テルシオペロ恐怖の猛毒!壊死して足切断!?20分で死に至る毒性とは

世界に存在する毒蛇の中でも最も毒が強く危険な蛇が、オーストラリアの内陸に生息する内陸タイパンです。その神経毒の威力は、なんとマムシの800倍と言われています。さらに動作が機敏なうえ非常に攻撃的な性格をしている点が厄介であり、現地の人々から大変恐れられる存在です。

日本にいる猛毒蛇ランキング

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アメリカを中心として世界的に危険な蛇をご紹介してきましたが、猛毒蛇が存在するのは海外だけではありません。昔から日本にも危険な蛇は存在しています。私たちが日常で遭遇する可能性のある、身近な猛毒蛇をランキング形式でご紹介します。

3位「ハブ」

沖縄を中心とした22島に生息が確認されている、日本固有種の蛇です。出血毒のため激痛を伴い、テルシオペロ同様に懐死を引き起こすケースもあります。他の蛇に比べるとそこまで毒は強くありませんが、攻撃的な性格と、噛まれると一度に大量に毒を注入されることから、第3位にランクインしました。

2位「マムシ」

先にご紹介したハブ同様出血毒ですが、その成分はハブよりも強く強烈です。噛まれた直後は箇所が焼けるように熱く、30分程経つと腫脹となり皮膚が赤黒く変色し、水疱瘡ができます。腫脹が進むと知覚障害等を併発し、放置すれば壊死を引き起こします。しかし、比較的大人しい性格ですので、こちらから刺激しない限りは襲ってきません。

1位「ヤマカガシ」

こちらも出血毒ですが、牙が上顎の奥の方にあり長さ0.2cm以下と短く、毒腺の筋肉も弱いため、毒が注入されないことも多いです。そのため昔は有毒の認識がありませんでしたが、1974年に噛まれた子供が死亡したことで有毒種として知られるようになりました。最も身近にいながら死の危険性もあり、その猛毒性は1位に君臨する程でしょう。

腫れや痛みはないものの、毒に侵されることで血液凝固作用が働き、フィブリノーゲンという血漿タンパクと血小板が大量に消費されます。その結果止血作用が働かなくなり、血が止まらなくなるという事態に陥ります。同時に皮下出血を引き起こし、毒量が多い場合には二次影響で頭痛が起こることもあり、重症化しがちです。

蛇以外も!猛毒生物危険度ランキング

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地球上には蛇以外にも、哺乳類から軟体動物まで様々な毒のエキスパートが存在しています。日本を含め世界に存在するあらゆる生物において、最も危険な猛毒を持つとされている生き物を3種類ご紹介したいと思います。

3位「アンボイナガイ」

主にインド太平洋に生息する、イモガイ科の巻貝です。奄美群島以南の沖縄でも発見され、ハブガイとも呼ばれるほど強力な毒を持っています。同じ科に属する貝の中で最強とされる麻痺毒を持ち、口の中にある歯舌という器官を突き刺して、対象に毒を注入します。歯舌はウェットスーツですら切り裂く鋭さがあり、ダイバー達からも恐れられています。

2位「キロネックス」

殺人クラゲとして現地で恐れられているキロネックスですが、正式名称はオーストラリアウンバチクラゲです。主にインド洋の南部から、オーストラリア近海に生息しています。無数の触覚には約5000個の袋状の毒針が存在し、人が触れると激痛に始まり懐死や呼吸困難といった症状が表れ、数分で死に至ることもある非常に強力な毒です。

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