シンクホールに要注意!日本も例外ではない突然現れる大穴の正体とは?

鉄道橋なども崩落事故が起きていますが、このような事故は橋桁の腐食や老朽化が原因と言われており、定期的なメンテナンスが必要となるでしょう。鉄道は多くの人の命を乗せており、崩落事故は絶対に起こしてはいけない防ぐ事が出来る事象です。

ビル崩落事故

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地盤に水が流れ出て大きな穴を開けた事によるビル倒壊事故以外にも、人為的な要因によって引き起されてしまうビル倒壊事故もあります。ずさんな工事態勢などが原因のため、工事の工程管理などが大切になるでしょう。こうした人為的なミスは避けなければいけません。

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シンクホールの内側はどうなっているのか

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突然起こる現象の様に思われますが、内部がどのようになっているのかが分かると、表面上は気づかなくても地下では徐々に進行している現象である事が分かります。内部について考えてみましょう。

水と砂が流動している

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崩壊する前のホール内部の状態は、水と砂の流動が起こっていると考えましょう。少しずつ水が砂などと混ざり合い、流動しやすい状況が作られ、砂が動く事によって地下に知らず知らずの内に空洞部分が出来ます。表面上には一見してわかる特長はありません。しかし、いつどこでも起こりうるものである事を頭に入れておきましょう。

重力に逆らうことが出来ない

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地球に存在する重力にはどんな物質も逆らう事が出来ません。流動する砂と水がまじりあった部分は、どんどん崩れていき空洞を生みだします。空洞になった部分の上に乗っている道路や地面はそのまま空洞部分に落ち込み、大きな穴が開いてしまうのでしょう。

イスラエルの死海周辺のシンクホール

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地表に大きな穴がぽっかりと開いてしまうといった現象は、世界各地で起こっている事をご存知でしょうか。ヨルダンとイスラエルの間にある死海と呼ばれる塩分の多い湖の近くには徐々に大小様々な穴が開きはじめています。

3000個以上のシンクホールが存在

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航空撮影技術の発達によって、死海の周りには数多くの空洞箇所が出来ている事がわかっています。大きさなどは違いますが、穴の数を数えると3,000個以上も開いているのではないかとされており、海水面が低くなった事による影響が大きいのではないでしょうか。

20年後には死海自体が無くなってしまう可能性も

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死海周辺に出来た穴の増え方を問題視する声も出ています。このまま増え続けるホールを放っておくと死海自体が消えてしまうといった事態も懸念されており、死海が無くならないように出来る事を考えていかなければいけません。

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