最近、飲食店では調理されたもの提供するだけではなく、骨つきのままテーブルに持ってきてお客さんに身を剥ぎ取るところから楽しんでもらおうとエンターテイメントの要素を絡めて中落ちを出すお店もちらほら見かけるようになりました。では、どのように身を取ればいいのでしょうか。ここではその方法について解説します。
スプーンやハマグリの殻でこそげ落とす
一般的にはスプーンを使います。特別に力を入れる必要もなく骨に沿って身をかき出すようにスプーンを滑らせるだけで簡単に身が剥がれます。また、店によっては雰囲気を重視してスプーンの代わりにハマグリの殻を使用するところもあります。以下の動画もご覧ください。意図も簡単にこそげ落としているのがよくわかります。
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マグロの中落ちおすすめレシピを紹介!
どんな風にして食べるのかを考えたときに、ネギトロを思い浮かべる人は多いと思います。が、実は他にも食べ方はたくさんあるのです。ここからは刺身編とアレンジ編に分けて、様々なレシピを紹介します。マグロの中でもおいしいと評価の高い部位を楽しくいただきましょう!
マグロの中落ちのおすすめレシピ①刺身編
シンプルにワサビ醤油でそのまま食べたり、ネギトロにしたりなど、ここでは代表的な食べ方以外のレシピを中心に紹介します。普段と違う、ちょっと変わった感じで味わってみたい人におすすめしたいメニューばかりです。
マグロの中落ちおすすめレシピ:刺身編①「韓流で食べよう!」
マグロの中落ちユッケ風
韓国料理定番のユッケを作ってみましょう。甘辛味噌やごま油、ニンニクを使ったスパイシーなタレは柔らかい身にとてもよく絡みます。ご飯に乗せて「丼もの」にしたり、ビールのおつまみにいかがですか?卵の黄身を落として混ぜ込めば、まろやかな風味も加わって一層美味しく食べることができます。
材料 2人分
- マグロの中落ち 100g
- コチュジャン 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- ニンニク 一欠片
- ごま油 適量
- 小ねぎ 適量
- 卵黄 1個
料理レシピ
- ボウルに醤油とコチュジャンを入れ混ぜ合わせます
- すりおろしたニンニク、ごま油を加えます
- 中落ちを入れてよく和えます
- 最後にネギを入れ、皿に盛ります
- 中心を軽く凹ませ、卵黄を落とします
調理のポイント
コチュジャンは韓国の辛味噌ですが若干甘みもあるため、辛党の人はここに少し豆板醤を入れてると辛味がアップし引き締まった味になります。ただしその際は塩気が強くなるのでコチュジャンの量を減らして味の調整をしましょう。
マグロの中落ちのおすすめレシピ:刺身編②「ネトっとした柔らかさ!」
マグロの中落ちの漬け丼
繊維質が少ない部位なので元々が柔らかいのですが、漬けることで味が染み込みさらに食べやすくなり、丼ものに最適です。また漬けることでねっとりした歯ざわりとなり、その食感がクセになります。刺身ほど厚みもないのでネギトロ丼を食べているように軽快に食べることができます。
材料 2人分
- 中落ち 100g
- 醤油 大2
- みりん 大1
- 酒 大1
- 大葉 適宜
- 焼き海苔 適宜
料理レシピ
- みりん、酒を鍋で一煮立ちさせアルコールを飛ばします
- 醤油を入れて再び煮立たせます。その後ボールに移し冷まします
- ボールに中落ちを入れます
- 10分ほど漬けます
調理のポイント
漬ける時間の長さで「味の浸透具合」と「色味」が変化します。長ければ味はしっかり入りますが、色は赤黒く、逆に短ければさっぱりとした味付けで、本来の鮮やかな赤身の色を保つことができます。この辺りのバランスは好みにもよるので味付けや仕上がりのイメージを持って漬ける時間を決めるといいでしょう。
マグロの中落ちのおすすめレシピ:刺身編③「豪快な漁師料理で!」
マグロの中落ちのなめろう
青魚や白身魚を用いて調理されることの多い料理です。香味野菜や味噌と一緒に身をたたくようにして混ぜ合わせていくことで独特の粘りがでます。ネギトロも同じように作られるため「たたく」調理法は美味しさを引き出す意味で大変合っていますし、実は味噌とも好相性です。ご飯に乗せてぜひ召し上がってみてください。
材料 2人分
- 中落ち 100g
- 味噌 適量
- ねぎ 適量
- 大葉 適量
- 生姜(すりおろし)適量
料理レシピ
- 生姜、大葉は千切りに、生姜はすり下ろします
- 両手に包丁をもち、身を細かく叩き切りにします
- ある程度細かくなったら味噌と香味野菜を加えます
- 包丁で混ぜながらさらに叩きます
- ツヤや粘りが出たら出来上がりです
調理のポイント
たたきながらも途中で混ぜ込む作業をすることで味のムラが出にくくなります。なめろうにする際の味噌は赤味噌よりも淡色のものの方が一般的で刺身にも合ってるとされていますが、ストックがない場合は食べ慣れた味噌で構いません。