再度東西線で茅場町駅へ行き、改札を出て4a出口へ向かいます。出口の階段の下に、10粒のお米を撒きます。日比谷線に乗り換えて、築地駅で降ります。築地駅のホームで築地本願寺方面へ行き、鉄格子の下に置かれている塩を蹴散らします。日比谷線に乗り目を閉じて、一番したいことを考えながら、手を組んだまま乗車していれば成功です。
巨頭オの話は本当なのか?
タイトルを知らない人も、これまでの説明で概要が掴めたと思います。謎の多い巨頭オですが、果たして本当にそんな村や人々が存在するのか気になる人も多いでしょう。ここからは、2006年にネット掲示板へ書き込みされた投稿内容や投稿者に着目して、実話なのか考えていきます。
「巨頭オ」最初の投稿
最初に投稿された掲示板は、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?121」というスレッドでした。こちらは書き込み者にIDが付与されるようになっています。このスレッドでは怪談の話を1つ投稿したのみで、当時は特に盛り上がることもなく話が流れています。
投稿者の情報と他投稿の類似点
最初の投稿から、書き込み者のIDがrndLxfFV0であることが分かります。このIDを検索すると、同時期に他にも複数の書き込みを行っていたことが確認できます。オカルトに関連のないものもありますが、中には今回と同様に物語調であったり、怪奇体験について語っている書き込みも発見できます。
807名前:本当にあった怖い名無し:2006/02/22(水) 23:11:19 ID:rndLxfFV0
小さい頃に遊んでいた山、というほど大きくは無いが森の茂った場所があった。一部開けた所があって、そこにマンガやら何やら、秘密基地とか言って遊んでた。ある日そこに行ったとき、広場が歪んでた。は?って思うかもしれない・・・が、本当に空間が歪んでいたんだよ。陽炎みたいに。ちなみに季節は秋だったと思う。
肌寒くなってくる季節に、陽炎なんて無い。そのゆがみから目を離さずに、小石を拾って投げてみたら、もののみごとに石がグニョンとワカメみたいに消えていった・・・。もう一度だけそこを訪れたが、マンガなんかは全部なくなってた。(引用:「不思議な話置き場」)
「巨頭オ」は作り話の可能性大!しかし謎は残る
他の書き込みを見ると、書き込み者はタイトルと同じようなオカルト話を投稿しています。語り口調もとても似ています。恐らくですが、掲示板文化の活発だった当時に創作ネタとして投稿した1つが「巨頭オ」だったのではないでしょうか。
しかし、近年看板が発見されて再びネットを騒がせた際に、実際に現地へ赴いた人は看板の立っていた穴や形跡もなかったと証言しています。消えた看板は一体どこに行ったのでしょうか。もちろん看板自体がイタズラの可能性もありますが、謎の残る終わり方です。
「巨頭オ」を探しに行くときの注意点
場所を特定できたこともあり、実際に現地へ行ってみたいと思われた方もいらっしゃるでしょう。もしかすると再び看板が立っているのかも、なんて期待も捨てきれません。しかし、面白半分で行くのはちょっと待って下さい。現地へ赴くにあたっての注意点をご説明します。
面白半分は危険!異世界の扉を開ける時は慎重に
たとえ噂や都市伝説レベルの話だとしても、面白半分で実行するのはどんな危険が伴っているか分かりません。実際に中国や西洋では魔術として異世界を覗き見る術も存在しています。もしも遊び半分で実施して、別の世界に取り込まれてしまったら…?異世界への扉を開ける時は慎重になりましょう。
一人ではいかない
日本国内とはいえ、場所は地元の人でも分からなくなるような山の中です。道も細く事故や道に迷うリスクであったり、不審者や変質者がいる可能性も考えられます。決して一人ではいかないようにしましょう。
周囲の人に行くことを伝えてから出かける
前項目を念頭に置いて、出かける時は必ず周囲の人にどこへ行くかを伝えておきましょう。もしも何らかの事故や犯罪に巻き込まれてしまった場合、周囲に伝えておくことで被害を最小限に留めることができるはずです。
まだまだある!地図に載っていない村
現在の国内地図を見ても、どこにも巨頭村といった名前の村は存在していません。同様に、日本には他にも地図に載っていない村が複数存在します。それらの村が地図から消えた理由には、様々な理由がありました。
杉沢村
オカルト好きではなくても、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。この都市伝説は2000年代初期にネット上だけでなく、新聞やテレビ番組にも取り上げられており、爆発的な社会現象として人々の興味関心をひきました。
青森県山間部に存在すると言われ、外部との交流もなくのどかな村で、突然発狂した男が村人たちを惨殺した末に本人も自殺します。行政はこの事件を隠蔽するため、事実を公開せず、廃村にして村の存在そのものを葬り去りました。現在も廃屋が存在し、血の跡や当時の惨劇を残していると語り継がれています。
犬鳴村
福岡県の心霊スポットとしてよく耳にするのは犬鳴峠ですが、実はこの犬鳴峠の近くに存在すると言われています。廃村になった杉沢村とは違い、犬鳴村には今も人が存在すると言われており、村へ侵入した人々を襲ってくると噂があります。
犬鳴村は古くから差別を受け、孤立した村として外部との交流もなく自給自足の生活を行ってきました。その為、日本政府との関わりも一切経ち、完全自治体として独立し、日本国憲法も通用しない村だと言われています。
下多島村
こちらは2008年に巨頭オ同様、ネット掲示板の書き込みから有名になった村です。具体的な場所は書かれていませんが、上多島村と下多島村とが存在し、下多島村は部落にあたり閉鎖的な村だったようです。毎年のように自殺者が出ており、村にある電柱は首吊り自殺で使用されていたと語られています。
その他ネット掲示板発祥の怪談
ネット掲示板の書き込みの1つから、10年以上経っても人々の興味関心を掴んで離さない怪談は数多くあります。ここでは、タイトル同様ネット掲示板から広まった怪談の中でも、特に人気の高い話をご紹介します。
くねくね
2004年に書き込まれた怪談です。投稿者が秋田県にある祖母の実家へ帰省した際、兄と一緒に田んぼで遊んでいると、くねくねと動く人間程の大きさの白い物体を目撃します。その異様な光景も恐怖ですが、話が進むにつれて狂っていく兄と衝撃的なラストに、物悲しさと恐ろしさを覚えます。
きさらぎ駅
こちらも2004年に書き込まれていますが、完結式ではなくリアルタイムで投稿されていました。投稿者が私鉄に乗っていると、電車の様子が妙なことに気付きます。停まった駅には、きさらぎ駅と書かれていました。投稿者を救うべくスレッド内で様々な憶測が飛び交いますが、きさらぎ駅なんて駅は国内どこを探しても存在していませんでした。
オカルト魂をゆさぶる巨頭オの存在
近年、鹿児島県で発見された看板によって再びその怪談が話題となりました。巨大な頭の人々が奇形児である可能性や、また、消えた看板がどこにいったのか?といった疑問、異世界である可能性等、巨頭オは今もなお人々にとってオカルト魂を揺さぶる魅力的な存在なのです。