ロストテクノロジーとは?失われた日本や世界の古代技術を徹底解説!

戦艦大和とは:大和は太平洋開戦のすぐ後に、日本の連合艦隊の戦艦として登場しました。世界最大の「大和」は最大の大砲を備え、戦艦同士の戦いにおいて絶大なる威力を発揮するために期待が持たれたのです。しかし時局は空母による「戦闘機」の時代でした。

その爆撃の威力とアメリカの「機動部隊」の力に屈し、坊ノ岬沖で撃沈されました。前にも後にも「大和」より巨大な戦艦は存在せず、歴史に語り継がれる存在となりました。

大和型戦艦が復元できない理由

大和型戦艦が復元できない理由:戦艦大和を作るのに「主砲の」存在を考えずを得ません。このような大きさの大砲を作るには「硬い鋼材」を削る技術が必要です。その時の「摩擦熱」の劣化を防ぐため、「冷却と削り出し」を微妙な技で行う必要があります。そこで高度な職人技を持つものがいました。

しかし今日ではこのような巨大な大砲や戦艦を作るニーズも技術も職人も失われ、多くの設計図などの貴重な資料とともに失われてしまいました。「空母」により「機動部隊」の時代となったのです。放射線を含まない「陸奥鉄」の確保も今日ではできなくなり、大和は幻の戦艦となってしまいました。

日本のロストテクノロジー「和算」

「和算」という呼び名は、今日ほとんど聞いたことがありません。しかし「和算」は西洋の数学がやってくるまで、日本で確立された独特の数の学問です。ではその痕跡は全く残っていないのでしょうか?いいえ一応それは残っているのです。しかし数学の導入とともに使われなくなりました。だから「日本のロストテクノロジー」とみられているのです。

そもそも和算とは?

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そもそも和算とは?:一番解り易いのは「鶴亀算」です。これならば一度聞いたことがありますでしょう。あるいは「ねずみ算」等はかなり有名です。数の学問なのですが、大きな特徴があります。問題の出し方がとても面白く、恋愛をテーマにしたものなどがあるほどです。

「和算」の体系を完成したのは「関孝和」という人でその中には「西洋の数学」よりも早く「行列式」を完成しています。当時はその問題の解けたことを感謝して「絵馬」にして奉納したほど流行しました。日本人は優秀だったのですね。

和算が廃止された理由

出典:津山瓦版

「和算」が世間から忘れ去られて「ロストテクノロジー」になった理由は、「学校教育」が原因です。つまり「明治政府」が小学校の教育に「西洋の数学」を取り入れたからです。小さい時から「西洋の数学」を覚え始めた子供たちはやがて成人して「和算」を使わない時代になったのです。

しかし最近はその面白さから若者の間でブームになりつつあります。そして一部の私立学校では授業に「和算」を取り入れ始めた」ところも出てくるなどして、復活の兆しも見られています。

日本のロストテクノロジー「銅鐸」

 

出典:00mani

稲作が行われ始めた太古の日本に、「銅鐸」はどういうことに使われたかは完全にはわかっていません。「日時計」に使われたとか、果ては「ユダヤの悲報に関するもの」というような怪しげな諸説があります。しかし今日では稲作のお祭りの時に、「祭器」として使われたというのが有力な説です。

つまり弥生時代の謎としてのこっており、「ロストテクノロジー」といえるのではないでしょうか。本当に不思議な存在といえるのではないでしょうか。

銅鐸とは

おもに「西日本」発掘される「銅鐸」は何と400くらいあるといいますから、弥生時代には大切なものだったのでしょう。しかしその使い道が解らないという、困った謎が存在します。発見されたところは「農業」を行っていた所だったので、農業のお祭りなどに使われていたという推測でしかありません。その利用法は今だ不明だというのです。

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