめ仕掛け:がまかつ(Gamakatsu) ウナギ・アナゴ遊動仕掛 UN605
- 号数:12
- ハリス:4
- 入本数:1
うなぎやアナゴが餌を加えて仕掛けを引っ張ってもオモリの抵抗を感じにくく、アタリも明確に反応します。
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釣りのポイントを紹介⑦潮の間
海の水温や、流れ方、塩分の濃さなどが異なり、その塊通しがぶつかると潮目と呼ばれる所が生まれます。この潮目めがけてキャストすると、魚が釣れやすいと言われていてオススメの場所です。
潮の間は餌がたまる
潮目では、海底にあるプランクトンがふわりと巻き上げられるので、小魚やそれを狙う大型の回遊魚が集まります。また、海流が激しいので、酸素濃度が増加し、魚の活性が上がっているので釣れやすくなっています。
潮目の見分け方
海の色が異なる場所、風で波立っている場所、泡立っていたりしていたら潮目です。筋のように細長く横に伸びていて分かりやすく、海に行くとよく見る光景です。
そのポイントで釣れる魚:ハマチ、ブリ、マダイ
普段は船釣りで釣れるような大型魚も釣れる事があります。使用する仕掛は、カゴ釣りが良いでしょう。沖を攻めるために作られた磯釣り用の仕掛けです。非自立型の軽いウキが良くナイロンカゴをつけて着水と同時に撒き餌が溢れるようにします。
おすすめ仕掛け:SANNA(サンナー) ニュー白ナイロンカゴ 2P
プロも御用達の釣具総合ブランド、SANNA(サンナー)の商品で、中に入れたコマセも着水するとポロポロと効率的に落ちます。
釣りのポイントを紹介⑧海底の障害物
ゴカイ、エビや貝などが住み着きやすい海底の障害物周りもポイントです。とはいえ、どの部分に障害物があるのかパッと見分かりにくいと思うので見分けかたをご紹介します。
海底は魚の餌となる生き物の住処
仕掛けをキャスト出来る場所に潮流があり、海溝などがある場所はプランクトンや小魚がたまり、それを狙う魚が集います。魚の警戒心が薄れていて、良型のものが釣れやすいです。
潮筋や溝の見分け方
経験を積めば一目でわかるようになりますが、波が相殺されるような感じで他の場所よりわずかにかがみに近いように波が立たなく潮が吸い込まれているような所です。偏光グラスは実釣面でも必須アイテムです。
そのポイントで釣れる魚:チヌ・グレ・バリ・イサキ
普段は海底に身を潜めていますが、エサが流れてくると浅い場所まで補食しに浮上してきます。50cmオーバーのものが釣れることもあります。仕掛けはウキフカセ釣りのものを使用すると良いです。
おすすめ仕掛け:フカセ釣り浮きセット
さらし泡の上にウキを確認しながら、水中での重さで安定性をはかれるので、初心者でも安心なセット商品です。
釣りのポイントを紹介⑨岩の周り
藻が生えたような岩の周りも魚が好んで潜んでいます。岩場で釣りをする場合は、足場に十分気をつけて楽しみましょう。
岩の周りは藻が生える
海藻は海のゆりかごとも呼ばれ、エビやカニなどの甲殻類、小魚が生活するための最適な場所です。根魚は警戒心が強く滅多に住処を離れることはありません。
岩の周りに藻が生えているならほぼ確定
海藻の側辺りは魚が潜んでいます。常に藻が付いている岩場の影は狙い目となるでしょう。
そのポイントで釣れる魚①グレ(メジナ)
グレは非常に遊泳能力の高い魚で、パワフルな釣りを楽しめます。特に障害物付近に逃げ込もうとし少しでもタナや撒き餌が合っていないとエサを喰いつかない非常に賢い魚です。仕掛けはこちらもウキフカセ釣りが良いでしょう。
おすすめ仕掛け:アウラ ベーシックグレ タイプ1イエロー 中通しウキ
- 前アタリが読める!
- NEWアシトスカラーを採用した 高性能どんぐり ウキ
- 外径×全長(mm) φ22mm×33
- 穴径 2mm
- 上下リング
そのポイントで釣れる魚②イシダイ
味覚が非常にグルメなため、エサにはサザエやウニなどの高級海産物が用いられることもあります。磯釣りの王者です。トップクラスの強烈な引きでロマンあふれる釣りを味わえます。仕掛けは投げ込み釣りが良いでしょう。
おすすめ仕掛け:OWNER(オーナー) 遠投石鯛ワイヤー仕掛 16号
- 号数:16号
- ワイヤー:#38 1×7
柔軟なステンレスワイヤーを使用しスムーズな食い込みを実現したイシダイ専用の仕掛けです。
釣りのポイントを紹介⑩ヨブ
海底がデコボコの起伏状になったところも魚が集まる絶好の場所です。見分け方や狙える魚をご紹介します。
ヨブとは波の動きでできた盛り上がり
砂底の海底に潮流や波によって出来た起伏です。なにもない場所より波のうねりでできたヨブは魚が好みます。餌も豊富で身を潜めやすく、魚の通り道になっていたり、生息場所にピッタリです。
ヨブの見分け方
波の立ち方で探します。早く沖のほうで波が立ち上がる場所はその部分が浅い=ヨブと判断できます。べた凪のときは目で確認することは難しいので、仕掛けを投入して海底を這わせる様にゆっくり巻いてくると重くなる所がヨブです。
そのポイントで釣れる魚:ヒラメ、マゴチ
どちらも海底の砂泥に腹をつけて生息します。砂や泥の色と似た体色で砂に埋もれるように姿を隠し、気づかず近づいてきた小魚を捕食する生態です。9~11月がベストシーズンで美味な高級魚として知られています。オススメの仕掛けはワーム+ジグヘッド。ミノーなどのルアーよりも沈みが早いため水深がある場合でもボトム付近を攻めることができます。
おすすめ仕掛け:DUO(デュオ) ワーム ビーチウォーカー ハウル 27g
- ヘッド重量:27g
- 【カラー】ジグヘッド:ヒラメゴールド/ ワーム:ヒラメゴールドG【カラー】ジグヘッド:
- フック:#5
ヘッドとシャッドを組み合わせフックもセット。パッケージから取り出してそのまま使用できます。
自分だけの釣りの穴場ポイントを見つけよう
よく釣れそうな場所には、人がいつも居る、一人で落ち着いて釣りをしたいという方は自分だけの穴場を探してみると良いでしょう。探し方をご紹介します。
釣れそうなポイントで分析しよう
人がたくさん集う周辺には、見逃されるようなところが存在していることが多いです。怪しいと思ったら実際に糸を垂らしてみて潮の流れ、時間帯、ベイトなどを徹底的に分析してそれにあった仕掛けを用意しましょう。
釣りのポイントに行く前に注意
釣りに行く際は、必ず目的とする所で今の時期何がピークなのか、ある程度情報収集して臨むのが良いです。注意すべき点をご紹介します。
釣り人や釣具店で情報を仕入れよう
近所の堤防に行ってみて実際に釣りをしている人にシーズンの魚を聞いてみましょう。また釣り具を買いに行った際に、どこが盛んなのか聞き込みするのも良いです。
そもそも釣りをしてもいい場所なのか調べておこう
釣りに行く場所が見つかったら、その釣り場についてさらに詳しく調べておきましょう。時間帯や場所によって釣り禁止になるところもあります。また、トイレの有無や、車を止められる場所があるかなど、事前に下見してみましょう。
釣りのポイントを見極めよう!
同じ海でも場所によって釣れる魚や仕掛けが変わります。何をターゲットとするのか、または今は何が釣れているのか目的に合わせて、ポイントや仕掛けを選び、魚をたくさん釣りましょう!