日本でも巨大な穴に関する事件が起こっています。人為的なモノが原因として考えられる事故ですが、深さや規模などはそれぞれ違い、公園などででも見られている現象である事をご存知でしょうか。自分たちの身近にある問題として考えていかなければなりません。
記憶に新しい2016年の福岡での事件
2016年には、ニュースでも取り上げられていた事故でもある、巨大な陥没穴の映像は記憶にも新しいのではないでしょうか。ニュースなどでは突然穴が現れたような映像に見えますが、内部ではすでに空洞化がはじまってから時間がたっていたものと考えられます。
炭鉱・採石場での事故も
炭鉱などの様に横穴を彫り進めていく場合、地上からはどの場所に穴が掘られているのかわからない事も多いでしょう。横穴の掘り進め方や地盤の強度などをしっかりと考えていかなければ、表面はもろく穴の開きやすい状態になってしまっています。
ゴルフ場などでも見つかる
ゴルフを楽しんでいる時に突如として巨大な穴が開いて事故につながるというケースもあります。北海道ではゴルフプレイ中の女性が、芝生に隠れて見えなかった深さ5メートルの穴に転落し死亡する事故が発生してニュースで取り上げられました。
日本では地震などの災害にも気を付けよう
日本は地震大国と言っても過言ではない程、地震によって多くの被害を受けています。家屋の倒壊や津波、土砂崩れなどといった自然発生的な現象に対して、一人一人が考えて行動することが大切です。普段から避難経路を確認しておく事や避難場所についても家族や友人と話し合っておきましょう。
災害時に必要なモノを調べておこう
災害時にはさまざまなアイテムが必要になります。電気やガス、水道などが止まる危険があり、何が必要になるのかわからないという方も多いでしょう。連絡を取りたいのにバッテリーがないという時にはポータブルバッテリーが便利です。非常持ち出し袋も作っておきましょう。
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メキシコのシンクホール
メキシコでは川や池の水が穴に吸い込まれて行くといった事象が発生しています。水が地中に飲み込まれていく様子は、湖に開いた排水溝から水が排水される様子に見えるでしょう。今は洞窟としても知られているゴロンドリーナス洞窟も同様の現象で出来たモノとされています。
グアテマラの住宅街に現れた深さ100mの穴
グアテマラでは住宅街に深さ100メートル、直径20メートルはある縦穴が開いてビルや工場を倒壊させたという事故が起きています。これらの住宅街での事故は人が亡くなるケースも多く問題視されており、原因は下水道管の管理不十分によるものです。徹底した管理体制の強化が求められるでしょう。
韓国のシンクホール
韓国でも巨大な穴の被害を受けています。韓国での事象は人為的な工事などによるものが多いとされており、施工不良や老朽化など、さまざまな原因が重なって起きているのではないでしょうか。工事の安全の徹底化をはかる必要があると言えます。
第2ロッテワールドタワーでの事故
第2ロッテワールドタワーの建設工事の際にも事故が起きています。ソウル市内に建設されているタワーには大きく亀裂が入り地盤沈下が認められました。地質調査などを行うことで防げた事故ですが、タワーの建設によって市内には地面の陥没などが起こっているのではないかと問題になっています。
韓国の工事体制に問題が?
地盤調査を十分におこなわないで工事を進めた結果、地下水が漏れ出し、地盤が脆くなっていってしまうといったケースも考えられます。安全性の観点からもしっかりとした調査をし、ずさんな手抜き工事をしないように気を付けなければならないでしょう。
中国のシンクホール
中国ではハイウェイが崩れ落ちる程の大規模で巨大な穴が開いてしまいました。仙山市では直径30メートル、深さは7メートルから8メートルとも言われている穴が開き、多くの死者を出した事故に繋がっています。穴の内部は水分の多い泥水です。こうした中国での発生事案は増えていく傾向にあると言われています。
発生時の映像もある広州市のシンクホール
中国の広州市では突如現れた巨大な穴に吸い込まれるように地面が無くなっていく様子が、動画投稿サイトなどの映像で見ることができます。都市部での地盤沈下は、住んでいる人達の生活に直接的なダメージに繋がってしまう為、避けたい事故ですが、今後も増えていく事が予想されており、深刻化が進んでいると言えるでしょう。
中国でも多発している
他にも中国では多くの同じような現象で悩まされている人達は数多く、その規模は大きいモノから小さいモノまでさまざまですが、ほとんどが人々の生活に直結して甚大な被害をもたらしてます。小さな村で暮らす方たちは、増え続ける陥没穴に怯えて生活しているのではないでしょうか。
前触れがない
前触れもなく起きてしまう為、住民の人達も対策の仕様がありません。以前は採石場だったり炭鉱だったりした地域で偶発的に起きている事から、原因の一つとして考えられていますが、解決には至っておらず、不安は高まっていると言えるでしょう。
ながらスマホで落ちてしまった人もいる
スマートフォンを使用しながら運転したりする「ながらスマホ」が問題視されている昨今、中国ではスマートフォンを操作しながらバイクを運転していた男性が、急に目の前に穴が開いて落ちてしまうといった事故が起きています。ながらスマホをしていなければ気づけた可能性も考えられる事故です。
その他各国のシンクホール
ご紹介した国々以外でも、同じような事象が発生した国はたくさんあります。日常生活において、急に穴が開くような場所には住みたくないと考えますが、各国で頻繁に起きている出来事である事を考えると、いつ自分の周りで起きてもおかしくはないと考えていなければならないのではないでしょうか。
ロシア
日本ではあまり報道されてはいませんが、ロシア西部や北部の一部地域では巨大な孔が突然開き、その深さは20メートルから50メートルなどさまざまです。ロシアでは大雨が続いた事で、地盤が弱まり巨大な大穴の発生に繋がったのではないかと言われています。
数週間で何件も起きた事もある
小規模の穴が何件も起きている事も分かっています。小規模ですが、車が1台が道路の穴に飲み込まれてしまうような事故や、バスの車輪が穴に落ちてしまうといった事故に繋がっており、人が落ちてしまうといった事件もあるようです。
ポルトガル
ポルトガルではもともとの地質の影響も考えられますが、かなり深くまで開いた巨大な穴が問題となっています。土の中に含まれている水の量が多く、大雨の影響もあってもともと石灰石などが含まれている土に水が浸透し、大きな穴が開くという事象に繋がったと考えられているようです。
インドネシア
自然災害の多い地域でもあるインドネシアは火山の噴火や自信などにも悩まされていますが、巨大な穴が突如として開いてしまう現象にも悩まされている事が分かっています。インドネシアでは畑などで起きており、人々の生活に直結した問題といえるでしょう。
シンクホールを防ぐためにできる事
自分達の手によって、このような大規模な災害を防ぐ為に出来る事には、どのような事が考えられるのでしょうか。自然発生的なホールの場合、もともとの地盤などが関係している為、人の手によって防ぐのは難しと言わざるを得ませんが、人為的な要因が関係している場合、出来る事はあるのではないでしょうか。
人為的な事故を無くすためには
人為的に引き起こされてしまう事故を無くす為には、安全面に配慮した徹底的な管理体制が必要になるでしょう。日本はあまりずさんな工事というモノを聞いたりする事は少ないですが、ホールの原因でもある水道管の管理体制などは強化するべき事案です。
日本では地下水道が一般的
日本の水道管はほとんどが道路に影響しないように地下に張り巡らされています。この様な場合、水道管の老朽化した部分などを黙視する事が出来ず、事故を未然に防ぐ事が難しい状況と言えるでしょう。水道管の管理方法なども見直す必要があるのではないでしょうか。
防ぐ事が難しい場合
命を守るためには防ぐ事を考えるだけでは解決できない事もあるでしょう。避難シェルターのような場所を確保しておく事も対策として考える事が出来ます。起きてしまった事態に対応できるような環境作りも大切です。
いつどこで起きるかわからないシンクホール
いつ起こっても不思議ではなく、どのように警戒して良いのか分かっていません。今後も工事や採掘などの様に地形を変化させるような工事を続けていく可能性は十分にあり、その都度安全に配慮する必要があるでしょう。決して軽く考えず、自分でも十分な対策を考え、異変を感じた場合その場から逃げるなどしなければならないのではないでしょうか。
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