「奇妙」とは何か?世の中に溢れている奇妙というコトバやできごとまとめ!

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奇妙な果実について詳しく知りたい!

「奇妙な果実」と聞くと、とげとげの皮に真っ赤な中身を持つような奇抜な果物や、美味しいけれど匂いが強烈過ぎる果物などを思い浮かべますが、奇妙な果実が指すものはフルーツではなく、「黒人」のことなのです。

奇妙な果実はどんな歌詞?

果実と聞けば、木になる実を連想させるものです。「奇妙な果実」とは、木にぶら下がる”黒人の死体”を”果実”という言葉で表現したものなのです。人の死体が木にぶら下がっているという異様な状況を歌った歌詞にはどんな意味があるのでしょうか。

奇妙な果実は黒人差別を歌っている

「奇妙な果実」(きみょうなかじつ、原題:Strange Fruit)は、ビリー・ホリデイのレパートリーとして有名な、アメリカの人種差別を告発する歌である。題名や歌詞の「奇妙な果実」とは、木にぶら下がる黒人の死体のことである。「奇妙な果実」は、ニューヨーク市ブロンクス地区のユダヤ人教師エイベル・ミーアポル(英語版)によって作詞・作曲された。1930年8月、彼は新聞で二人の黒人が吊るされて死んでいる場面の写真(閲覧注意)を見て衝撃を受け、これを題材として一編の詩「苦い果実(Bitter Fruit)」を書き、「ルイス・アレン」のペンネームで共産党系の機関紙などに発表した。(引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

黒人は19世紀前半から奴隷として扱われて人種差別の対象となり、黒人に対する残酷な差別は一世紀にも及びます。「奇妙な果実」が書かれた20世紀でも黒人は日常的に白人から理不尽なリンチを受け、更には見せしめのために、黒人の死体を縛り首にして木からぶら下げられるなどの蛮行に晒されていました。

奇妙な果実は現代も残る差別問題の提起

アメリカでは、2009年に黒人初の大統領が誕生した今でも人種差別は根深く残っており、近年でも白人による黒人への非情な殺人事件は後を絶ちません。しかし、「奇妙な果実」という歌が、黒人への差別や暴力に対しての異論を唱えるきっかけとなり、差別問題に大きな影響を与えたといっても過言ではありません。

奇妙を英語で言うと?

「奇妙」を表現する英語は、”strange”や”weird”をはじめ9種類ほど挙げられます。場面や状況などに応じて使い分けられますが、一般的には「変な」「不思議な」「奇妙な」といった意味を持つ”strange”が使われることが多いです。また、「不慣れな」「未知の」といった意味でも使われています。

ジブリにも奇妙な話がある?

奇妙な話は世界各国に数多くあり、都市伝説や七不思議などいずれも現実なのか夢なのかわからないような信じられない話ばかりですが、その中でも大人の子供も楽しめるジブリにまつわる都市伝説をご紹介します。

実は死神?【となりのトトロ】

トトロというとても可愛い存在が「実は死神なのではないか」という都市伝説は有名です。理由としては、①途中からサツキとメイの影が描かれていない。②メイと書かれたお地蔵様が登場する。③ネコバスの行き先が「墓道」になっている。などがあり、亡くなった母親や娘たちの思い出に浸る父親の回想なのではないかという説もあります。

エンディングがたくさんある?【天空の城ラピュタ】

ジブリの中でも人気の高い作品ですが、エンディングが複数あるという説があります。映画館で観た方が思い出すのは、パズーとシータの二人が別れて終わるというエンディングのはずですが、金曜ロードショーで放送された際に通常版とは異なるエンディングを見たという人が続出しています。

世界の奇妙な事件と日本の奇妙な事件

実際に起こった奇妙な事件は日本だけでなく、世界各国に数多くあります。いずれも「本当に現実に起きたの?」と思わせるような小説よりも奇妙なミステリーと、あと少しで何かが分かりそうな感覚を与えるものばかりです。

世界の奇妙な事件①「幽霊船?メアリー・セレスト号」

1872年、デイ・グラシア号の船長により発見されたメアリー・セレスト号。船上に人影が見当たらず、乗組員の救命具や私物が残されたまま、調理室には並べられたばかりの朝食や淹れたての熱いお茶が残されていました。その後、乗っていたはずの船長夫妻と幼い娘、乗組員たちが姿を現すことは二度とありませんでした。

世界の奇妙な事件②「謎の電波ジャック。マックス・ヘッドルーム事件」

1987年11月22日ニュースの最中に、CGキャラ「マックス・ヘッドルーム」が突然現れました。視聴者だけでなく、番組関係者までも戸惑ったといいます。この放送事故から2時間後、別のテレビ局でドラマの放送中に再びマックス・ヘッドルームが現れます。誰が何のために行ったものなのか現在も謎のままです。

日本の奇妙な事件①「食品企業が脅迫された!グリコ・森永事件」

1984年3月、江崎グリコ社長が身代金目的に誘拐された事件を皮切りに、脅迫や放火が起こります。その後、森永製菓、ハウス食品、不二家など大手食品企業が次々と脅迫されますが、身代金を要求した犯人は一度も現金の引き渡し場所に現れず、警察庁広域重要指定事件として初めての未解決事件となりました。

日本の奇妙な事件②「倒木を積み上げたサイン。SOS遭難事件」

1989年7月24日遭難者を捜索していたヘリコプターが、倒木を積み上げて造られたSOSという文字を発見。調査した結果、人骨の破片とSOSと叫ぶ若い男の声が記録されたカセットテープが発見されます。1984年頃に遭難した男性と特定されますが、なぜカセットテープにSOSと叫び声を残したのかなど疑問が残されています。

奇妙なサーカスについて

サーカスといえば、空中ブランコやつな渡り、猛獣のショーなどエンターテインメントの集団です。日本では木下大サーカスやキグレサーカスなどが人気ですね。しかし、「奇妙なサーカス」が指すものは誰もが知っているサーカス団はありません。「Strange Circus 奇妙なサーカス」という、2005年に製作された映画なのです。

奇妙なサーカスとはどんなサーカス?

実の両親から性的な暴力を受ける小学生の女の子が、娘への嫉妬から加虐的になっていく母親と心が一体化していくという不思議な小説を書く車椅子の作家・妙子。妙子の作品は彼女の自伝なのか否か、現代でも問題になっている児童虐待、近親相姦や身体改造など、過激な題材で背徳的な世界を描いたミステリー作品です。

ロアの奇妙な伝説について知ろう!

「ロア」とは伝承のことを指します。スリラー作家アーロン・マーンケが語っていた、中世ヨーロッパを恐怖で震え上がらせた吸血鬼や狼人間、人さらいなどのホラー伝説の裏に隠された真実を実写化したドキュメンタリータッチの作品です。

ロアの奇妙な伝説とは?

誰もが知っている伝説でいうと、①「ドラキュラ」は、結核がもとに起きた迷信が元である説。②”狼”を信仰していた村で、人々が狼化し凶暴な「人狼」となるが、キリスト教に改宗させるための作り話である説。③「赤ずきん」は、異性が危険な存在であるということを少女や女性に伝え教えるための口承だった説。などがあります。

世にも奇妙な自販機ってどんな自販機か?

最近、色んな面白い企画を用意している世にも奇妙な物語ですが、今回は何が起こるのかと気になっていた方も多いはず。2017年の秋、人で賑わう渋谷に突如奇妙な自動販売機が出現して話題となりました。

世にも奇妙な自販機について

真っ黒な自販機に、無地の黒い缶がひとつだけ販売されており、「かおり」「こく」「にがみ」の3つのボタンが設置されています。自動販売機といえばもちろん年中無休24時間営業ですが、世にも奇妙な自販機には平日の夜は21時までという稼働時間があります。

世にも奇妙な自販機で買うとどうなる?

ボタンを押すと、液晶部分に不気味な穴に手を入れるよう指示がでます。手をいれると何か起こるようなのでご注意を。また、何が当たるか不明の抽選番号が書かれたレシートが出てきます。レシートには「抽選番号」「特設サイトQRコード」「放送時間」が記載されているので無くさないようにしてください。

奇妙・奇天烈・摩訶不思議って誰の言葉?

「奇妙・奇天烈・摩訶不思議」をリズミカルに言ってみてください。20代後半以上の方であれば、ある一定のリズムが奏でられるはずです。どこかで聞いたことがあるこの言葉、誰の言葉でしょうか。

奇妙・奇天烈・摩訶不思議はドラえもんの歌!

「ドラえもん」のテーマ曲で、大山のぶ代さんが歌っているのがこの「ぼくドラえもん」という曲です。キミョウ キテレツ マカフシギキソウテンガイ シシャゴニュウデマエ ジンソク ラクガキ ムヨウと続きますが、作詞は原作者本人で、語呂のいい単語を何となく並べただけのようです。

奇妙奇天烈なアニメ「キテレツ大百科」

子供にも大人気

発明が大好きな小学生が、先祖が残した発明道具を書き記したとされる『奇天烈大百科』を元にロボット・コロ助を作り上げ、その後も様々な発明道具を作っていくサイエンス・フィクション作品です。 現実ではあり得ない奇妙な発明道具が多く登場しますが、ギャグ要素が強いため子供と一緒に楽しく見ることができます。

被災地で起きた不思議な話

平成30年を振り返ると被害の深刻な震災が多くありました。2004年10月に起きた新潟県中越地震で、車ごと土砂崩れに巻き込まれ、4日後に無事救出された男の子の話を覚えている方も多いはずです。

男の子を励まし続けた母の愛

  1. 男の子が救出された際、「お母さんと一緒で、ずっと励ましてくれたから怖くなかったよ」「お母さんが歌を歌ってくれてたんだよ」と話したといいます。ですが、車に同乗していた母親は状況から考えても、即死状態でした。 説明のしがたい話ではありますが、約92時間もの間、男の子が生き続ける力になったのは、我が子を思う”母の愛”だったのかもしれません。

奇妙というワードは日本中で数多く使われていた!

日本語でも英語でも、「奇妙」というたった二文字の単語に秘められた意味は数知れず、怖いものから感動するものまで様々な場面で使われていることがわかります。今後、自分が遭遇した何としても理解しがたい不可解な現象を人に伝える際には、「奇妙」というワードが力強い味方となってくれることでしょう。