うなぎは絶滅危惧種?現状と完全養殖化、噂の絶滅キャンペーンまで解説

絶滅に向かっていると考える一方、絶滅は嘘と考えている人達もいます。稚魚の漁獲量をみると、実は年々減少しているわけではなく、その年によって増えたり減ったりしています。そのような理由もあり、数が減っているわけではなく、単に海流の影響で幼魚の接岸場所がズレているだけだとも考えられています。

うなぎが絶滅するとどうなるのか

絶滅するとどうなるのでしょうか?単純に考えてうなぎ料理である、ひつまぶしやうな重、うな丼が作れなくなります。そうなるとうなぎ専門店が必然的に無くなることになります。また、有名な浜松のうなぎパイにはうなぎの骨粉が入っているため、絶滅すると今までの風味や味が変わってきてしまいます。

うなぎと絶滅危惧種④土用の丑の日について

土用の丑の日はスーパーにこれでもかというほど並び、皆さん買って帰り食卓で食べられると思います。では、なぜ土用の丑の日はうなぎを食べる日になったのでしょうか?その起源などを詳しく説明していきたいと思います。

土用の丑の日の起源

実は土用の丑の日の起源には様々な説があります。その中からいくつか紹介していきます。①江戸時代の蘭学者が知人のうなぎ屋のために、本日、土用の丑の日と書いた張り紙をしたところ大繁盛した。②ある人がうなぎ屋に頼まれ、土用の丑の日にを食べたら、病気にならないという狂歌を作って宣伝した。などが説としてあります。

土用の丑の日にうなぎを食べない動きが進んでいる

土用の丑の日にうなぎを食べない人が増えています。理由は価格の高騰でなかなか購入できないや、単に好きでないなどあります。それでは土用の丑の日に何を食べるかというと、「う」の付く食べ物を食べます。「う」の付くものを食べると病気にならないとの言い伝えがあることから、うなぎ以外の「う」の付く食べ物を食べる人もいます。

うなぎと絶滅危惧種⑤完全養殖について

天然モノか稚魚を成長させる養殖モノの2つがあります。しかし、ここ最近では完全養殖の技術も進歩してきて、実用化も目前となっています。ここからは、そんな完全養殖について詳しく解説していきたいと思います。

完全養殖とは

稚魚を育てて産卵させ、人工孵化させた幼生のレプトケファルスのから稚魚に育て、成魚まで成長させることです。幼生から稚魚に育てるのが難しく、どう生存率を上げるかが課題となっています。民間業者が参加して実験も行われており、今後の為に有益な情報が得られるとされています。

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