釣りのポイントを探ろう
魚をたくさん釣るためにどこがいいのか、また同じ場所でも潮の流れ方によって、釣果は様々です。狙い目を知ると、どのような利点があるのかご紹介します。
釣りのポイントは効率の良い釣りの基礎
まず、仕掛けた魚が普段通りに餌に食いつかなければ始まりません。その魚が普段生活していて警戒心があまり持たずに泳ぐ環境を知ることが、効率よく釣るためのコツといえます。
釣りのポイントを紹介!
とりあえず堤防に着いたはいいが、どこに竿を下ろしたらわからない、とにかくここで良いか。という感じだと、うまく魚が釣れにくいです。きちんと魚の気持ちになってどの場所が落ち着くか、餌がたまりやすいかを見定めてましょう。海釣り初心者向けの記事もあるのでそちらも参考にしてみてください。
釣りのポイントを紹介①エサや仕掛けが落ちている場所
一番わかりやすいのは、餌や仕掛けがある、撒き餌がこびりついている所があればお勧めです。その理由をご紹介します。
エサや仕掛けは誰かが釣りをした証拠
地元のベテラン釣り師さんであれば、スポットを熟知しています。そんな方が釣りをした場所の証拠として、よく付近に餌が落ちたままだったり、切れた仕掛けがあります。そこがよく釣れるところだと考えて良いです。
仕掛けやエサで判断しよう
ちぎれたハリや餌が落ちていた場合はそれで何が釣れるか大体判断できます。同じものでいざ、トライしてみましょう。
そのポイントで釣れる魚:アジやイワシ、サバ
撒き餌が落ちていた場合は、その場でサビキ釣りをしていた可能性があります。その時期に周回しているような魚がよく釣れます。コマセで魚を寄せつけてサビキと呼ばれる疑似針に食わせる釣法です。
おすすめ仕掛け:ささめ針(SASAME) ボウズのがれ サビキ下カゴ式
- 全長:1.7m
- 仕様:6本鈎×1セット
- 上鈎:小アジ丸軸6号 ハリス:1号
- 下鈎:カラーチヌ3号 ハリス:3号
釣りのポイントを紹介②墨や血の跡がある場所
堤防に行った時に、黒い墨や血が残っていた場合、お勧めの場所となります。どんな魚をターゲットにすれば良いかご紹介します。
墨や血は釣りをした直後の可能性あり!
墨や血の跡があるということは、その場で何らかの魚が釣れている証拠です。釣り上げた際に魚が吐き出したもの、締める時に血が出たものと考えられます。
痕跡が濡れていたら釣れたばかり
本来であれば、墨や血も時間が経ち雨などで自然に消えてしまいます。つまり残っているということはつい最近その場で釣り上げた証拠になります。
そのポイントで釣れる魚①イカ
ご存知の通り警戒すると真っ黒なスミを出して攻撃します。黒いスミがある場合はイカが釣れた証拠。エギングで狙うと春は大型のもの、秋は小型のイカが数釣りできます。エギは3.5号のものを基準とし前後のものを持っていくと便利です。
おすすめ仕掛け:ヤマシタ(YAMASHITA) エギ エギ王 Q LIVE
- タイプ:ディープ
- 使用可能な釣法:イカ釣りエギング
- 重量:22.5g / サイズ:3.5号
- 全長(針ヌキ):105mm
そのポイントで釣れる魚②スズキ、チヌ
鮮度を保つために、血を抜いてその場で締めることが多い魚です。血が付いている場合は、この魚を狙うポイントに最適といえる証拠になります。仕掛けはズボ釣りが良いでしょう。複数のタックルを堤防に並べてそれぞれ狙う水深を変えて釣る釣法で効率的に釣ることができます。
第一精工 バンノー竿受
- 重量600g
- 全長770mm
- 仕舞込寸法450mm
- 2本継
釣りのポイントを紹介③イガイが付いている場所
コンクリートと海面のギリギリを見てみると、黒い小さい貝がたくさん付いている所があります。そんなスポットもお勧めです。
イガイは餌の宝庫!
黒い貝の正体はイガイです。小さなベイトから大きめの魚まで集まります。貝にはゴカイやエビが住みついているのでこびりついている所には確実に魚が住んでいることでしょう。
イガイのいる場所は潮が良く当たる場所
潮が当たる一定の所には沢山こびりついています。ただ、この足場が悪い所も多いので釣りをする時は十分に注意を払いましょう。薄暗い時にする場合は必ず昼間足場をチェックするようにしてください。
そのポイントで釣れる魚:チヌ
落とし込み釣りも良いでしょう。堤防を歩き回り、淵に仕掛けを垂らしながら魚を探します。その場にあるイガイを少しとって、針の先につければ良いので餌代もかかりません。コンパクトな落とし込み専用のロッドもあります。
おすすめロッド:プロマリン(PRO MARINE) ロッド レジェンダー豪腕石鯛500MH
- 規格:500MH
- 並継
- 全長m:5.00
- 継数:4
- 仕舞寸法cm:136
- 自重g:560
釣りのポイントを紹介④テトラポッド
整備されている堤防ではテトラポットがあります。影になった所が沢山あり、魚が身を隠すには最適な場所です。
テトラポッドは魚の住処
テトラポットなどの構造物には、フナムシ、カニやエビなどの餌が住んでいるのが多いです。覗き込むだけで魚が餌を捕食しにじっと潜んでいることもあるでしょう。
テトラで釣るときは足元に気を付けよう
足場が不安定なところが多いので、海に落ちないように気をつけましょう。また、魚が釣れた時に、テトラの陰に逃げ込んでしまうことがあるので、しっかり竿を構えて釣りましょう。
そのポイントで釣れる魚:メバルやカサゴ、アイナメ
テトラポットでは、根魚がよく釣れます。50cmを超える大物が釣れることもあるでしょう。穴釣りで、テトラや石畳の隙間に仕掛けを落として魚を釣ると良いです。針とオモリとエサがあれば楽しむことができます。
おすすめ仕掛け:オーナー(OWNER) テトラ玉 3 B-3378
カラミ防止パイプを使うことでブラクリラインと鈎との絡みをなくし魚を狙えます。効率良くテトラの隙間を、コロコロと転がります。
釣りのポイントを紹介⑤波止めの継ぎ目
下を見ながら歩いていると堤防の継ぎ目がちょくちょくあるのを見かけます。実はその場所も魚に好まれ群がりやすいです。
波止の継ぎ目は魚が住んでいる
波止の継ぎ目はパッと見では大きな隙間がないのですが、水中の中では大きく開いていてその場所を好んでいる魚が豊富にいます。
波止の隙間は広めがベスト
上から見て狭い場所よりも広く開いたところがあれば、その場所はより魚が生息しやすい環境です。できればよく歩いて、一番あいていそうな所を探してみましょう。
そのポイントで釣れる魚:カサゴ、メバル、ソイ
特にカサゴは、同じ場所に群がりながら生息しているため隙間にもへばりついています。堤防の切れ目を狙う場合はブラクリ仕掛けをオススメします。
おすすめ仕掛け:ささめ針(SASAME) VE803 ブラクリ 4
小さな穴にも入れやすい形状です。アイナメやカサゴに効果的で、穴釣り仕掛けのベストセラー商品です。
釣りのポイントを紹介⑥防波堤の先端
同じ防波堤でも、場所によっては潮の流れがまったく違い、釣果も異なります。先端の方に人がいない場合はまずそこからトライしてみると良いです。
防波堤の先端は潮通しがいい
堤防の先端は、漁船が行き来するので、魚が泳ぐ環境に適しています。漁港内はもちろん外洋を狙うことができるので様々な魚を釣ることができます。