では、青い毛を持つ動物は存在するのでしょうか。同じ猫科の猫には青い毛と呼ばれる猫がいます。ロシアンブルーと呼ばれる品種は青い猫「ブルーキャット」と呼ばれ親しまれてします。画像を見ていただけて分かる通り真っ青ではなく青みがかったグレーという表現がピッタリきます。
結論|シルバーであれば青い毛色は可能
このように自然界でも真っ青ということではないにしろ青っぽいということなら充分可能性はあります。日本語でも青いという色は緑っぽいものから青銅と呼ばれるような色まで広がりがあります。青く銀色のトラがいるなんて美しいの一言ですね。
美しいマルタタイガーの画像集
ここで想像される姿を描いた美しい画像を一挙に紹介します。残念ながら本物の姿はまだ写真に撮られたことはありませんが、青い毛がそよがせながら暮らしている美しく誇り高いトラの姿を想像してみることはできます。
ちょっと青すぎるかな?という気もしますが、まさにこれなら文句なく青いトラの名に恥じない染まりっぷりですね。青というよりは水色に近いかもしれません。こんなトラがいたらかなり目立ちますね。
ネットに出回っていて美しいのはこのツイートで紹介されている3枚の画像です。草むらに潜む姿はまるで本物のようですね。きっと実在したら彼らははこのような姿で暮らしているのでしょう。ふわっとした毛並みは柔らかそうで子供のトラなら可愛さもありそうですね。
他にもいる!超珍しいとレアなトラたち
トラという種族全体でみても実は全滅の危機にさらされている種族です。動物園では見ることができても自然界ではなかなか見ることのできない種類もいます。地球規模で見ても貴重となりつつある種類のトラを見ていきましょう。
ゴールデンタビータイガー
世界でおよそ30頭程度しか存在しない貴重なトラです。別名「ストロベリータイガー」とも呼ばれています。その模様の美しさも讃えられています。2019年3月現在、栃木県の那須サファリパークに「ボルタくん」というゴールデンタビータイガーがいます。
ホワイトタイガー(アムールトラ)
アルビノ種と呼ばれる色素の遺伝子が薄いタイプの個体です。元々はベンガルトラのアルビノ体をアムールトラと交配したものが今世界中の動物園で飼育しています。日本でも見ることができる動物園があります。
スマトラトラ
インドネシアのスマトラ島の熱帯雨林の中に住んでいるトラです。世界中で大体400頭から600頭今も生きていることが分かっています。ベンガルトラよりひと回り小さく、縞の間隔が狭いのが特徴です。
絶滅したトラたち
トラたちの中にはすでに絶滅してしまった種類もいます。ジャワトラ・バリトラ・カスピトラの3種です。熱帯雨林の減少にともなって段々と数が減っていき、残念ながら今ではもう見ることのできない種類となってしまいました。
代表的なトラの亜種
では、他にもいる一般的なトラの亜種についてもまとめて見たいと思います。動物園で日本でも見られるトラややはり絶滅危惧種として指定されている亜種などがいます。怖いイメージのトラですがその一方で強いイメージもありますね。
ベンガルトラ
インド大陸辺りに住んでいるトラです。現存するトラの中では最も個体が多いです。しかしそれでも、2500頭程になります。縞が他の亜種に比べると少なく、全体的に毛が短いのが特徴になります。
インドシナトラ
名前の通り、インドシナ半島に住んでいるトラです。個体数は350頭から2500頭ほどと言われています。ベンガルトラに比べて暗めの毛色で、縞は太めなのが特徴です。体格もベンガルトラより小さいです。
マレートラ
マレー半島に住んでいるトラです。以前はインドシナトラと同じ亜種であると言われていましたが、遺伝子検査をした結果、別の亜種であることが分かりました。インドシナトラと同じと考えられていたくらいですので見た目はそっくりです。個体数は500頭から1500頭と言われています。
美しいマルタタイガーの存在を祈る
マルタタイガー以前にトラという種族自体もかなり絶滅に瀕した種族であることが伝わったかと思います。自然淘汰の中で仕方ないと言ってしまえばそれも一つなのかもしれません。ですが、地球の美しさの一つに種の多様性というのは欠かせないと思います。
全てを発見しているかのように目の前に見えないことについては「そんなものは存在しない」と思ってしまいがちです。しかし、今もこの地球のどこかで青いトラの家族が暮らしているかもしれません。もし、そうなら例え姿は見れなくとも長く生きながらえてくれることを願います。
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