生首丸ごとのホルマリン漬けです。非常にインパクトがありますが写真はもちろん作ったものです。でも実は実際に本物が存在します!この章ではおぞましい生首についてのご紹介です。
ホルマリン漬けの生首
この生首はポルトガルのリスボン大学医学部に176年間保存されているものです。そしてこの生首の主は当時の凶悪犯で3年たらずで70名以上殺害を繰り返し1841年に死刑になり、その後研究用にホルマリン漬けにされました。凶悪犯のもつ頭蓋骨の形状を調べることで凶悪犯の性質や犯罪傾向が読み取れるのだとか。
ホルマリン漬けの生首は保存状態が良すぎる
それにしても生々し過ぎます。176年です。濁りのないうつろな目つきがとてもリアルです。ホルマリンという薬品がいかに強力かということがわかりますね。日本にも死刑執行された有名な凶悪犯はかつていましたが、もしかするとこんな風にホルマリン漬けにされて瓶の中で存在している可能性も無きにしも在らずですね。
本物のホルマリン漬けを見にいこう!
ホルマリン漬けに興味がでてきましたか?決して恐い物見たさだけでなく、ホルマリン漬けの背景にこそ興味深い事柄が隠れていることをこれまで解説してきましたが、公の場で本物が所蔵されている場所をこれからご紹介しますので足を運んでみませんか?
本物が見れる場所【国内編】 目黒寄生虫館
学生も学習に訪れる有名なところです。そして意外にも休日にはデートで訪れるカップルも多いのだとか。寄生虫に関して専門に扱う貴重な研究博物館です。二階建てで一階は300点以上の寄生虫の標本展示がしてあり相当見ごたえがありそうです。二階は人体に関わる寄生虫についての展示があり、レアスポットとしてメディアでも注目されています。
開館情報
- 正式名称:公益財団法人目黒寄生虫館
- 住所:東京都目黒区下目黒4-1-1
- 開館時間:10:00~17:00
- 休館日:月曜日、火曜日※祝日の場合開館、直近の平日に振替休館
- 公式サイト:https://www.kiseichu.org/
イベント展示やミュージアムショップも常設されており、なんと写真撮影もOKですのでお気軽にお立ち寄りください!
本物が見れる場所【海外編】 シリラート死体博物館(タイ・バンコク)
なんと!微笑みの国タイにこのような博物館が存在します。タイ好きの間でもきっと知る人ぞ知るレアスポットであること間違いなしですね。こちらは主に人間です、人体、胎児、人骨、内臓、ミイラまで!しかも本物です。それもそのはず、この博物館は病院内にあり、主な来館者は医学生や医療関係者になりおそらく観光で訪れるのは日本人くらいではないでしょうか?
とにかく点数といい内容といい見ごたえ十分です。微笑みの国タイでこんなシュールなスポットがあったとはアジア好きでなくてもわざわざ訪れる日本人も少なくないでしょう。
開館情報
- 正式名称:Siriraj Medical Museum
- 住所:2 Prannok Rd. Bangkoknoi Bangkok 10700(チャオプラヤー川対岸トンプリー地区シリラート病院内)
- 開館時間:9:00~16:00(12:00~13:00は昼休み)
- 休館日:日曜日 年末年始 祝祭日
- 紹介旅行サイト:バンコクナビ
今流行りのハーバリウムはホルマリン漬けの進化形!?
ドライフラワーやプリザーブドフラワーに共通する要素はホルマリン漬けにも通じるそのままの姿で保存することです。そしてドライフラワーらは日に当たると徐々に色あせもでてきますが、それをオイルの瓶詰にすれば色あせも防げるとばかりに生まれたハーバリウムは見た目もホルマリン漬けそのものですね。