鱧の旬っていつなの?いくつもの説がある鱧の旬について解説!

2回あるはもの旬にはその時ならではの味わいがあります。夏のものも晩秋ものも両方とも脂が乗っていておいしいのですが、味わいが違うとはどういうことなのでしょうか。それぞれの特徴を見ていきましょう。

夏の鱧の味は?

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暖かい気候を好むハモは海水の温度が上がってくると活動が活発になってきます。産卵の準備のために栄養を蓄えて脂がたっぷり乗っていても、身が引き締まった肉質は、歯ごたえもよく、ほのかに甘い、白身らしい淡白であっさりとした味わいと食感が楽しめます。また、雨水を飲んで梅雨を越したハモは格別に美味しいと言われているのだとか。

晩秋の鱧の味は?

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食欲が旺盛なはもは、産卵が終わると冬眠の準備に入ります。エサをたくさん食べ、栄養をため込んでいる晩秋のハモは、脂が乗り、濃厚で、奥深い味わいとなります。弾力のある身とシコシコとした食感を楽しむことができるのが特徴です。この時期の呼び方として、「落ち鱧」や「残り鱧」と呼ぶところもあるようですが、脂の乗った体の色が金色に耀いて見えることから、「金鱧」「のぼり鱧」と呼ぶ地域もあるようです。

鱧の選び方

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いくら旬が美味しいと言っても新鮮でないものでは台無しです。では、いったいどのようなものを選んで購入すればいいのでしょうか。失敗しない美味しいはも選びの為のポイントをご紹介します。

雄よりも雌がおいしい

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一匹のものは目が透き通っていて体が薄いべっ甲色で、ぬるぬるが透明なものを選びます。特に雌が美味しいと言われており雄よりも大きく脂が乗っている為美味しいですが、小さく青みがかった60㎝以下のものが雄は脂が少ないので雌を選びましょう。

鱧の栄養について

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食べて美味しいだけでなく、人間の身体に必要な栄養を豊富に持っているのもこの魚の特徴です。よく知られている効果効能としては疲労回復、体力向上、免疫力向上などですが、それだけではなく美容効果や骨粗しょう症の予防にも効果があると知っていましたか?特に知っていただきたい嬉しい栄養をご紹介しましょう。

カルシウム

骨切りをしないと食べることが出来ないくらい小骨の多いハモにはカルシウムが多く含まれています。このカルシウムは骨や歯の元となっていて、カルシウムが不足すると骨が折れやすくなります。また、カルシウムが不足していると神経が安定せずにイライラしたりするので、人の身体には欠かせない栄養素なのです。

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