MOMO自殺チャレンジが原因で自殺したと考えられていた12歳少女の死因を調査していた時もゲームに参加していた形跡が全くなく、また実際に指令を出された等の具体的な根拠が発見されなかったのです。
犯人の正体は?
実は、このMOMOと呼ばれていた犯人の正体は日本人の造形作家:相蘇敬介氏が作り出した”姑獲鳥(うぶめ)”と言う作品の一つだったのです。相蘇氏本人は、使用許可を出した事もなく何故、自分の作品がこの様な形で使用されてしまったのかが分からないと言っています。
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MOMOチャレンジが広まった原因
元々、創作で作られたMOMOチャレンジですが騒ぎが大きくなる前に、信じるなと警察が警告を出したことにより、騒ぎに便乗してYoutubeの動画内にMOMOの画像を入れるなど、悪質な悪戯をする人が多くいたため騒ぎが大きくなってしまったと言われております。
身近に感じられる現実的な恐怖
信じてしまう人が多かった原因として、SNSといった身近なアイテムが使われていた事で、自分にも降りかかるかもしれないという恐怖から、闇雲に情報を検索し根拠のない事まで信じてしまう集団パニックをおこしたのです。
青い鯨の前例
青い鯨(ブルーホエール)は実在したゲームで、実際に130人もの被害が報告されています。ただ、この青い鯨が広まった背景には、自殺志願者を募るコミュニティ上に突如現れた為に被害が大きくなってしまったと言われています。MOMOチャレンジはこの青い鯨を模倣した実在しないゲームなのです。
親の過度な心配も原因
我が子を守る為に、親がしっかりと把握をしておかなければいけない状況ではありますが、心配しすぎるあまり情報に振り回されてしまう親が多かったのがフェイクニュースにも関わらずこんなに広まってしまった一つの原因でもあります。
MOMOチャレンジ同等のゲームも?
類似したゲームの代表的な物は青い鯨ですが、他に指令が届き自殺に追い込むといったゲームは確認されていません。ただ、インドのごく一部の地域では「PUBG」がMOMOチャレンジと同等とされ禁止されているのです。
PUBGとは?
そもそも、このPUBGとは多数のプレイヤーがゲーム内に落ちている武器やアイテムを手に入れながら最後の1チームになるまで他のチームを殺し合う過激なゲームなのです。その過激さがインドの一部地域ではMOMOチャレンジと同等とされ禁止されているのです。
PUBGをプレイし逮捕者まで
PUBGが禁止されている、インド西部のグジャラート州では実際にPUBGをプレイしたとし、16名の若者が逮捕されてしまったのです。禁止してからたったの2日間で逮捕者は10名に上り、その翌日6名が新たに逮捕されたのです。
PUBGは本当に危険なゲーム?
PUBGにはMOMOチャレンジのような指令を受け、自殺に追いやられるといった危険性は全くないです。しかし、実際にゲーム内でプレイヤー同士が殺し合いをしていくゲームになる為、過激な内容なのは間違いないです。とても中毒性がありますので、ゲームから抜け出せなくなってしまわないように注意が必要です。
MOMOチャレンジによる風評被害
MOMOを作り出した相蘇敬介氏の元に、”なぜMOMO自殺チャレンジなんて悲惨な事を行うんだ”などの全く身に覚えのない内容でメールが届き始め、その時初めて自身の作品である”姑獲鳥(うぶめ)”が自殺を促すキャラクターとして使用されていると知ったのです。
MOMOは無関係の作品を悪用して生まれた
元々、特殊造形を手掛けている相蘇敬介氏はMOMOに使用された”姑獲鳥(うぶめ)”以外にも恐怖と感じる様な作品を多数手がけているのです。1つ1つにきちんとしたコンセプトがあり、悪戯や悪質な気持ちでこの作品を作っているわけでは決してないのです。
制作者も全くの無関係
もちろん、MOMOに使用された”姑獲鳥(うぶめ)”も悪質利用されただけで、使用許可は一切だしていないのです。見た目にインパクトがあるが故に使用されてしまったようですが、制作者本人はこの件に関して被害者なのです。
制作者に避難殺到の風評被害
全く知らない所で使用されていたとはいえ、自分の作品が使われてしまった事により製作者がMOMOチャレンジを発信したと勘違いされる方が多く、作成者に多くの誹謗中傷を含んだメールが届いてしまったのです。
MOMOチャレンジに挑戦したYoutuber「水溜りボンド」
水溜りボンドとは、人気のYoutuberで日常の気になる内容を徹底的に調査し実際に体験しながらyoutube内で紹介をしている2人組です。そんな二人が実際にMOMOチャレンジについてのYoutube動画をUPしたと話題になりましたが、残念ながら現在は削除されてしまっております。
有名Youtuberが実際にプレイしてみた
YoutuberのオダケンさんがMOMOチャレンジに類似した海外のゲームを実際にプレイしている所を配信しております。簡単なゲームながらも恐怖感を味わう事の出来そうなゲームになっています。
その他にも多くのYoutuberが動画を上げている
水溜りボンドさんやオダケンさんだけでは無く、他にも多くのYoutuberがMOMOチャレンジにまつわる動画をアップしています。今回はその動画を一部ですがピックアップしご紹介いたします。
エルさん
エルさんも、オダケンさんと同じくMOMOゲームを行っております。ただ、オダケンさんと違い、エルさんはスペイン語ベージョンでゲームをされているので、世界中でこのゲームが広がっているのがわかります。
たまだい/TAMADAI gamesさん
こちらは、オダケンさんやエルさんとは違ったゲームとなります。二人が行っていたゲームと違い実際に指示をだされ、MOMOに返信(選択形式での返信)が出来るためより、リアルなMOMOゲームになっています。
MOMOチャレンジはネットの悪用例
MOMOチャレンジは全くのデマだった訳ですが、実例が無い物でもここまで騒がれてしまう事がメディアの恐ろし所です。身に覚えのない事で風評被害にあってしまう、もしくは信憑性の無い物を自ら拡散させてしまう可能性が大いにあります。便利な分、メディアの恐ろしさを良く理解したうえで正しい情報かどうかを見極める事が大切です。
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