デンバー国際空港に秘められた謎とは?空港内の壁画に込められた意味も

三枚目の壁画でハンマーを振り上げている少年が来ている服には共産主義を表すとされるマークが書かれており、イルミナティは統一国家が世を治める共産主義を提言しています。

また各国の国旗にくるんだ武器を渡している点からも、統一国家の設立を表していることがうかがえます。

デンバー国際空港の上空からの形

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デンバー国際空港は目に見えるモチーフ以外にも、空港の敷地全体に謎が隠されています。不可解なほどに広い敷地に備わった6本の滑走路や建物を上空から見下ろした時、スワスチカの形に作られています。

スワスチカは生命を表す卍(まんじ)を反転させたもので、ナチスドイツがハーケンクロイツとして象徴に利用していました。

ハーケンクロイツとは?

ハーケンクロイツは仏教やヒンドゥー教で幸せや生命を象徴していた左卍を反転させたもので、鈎が右側に向かっていることから右卍や鉤十字とも呼ばれています。

ドイツ人の考古学者が遺跡から左卍のマークを発見して力や死を象徴する右卍を使用するようになり、それをナチスがシンボルとして採用して国旗などに使用しました。

ナチスとの関わりがあるのか

ナチスとのかかわりについては空港の建設において多額の出資を行ったのがナチスではないかといわれています。

デンバー国際空港には新世界空港委員会という団体が多額の出資をして建設に携わったことが書かれていますが、存在しない団体であることが明確になっています。

デンバー国際空港の石版

デンバー国際空港には秘密組織やナチスの陰謀を思わせる謎がちりばめられていましたが、フリーメイソンはとても分かりやすく存在感を示しています。

空港に組織のシンボルマークを示した石板が設置されているのです。石板に込められた意味深な象徴をご紹介いたします。

フリーメイソンのシンボル

組織のシンボルマークは複数のものが組み合わさって、ピラミッドのような形を作っています。フリーメイソンは石工の集団から発生した団体であることから、仕事道具であったコンパスや定規をモチーフにしているといわれています。

また中央の目はエジプト神話に登場するホルスの目を表しています。組織のシンボルマークとなっているのは左目で別名をプロビデンスの目といい、かつては教会に設置されていたものでした。高い場所からすべてを見通すという意味が込められています。

フリーメイソンの集会所になっている?

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フリーメイソンは世界各地に存在していますが、活動の拠点となっている場所をグランドロッジといいます。組織のシンボルマークが記された石版は空港のグランドロビーという場所に設置されています。

このことから、組織の会員が集会所として利用するために石版を設置したのではないかといわれています。

日付にも意味が

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組織のシンボルマークが描かれた石版には、MARCH19.1994という謎の日付が記されています。書かれている日付をひとつづつ足していくと33という数字になりますが、3は組織にとってとても大きな意味を持つ数字として知られています。

組織の階級にも使われている33が唐突に表れる石版は、多額の出資をした団体によると遠い未来の2094年、コロラドに住む人々に贈られたプレゼントであるという表明がされています。

なお現在石版は四枚の壁画とともに改修工事に伴って撤去されていますが、石版を大きく写したポスターが掲げられています。

デンバー国際空港のアヌビス神の像

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デンバー国際空港にはブルーマスタングのほかにもう一体、謎を呼ぶ像が設置されています。全長7メートルもの巨大なサイズのアヌビス神の像がメインターミナル近くの敷地に鎮座しているのです。

アヌビス神についてやなぜアヌビス神が設置されたかという説について詳しくご紹介いたします。

アヌビスとは?

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アヌビスとは古代エジプトの神話に登場する神で、イヌ科を思わせる動物の頭を持った姿で描かれています。冥界の主でありミイラづくりを行う神とされており、遺体が腐敗しないように用いるタールの影響で黒い体で表現されます。

冥界をつかさどっていたりどことなく不気味さをまとっているアヌビス神ですが、エジプトでは死者の魂を守り薬学に精通した神として古くから崇拝されており、ピラミッド内の壁画などにもよく描かれています。

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