どのように強いものにも基本的には天敵がいるのは避けられません。また、他の蛇同様、蛇キラーとも言える有名な動物を同じく苦手としています。いくら強力な毒を持ちあわせていても、彼らの前では無力と言えます。
マングースに捕食される
ハブとの戦いでもとても有名な相手と言えばマングースがいます。ハブだけでなく、マングースはブラックマンバすら倒して捕食してしまうことがあります。しかし、さすがに他の蛇とは違い、マングースを負かしてしまうこともあります。
毒耐性をもつラーテルが最大の敵
マングース以上に、天敵にあたる動物にラーテルがいます。神経毒に対して強い耐性があり、とても相性の悪い相手です。ラーテルは噛まれれば動けなくなるのですが、時間をおけば復帰してしまいます。ラーテルは、ブラックマンバの上に立つ恐るべき捕食者として君臨しています。
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ブラックマンバは日本にもいる?
前述でアフリカ大陸にいると解説しましたが、ここでは生息地域や、実際にどのような場所に生息しているかについても詳しく解説していきます。また、日本での生息の有無についても述べていきます。
野生のブラックマンバはアフリカに生息
アフリカ大陸の中でも、主に東部や南部に生息しています。また、岩場や森林地帯や草原地帯などのさまざまな環境で生息しています。おおむね、アフリカのジャングルなど熱帯雨林での生息が最も適している環境と言えます。
日本ではジャパンスネークセンターで見られる
結論から言うと、基本的に日本では野生の中では生息していません。もし、拝見したいという方がおられる場合は、群馬県のジャパンスネークセンターを行くことをおすすめします。ここでは、他にもさまざまな蛇を見ることができるので蛇好きの方には、日本の中でもおすすめの場所と言えます。
ブラックマンバは飼育できる?飼育による事故も
果たしてブラックマンバは飼育することが可能な生き物なのでしょうか。飼育にあたっての事故などを交えて解説していきます。また、ブラックマンバにまつわるショッキングなエピソードについても触れていきます。
猛毒のため飼育はおすすめしない
実際に、日本で飼う場合は市長などの許可が必要になります。また、どこに移動するにも許可が必要になってきます。なぜなら、特定動物に認定されている動物であるからです。血清も用意しておかないと危険ですし、飼うのはとても困難な生き物と言えます。
飼育中に噛まれて大けがした事例も
実際に日本で飼っていた方もいましたが、2012年に事故が起きた例もあります。神奈川県で飼育していた男性が噛まれ、救急車で運ばれました。噛まれた本人は、自分で119番をして一命をとりとめました。
ロシアでは飼育していたブラックマンバを使った自殺ライブ配信も
海外では、この最強の毒蛇にまつわる衝撃的な事件がありました。ロシアのアスラン・バレーフという方が、ブラックマンバを使って自殺するところを自ら動画で配信しました。蛇の専門家でもあった彼が、猛毒の最たる蛇として選んだという点においてもこの毒の恐ろしさが窺えます。
ブラックマンバの毒に対する新たな抗毒素候補を発見
現状のブラックマンバにおける抗毒素に対し、世の中はより良いものを欲しています。なぜなら、現段階の抗毒素はとてもコストがかかるものでもあり、必ず助かるわけでもなく、さらにアナフィラキシーを起こす可能性もあるからです。そこで、ここでは新たな抗毒素の候補について紹介していきます。
現状の抗毒素よりも有効な治療法をもたらす可能性
現在、デンマークのコペンハーゲン大学の研究チームは以前からブラックマンバの新しい抗毒素の開発に勤しんでいます。ヒト抗体カクテルによる実験的組換え抗毒素を研究しているそうです。この抗毒素をマウスに投与したところブラックマンバの神経毒の作用が停止したとの報告もあります。新たな抗毒素の誕生する日は近いかもしれません。
実際にブラックマンバの名前をリングネームにしている格闘家がいる
総合格闘技の世界には、リングネームにしている人物もいます。インド系カナダ人のカルター・ギルという選手で、ムエタイや総合格闘技をバックボーンに持っています。元SuperBrawlのライト級の王者にも輝いたことがあります。彼の戦い方は、まさにブラックマンバのようです、掘り下げて解説していきます。
毒蛇のように相手を瞬殺するような攻撃
実は、彼はニックネームはインドの毒蛇とも呼ばれていました。一瞬で試合を決めてしまう決定力あるため、自他ともに毒蛇の名を冠していました。ライト級屈指の強力なストライカーであり、尋常じゃないリーチの長さを有していました。正にブラックマンバの凶悪な毒のような攻撃で相手を瞬殺する選手です。
ブラックマンバと呼ばれた人物もいる
世の中には、あまりの優秀さからブラックマンバの異名を持つ人物がいます。その人物の名を聞けば納得と思う方もいるかもしれません。また、ブラックマンバの特徴ととてもマッチした共通点がある人物でもあります。
NBA選手コービー・ブライアント
素早い動きにも関わらず、相手ディフェンスを即座に無力化してしまうほどの得点力を持つ、コービー・ブライアントはまさにブラックマンバのような特徴を持っているプレイヤーでした。彼の活躍はポストジョーダンと言われてるほどでした。
卓越した強さが伝説に
ブラックマンバの毒のように、かなりの高確率得点を積み重ねていく様は圧巻でした。時には、1試合で81点も得点をする偉業を成し遂げたこともあります。ジョーダン引退後、彼とアレン・アイバーソンの二人がNBAを牽引してたと言われるほど、すさまじさが際立っていた選手でもあります。
ブラックマンバの名はいろんな商品名に使われている
その猛毒性ゆえに、知る人ぞ知るブラックマンバは、さまざまなところからいろんな商品の名前として販売されています。やはり、最速であり超猛毒を持つため、商品名で使いたがる方が多いのかもしれません。ここでは、実際にどのような種類の商品に名前が使われてるか紹介していきます。中にはこんな商品までと思うものまであるかもしれません。
ブラックマンバの名前が使われるのは必然とも言える
激辛ソースを初め、お酒、バイク、バドミントンやテニスのラケット、アーチェリーのコードバンなどたくさんのものにこの名がつけられています。商品の用途からしても、刺激のあるものや、速さが必要なものにブラックマンバの名が使われるのはごく自然な流れと言えます。しかも、射撃に使うパチンコのゴム名にまで使われていたりもします。
ブラックマンバはやはり最強の蛇
世界最強の毒蛇と呼ばれるだけあって、ブラックマンバは優秀な要素が、素早い、超猛毒、凶暴と3拍子揃っています。加えて、かなりの大蛇でもあります。是非、気になった方は日本でも群馬県ジャパンスネークセンターで、生のブラックマンバを観れるので是非足を運んでみてください。
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