ヤツメウナギの吸血口が怖すぎる!栄養豊富なので蒲焼でどうぞ

見た目はウナギに見えますが分類学上実は「魚類」ですらなく、「円口類」と言われる分類に属しており、お仲間はヌタウナギのみです、「脊椎動物」としても「生きた化石」と呼ばれるほど原始的で希少な種類です。

意外!肉を食べない幼生時代、何を食べるの?

肉食のイメージが強いヤツメウナギですが、幼生の頃は「珪藻」つまり藻類が主食です、その他砂のなかの有機物もろ過して摂取するため、もし自宅で飼育するなら金魚などを一緒に飼育し、糞やえさの食べかすが残るようにしておくとより良いといわれています。

恐怖!成体になると・・・・

顎のない円形の口に無数に生えた牙で、サーモンなどの大型魚類に吸い付き、穴をあけて内蔵を「吸出し」て食べてしまいます、吸い付かれたからと言って即死するほどではないということですが、ダメージが蓄積されたり、傷が治らず衰弱死してしまうため、世界中で被害も起きています。

地球上でのヤツメウナギの分布と生息地

驚異の生命力

滋養強壮によいといわれ栄養剤の材料にも使われるヤツメウナギ、非常に強い生命力と環境適応能力をもっており、世界中に分布しています、例えば切られて皮をむかれた程度では止まりません、切り身になってもピクピク動くこともあるようです、少しグロテスクな映像ですがそれがこちら。

何処に生息しているの

冒頭と重複しますが世界中の比較的寒冷な地域であればどこにでも生息しています、淡水を主としていますが「ウミヤツメ」という種類もいることから、わかるように海水や汽水域に適応している種類も存在します。世界中に料理方が存在することからもわかるように、栄養満点な食料として愛される一方、漁業関係者にとっては、生態系を崩し漁獲高に大きな被害を与える原因でもあり地域によっては、その深刻な被害から駆除や繁殖を抑制する対策が取られています。

ヤツメウナギによる被害と対策

漁業的被害

代表例として調べていくと、米国の5大湖のうちの一つエリー湖に1830年頃に外来種として「ウミヤツメ」が侵入したことを切っ掛けに、五大湖での大量繁殖が始まり、元からいた魚類に多大な被害をもたらしています、YouTubeには下記のような巨大ヤツメの捕獲動画まで上げられており、その被害の深刻さがうかがい知れます。

日本におけるヤツメウナギについての概要

NEXT 日本に生息しているヤツメウナギの種類は?