実際に設営している動画を確認しながらやるとうまくいくかと思います。動画内で扱っているのは正確に言うと似ているアイテムなのですが、ポールを立てるところから同じ手順なので真似しても大丈夫です。ロープと裾の固定は、順番が前後しても問題ありません。しわができなように調節し、時には指し直しをするのがコツとなります。
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パップテント定番の自作改造はファスナー加工
素人でもできる加工であると便利な機能を追加できます。自力でやる場合はミシンを使い少し大変な作業が必要となります。自身がない場合は外部のプロに注文することで代わりに取り付けてもらえます。もちろんその分のコストがかかってしまうので、自力でできる場合は自力の方が経済的ではあります。
キャノピーをファスナー開閉可能に
取り付ける部分は前面の入口の部分で、跳ね上げてタープのようにして使いたいと考えている方におすすめです。使うときはファスナーを外し就寝時などには降ろして締めるという使い方をします。隙間ができないので光や雨が侵入してくるのを防ぐことができ、また風で内側に靡くということもなくなります。
改造工程を動画で見てみよう
実際に加工を手作業で行っている動画で、同じようにしてやれば問題ありませんが難しい場合はプロに頼むこともできます。テントを扱っている業者などに問い合わせて依頼をすることができ、裁断から縫製まで行ってくれます。自力で行う場合は生地が厚いのでミシン作業を丁寧に行うことがコツとなります。
雨対策におすすめな加工
元から多少の防水性能はありますが、あくまで素材によるもので水を含むことにより弾くという性質からきているものです。そのため水を受けた後は重量が重くなったり、乾燥させないとカビが発生しやすかったりと欠点も存在します。加工することでそれらの欠点をカバーできるので、コストはかかりますがおすすめです。
加工方法
方法は市販されている液体やスプレーを塗るだけの簡単な作業で済みます。塗るときにはハケやローラーなどを使うと塗りすぎてしまうため、スプレーの方がおすすめです。種類は2つあり1つめは、価格が安く効果の持続時間も長い経済的なシリコン系で、水を通しにくい性質をもちますがそれと同時に通気性も失われてしまうという欠点もあります。
2つめは価格が少し高く持続する時間も短めですが、通気性を損なうことなく水を防ぐことができるフッ素系になります。種類によって効果の持続時間や価格の違いがあったり、通気性が失われる可能性があることを考慮しつつ自分に合ったものを選ぶと良いです。
セットで使いたいアイテム
底面がないという欠点をカバーするために、一緒に使うのにおすすめなアイテムをいくつかご紹介していきます。高さが1mほどなので、その点を考慮して選ぶと失敗しないかと思います。また幅にも制限があるので自分の持っているテントに合わせて選びましょう。
起きてる時に便利なアイテム
昼間などに活動する際にはイスとシートがおすすめです。イスがいいという方はアウトドアで活躍するローチェアの中でサイズの小さめのものがおすすめです。シートが良いという場合は地面からの湿気を遮ってくれるグランドシートや、コストを抑えたい場合はレジャーシートなどでも代用できます。
大きいサイズの方が内側全体を覆えて、荷物を置いたり横になることもできるので便利です。もちろん併用もおすすめで、荷物をシートの上に置き自分はイスを使用するというスタイルも快適に過ごせます。
寝るときに便利なアイテム
就寝するときにあると便利なアイテムとしてコットがおすすめです。高さがあると窮屈に感じるためローコットなどが適していて、選ぶ際には幅を測ってからにしないとポールの間に納まらない場合もあるため注意しましょう。
パップテントのキャンプスタイルチェック
実際に使用している様子を写真と一緒に見ていきましょう。この後ご紹介する例以外にも場所や使い方は様々なので、写真を参考にし自分流にアレンジしてみたり色々なスタイルを試して自分に一番合ったものを見つけましょう。
雪の中でも活躍
雪の中でも使うことができますが、写真のように床用にシートを設けると防寒にもなるのでおすすめです。シートがない場合、積もった雪が剥き出しの空間で寝ることになりますし荷物を置くこともできないため必須と言っても過言ではありません。
おしゃれにお座敷スタイル
大き目のシートで屋根が広がっている辺りの地面まで覆うスタイル。使うアイテムを囲むように置くことで中心に座っているだけで全ての物に手が届きます。小物が並んでいる様子や派手なシートがおしゃれで映えます。
バイクツーリングでも安心の大きさ
意外と小さくまとまるのでバイクで移動する際も安心です。写真のように森では木の棒を現地で調達することができ代用が可能なので、ポール分の軽量化が図れます。バイクのように重量やサイズを抑えたいという時は場所を森などにするのも良いです。
手軽にパップテント体験!アウトドアメーカー「パップ風」テント
希少なため高価であったり中古に抵抗があったりと、なかなか手を出せないという方もいるかと思います。そんな方におすすめなのが似た造りをしている製品で、いくつかのメーカーから販売されています。それぞれ本物よりも機能が拡張されているものが多く、加工する必要がなかったりと便利な点も多いのでおすすめです。
おすすめパップ風テント①tent-Mark DESIGNS/炎幕
性質や使い勝手などがほとんど同じで、素材も同じものが使われているため、火に強い性質や重いといった性質もあります。生地が1枚の大きなシートであるという違いがあり、組み立てる際に繋げる手間を省けるメリットがありますが、羽織って使用するという使い方ができないデメリットがあります。
入口を展開するためのポールや、展開したままでも寝室を覆える通気性の良いインナーなどが別売のアクセサリーとして存在します。また本体と一緒に下に敷くシートも付属しているため別で用意する必要がないというメリットもあります。
加工する必要がない
始めから入口の部分にファスナーが付いているため、後から注文や自力で付ける必要がありません。雨などに対しては本物と同じように多少は防ぐことができますが加工したほうがより防ぐことができます。
商品スペック
- サイズ:本体330cm×190cm×高さ130cm シート187cm×93cm×高さ10cm
- 重量:5.6㎏
- 素材:コットン
おすすめパップ風テント②DD SuperLight A-Frame Tent Aフレーム テント パップテント
形は似ていますが性質や使い勝手は少し異なります。素材にはナイロンが用いられているため軽量ですが火に対しては弱いです。そのため本物のように近くで火を扱うことはできませんが、持ち運びの性能は高いです。
アクセサリーでさらに快適に
こちらの製品もアクセサリーがあり、キャノピーを支えるためのポールと、内側に置くことで虫などから守り通気性のある寝床を作れるインナーがそれぞれ別で売られています。インナーを合わせて使ことで、正面だけでなくサイドからでも出入りができる快適な空間を作ることができます。
商品スペック
- サイズ:345cm×150cm×高さ115cm
- 収納サイズ:29cm×14cm×6cm
- 重量:730g
- 素材:ナイロン
おすすめパップ風テント③D.O.D パップフーテント
こちらは2019年3/14日の現時点では販売が終了していますが、後継モデルが2019年の秋ごろに発売予定となっています。終了しているモデルの特徴としては、火にも強く防水性能や軽量化がされている点と、タープ部分の屋根が広いという点が挙げられます。後継モデルでは更に進化すると予想できるためおすすめです。
パップテントで野性味あふれるワイルドキャンプを!
テントとしては最新のものに対して劣る部分もありますが、加工や他のアイテムとの組み合わせで十分快適な活動を送ることができます。見た目や希少性などで周りと差をつけることができたり火を近くで扱えたりとパップテントならではの良さもあります。複数人で使うのは難しいですが、タープを別に用意する必要がないという点でソロの方にはおすすめなアイテムです。購入が難しいという方は似ている製品も存在するので、そちらも検討しつつぜひ試してみてください!