ヒル(蛭)の実態に迫る!ヒル対策やヒルによる吸血治療にも注目!

ヒル(蛭)と聞くと、気持ち悪い・怖いというイメージがありますよね。確かに、ヒルのぬめぬめ感や見た目に衝撃を受けることも多いでしょう。しかし、そんなヒルが持つ性質が注目されつつあるのです。気持ち悪いだけじゃないヒルの実態に迫ります。

この記事をかいた人

料理、お菓子作り、家庭菜園が趣味です。 読みやすく、興味の引くような記事を書きたいと思っています。

ヒル(蛭)とはどんな生物なのか

ほとんどの人が1度はヒルを見たことがあるのではないのでしょうか外観があまり良くないので気持ち悪がる人も多くいます。しかし、ヒルの生態などをよく知っておけばそんなに気味悪く思う事も無くなる可能性もあります。そこで、ヒルとはどんな生物なのかをご紹介していきます。

ヒルは環形動物に属する

ヒルは環形動物門に属している脊髄が無い生物であり、ヒル以外にも自宅の庭などでよく見かけるミミズ、釣りなどで使う餌のゴカイなども仲間なのです。また、ヒルは地上、海中、淡水中など様々な場所で生息している生物です。

ヒルの最大の特徴はぬめぬめ感

ヒルはナメクジやカタツムリなどと同じで体全体がぬめぬめしており、そのぬめぬめ感も気味悪く思ってしまう理由の1つでもあります。また、ヒルに触ってしばらくするとベタベタしてくるので、触ってしまったらすぐに手を洗った方が良いです。

ヒルは春から秋にかけて活発化する

ヒルはだいたい春から秋にかけて表に出てきて活発化しています。天気が良い日は極稀に見かける事もありますが、雨が降ってるときや雨上がりなどには特に表に出てくる事がほとんどなので見かける方も多くいます。

前後に吸盤がある点もヒルの特徴

ヒルには体の前後に吸盤のようなものが付いており、これは獲物の皮膚にしっかりくっついていられるようにする為にあります。そうすることで、少しの振動が起きても動物の体から離れてしまう事はないのでスムーズに血を吸う事ができます。

吸血性とそうでない種類がいる

ヒルは全てが血を吸う生物ばかりではないのです。吸血性のヒルは動物の血を吸って生きている有害な生物でありますが、吸血性でないヒルは血は吸わないでミミズを捕食して生きています。意外なことにヒルにも有害なものや無害なものに分類されている生物なのです。

ヒル(蛭)の生息地は主に4ヶ所

ヒルが生息している場所は1ヶ所ではありません。淡水、森林、住宅街、海水などそれぞれ各地に生息している生物で、そんなに各地でヒルがいる事は全く知らなかったという意見を言う方も多くいるようです。それでは、それぞれどのようなヒルなのかを詳しくご紹介していきます。

川や池などの淡水に生息するヒル

主に川や池などの淡水に生息するのはチスイビルと呼ばれているヒルです。このヒルは水中で泳ぐこともできるので、獲物にも近づきやすく、皮膚にくっついてスムーズに血を吸う事ができます。昔は水場の近くで家畜を飼っていたので多く生息していましたが、現在ではあまり水場の近くでは飼う事も少なくなってきたので数は減少しています。

森林などの陸地に生息するヒル

森林や陸地などで主に生息しているのはキバビルというヒルです。見た目はミミズに似ており、口に3本の鋭い歯がありますが動物や人間などには吸血はせず、ミミズなどを食べて生きています。このキバビルをペットにする方も多くいるらしく、オークションなどで1匹3000円~4500円で販売されているくらい人気です。

住宅地や郊外に生息するヒル

コウガイビルというヒルは住宅近くや郊外などに生息しています。これは扁形動物で、他のヒルのように人間や動物に血を吸ったりはしないので無害な生物です。しかし、環形動物とはまた違った分類に属しており、見た目は似ていますが実はヒルの仲間ではないのです。雨上がりの公園や自宅の庭などで見かける事があります。

海水に生息するヒル

海水に生息しているのはカニビルというヒルです。名前からの先入観からか、カニに寄生をしていると誤解されている方もいるようですが実は違います。単純にヒルがカニの甲羅の上に卵を産み付ける事からカニビルという名前が付けられただけなので、カニ自体に問題はありません。

ヒルは自宅の中に住み着く事もある?

MikesPhotos / Pixabay

ヒルは種類によっては自宅の中に住み着くことが稀にあります。ミミズかと思ってよく見たら実はヒルだったという事があるようです。どのようなヒルで自宅のどこにいるのかをご紹介していきます。

水場の多い風呂場にいる事がある

NEXT 水場の多い風呂場にいる事がある