ヒル(蛭)の実態に迫る!ヒル対策やヒルによる吸血治療にも注目!

自宅の中に住み着くのは、住宅地などによく出るコウガイビルという生物です。ヒルは特に湿気多い所や水気の多い所を好む習性があります。また、台所も水場ですが、どちらかと言うと風呂場の方が害虫などが良く出る事が多いようです。風呂場はヒルだけでなく、他の害虫も住みやすい環境なのです。

ヒル(蛭)は3亜綱に分けられる

ヒルは3亜綱に分けられています。3亜綱と聞いても案外難しい言葉なのでいまいちピンとこない方も多くいます。3亜綱とはいったいどのようなものかをわかりやすく具体的にご紹介していきます。

ザリガニなどに共生する「ヒルミミズ亜綱」

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ヒルミミズとは、ヒルとミミズの2つが合わさったような姿の環形動物です。主にザリガニと共生する小さな動物で、北半球の方で生息しているザリガニの体の表面などにヒルミミズが生息している事が多いです。その他にもエビやカニなどの脚に生息している事が稀ですがあります。

魚類に寄生する「ケビル亜綱」

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ケビル亜綱とは、魚類に寄生して生息しています。また、前吸盤を欠き、一部体節に剛毛があるのが特徴です。ヒルが寄生した魚を食べても大丈夫かという心配する方もいますが、取り除けば食べても全然問題はありません。

一般的なヒルである「ヒル亜綱」

ヒル亜綱とは一般的なヒル、すなわち日頃自分たちがよく目にするヒルの事です。一般のヒルは他のヒルのように共生したり、何かに寄生したりはしません。人間や動物などの血を吸って生息する生物です。

吸血性のヒルについて

ヒルは外観がナメクジのようで周りから気持ち悪がられますが、1番嫌われる理由はやはり皮膚に張り付いて血を吸う事ではないでしょうか。吸血性のヒルの事をよく理解すれば苦手だったヒルも少しは怖くなくなるかもしれません。

ヒルは吸血性が多い

血を吸わないヒルを見たことがある方はあまりいないのではないでしょうか。基本的にヒルは血を吸う生物が多く、ヒルは同じ血を吸う蚊のようにすぐに離れてはくれなく、長時間満腹になるまで血を吸い続けます。

吸血性のヒルは主に哺乳類の血を吸う

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主に吸血性のヒルは哺乳類の血を吸って生息しており、哺乳類と言っても一部だけでなく、小型から大型の動物の皮膚に張り付いて血を吸いながら生息しています。動物がいる自然な山ではヒルが多くいますが、動物園などでは飼育員さんが衛生管理しているので生息してることは少ないです。

吸血性のヒルは淡水や森林に生息していることが多い

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吸血性のヒルは、川などの淡水や田舎などの山奥にある森林などによく生息している事が多いです。淡水にいるヒルは水の中で泳ぐ事ができ、岩陰などに潜んでる事が多いです。また、森林に生息しているヒルは特にコケや湿気が多い所を好む習性があります。

一般的に知られているヒルは「ヤマビル」

ヒルは種類が豊富にいますが、ほとんどの方がヤマビルを最初に思い浮かべる人が多いようです。ヤマビルは主に陸に住み着いているヒルで、動物だけでなく人間の血も吸ったりしてくるので嫌われています。また、正式名はニホンヤマビルですが、一般的な呼び方はヤマビルと人々から呼ばれています。

ヤマビルに噛まれても痛くないし毒性もない

ヤマビルに噛まれたとしても、痛みはほとんど感じない方が多いです。また、毒性もないので山で噛まれても慌てたりする必要もありません。しかし、出血量が多く傷口も意外と大きいのでグロテスクなものを見るのが苦手な方には苦痛かもしれません。

吸血性のヒルは体内に入り込むことはないの?

ヒルは人の血を吸う事で周りから非難され続けています。怖がる人の中ではそのまま体の中に入って寄生してしまわないかと言う不安の声も挙げられています。しかし、ヒルは寄生虫とは少し違うので心配する必要はありません。

ヒルは体内では生きていけない

ヒルはtだ血を吸って生きているだけですから、体内にもし入ったとしても生きていく事は不可能なのです。吸血して満腹になるとすぐに離れるので心配は要りません。しかし、例外として過去に1人だけ鼻の奥にヒルが住み着いてしまい、鼻詰まりがずっと取れなかったという事例があります。

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