基本の鮭のホイル焼きの作り方を紹介!
どうしても塩焼きとして朝食のおかずにといったイメージが強い鮭ですが、実は夕飯のおかずにもなる万能な食材です。特にホイル焼きは脂身の少ない切り身もふっくらとおいしい口当たりで食べられる他、味付けも多彩なので小さなお子さんからお年寄りまで幅広い人に愛されています。では、必要な材料や作り方を見ていきましょう。
必要な材料
揃える材料もメインである鮭以外は必須とされているものはありません。なので基本的な作り方さえ覚えてしまえば、付け合わせるものは冷蔵庫にある余った野菜でも十分対応できます。非常に融通が効くところも主婦さんを始め、台所に立つ多くの人に支持されている理由の一つです。
鮭
基本的には塩で加工されていない生鮭を用意します。しかし生鮭は秋に多く出回るので手に入らない場合は塩鮭でも構いません。その際は甘塩のものを選びましょう。選ぶポイントとしては身にツヤがありしっかり厚みがあるものを、さらにサシが入っていると脂と甘みが適度にあるのでよりジューシーな味わいを楽しみたい人にオススメです。
お好みの野菜
一般的なレシピでは玉ねぎやジャガイモ、人参、ネギなどが用いられます。じっっくり熱を入れて調理するので根菜類は甘く、ホクホクに仕上がります。またキノコ類は外せない食材です。シメジや舞茸、エリンギなど、中でも香り高いものを使うとホイルを開けた時に非常に香りも良くなります。
調味料
合わない調味料を見つける方が難しいくらい、大体の味付けでおいしく食べることができます。その中でも特に人気なのが「バター醤油」や「マヨネーズ」など、お子さんにも喜ばれやすい味付けが多く選ばれています。一方でサーモンのような脂たっぷりな身には塩、コショウのみを使い、直前にレモンを絞ってシンプルに食べる方法もオススメです。
下ごしらえ法
どんな料理でもおいしく食べるためには下ごしらえは非常に大切です。手軽に作ることのできるホイル焼きも例外ではありません。ただし、ここさえしっかり押さえればおいしい仕上がりを約束されたも同然です。食材ごとにまとめたので参考にしてください。
鮭
生鮭か塩鮭かで大きく別れますがここでは主に生鮭の方法について解説します。まず塩を全体に薄く塩をしましょう。同時に生臭さも消してくれる効果があるので必須の下準備といえます。さらに部位によっては骨が多くついていることもあるので、口に残りやすい骨を予め取り除いておくと食べやすくなります。
なお、塩鮭の場合は甘塩の場合はそのままでも構いませんが塩分を気にする人は塩抜きをしてから使用する方法もあります。なお、塩抜きのやり方は別の見出しで記載していますので参考にしてください。
野菜
切る作業が中心になります。まず火が通りにくい食材である人参やジャガイモは細切りにします。玉ねぎも幅5mmほどにスライスしましょう。キノコ類は石づきを外し、食べやすい大きさに手でほぐすだけでオッケーです。
鮭の塩抜きの方法を学ぼう
生鮭は秋に手に入りやすく他の時期は塩をしたものが多く出回ります。例え甘塩であっても実際の塩加減は分からないので料理に使うには抵抗があるものです。そんな時は塩抜きをしてみましょう。ここでは素材の旨みを逃さずに出来る塩抜きの方法を紹介します。
これをすれば完璧!塩抜きはこうやろう!
薄めの塩水や水に浸しておくだけで簡単に塩抜きはできます。がしかし水に酒とみりんを加えてあげるだけで風味が豊かになり料理の仕上がりがさらにおいしくなります。以下のレシピでぜひ挑戦してみてください。
塩抜きのレシピ
切り身4切れに対して水を2.5カップ、酒大さじ2、みりん大さじ1を加えます。よく混ぜ合わせたら甘塩であれば2〜3時間を目安に漬けましょう。またもしあればここに酒粕を200g加えると、鮭の風味がさらに良くなり、旨味をぐっとアップします。
ホイルに包む
下ごしらえを終えたら今度は火入れ前の準備になります。基本的には具材を乗せて包むだけの作業となりますが、出来上がりに差をつけたい人は、もう一手間下味の作業が必要になるのもこの段階です。また味付けによってはメインの調味料を入れるのもこのタイミングになります。では順番に見ていきましょう。
油を引く
まず具材を乗せる前にホイルに油を引きます。塗るようなイメージでキッチンペーパーに油を染み込ませて満遍なく引いていきます。これをやらないと具材とホイルがくっつく恐れがあるので必ず実施しましょう。油の種類はサラダオイル、オリーブオイル、無塩バターなどお好みでチョイスしてください。
具材を乗せる(下味にもう一手間もココ!)
まず鮭は皮を香ばしく仕上げるために皮面を下にします。その後、野菜を鮭の上に乗せていきます。この時、火の通りが遅い順に入れていくことがポイントです。よってジャガイモや玉ねぎは先に入れますが、根菜類は場鮭の下に引いても構いません。下に引くと焼き色も付きやすく香ばしく仕上がります。
より生臭さを気にする人や、よりふっくらと仕上げたい人は野菜を乗せる前に料理酒を鮭に振りかけてください。切り身1切れに対して小さじ1程度が目安です。もしくは霧吹きで1噴霧でもオッケーです。
味付けをする
バター醤油やチーズ、マヨネーズで味を決めたい人はこのタイミングで調味料を入れます。マヨネーズの場合は上に適量絞り出して乗せていきます。バター醤油の際は、バターを適量入れ、醤油はこの段階と食べる直前の2回に分けて入れるとベストです。一投目が焦がし醤油のようになるので香ばしさのアクセントが加わります。
ホイルに包む
アルミホイルは2人分で30センチ程度あれば十分です。しかし4人分になったとしても包む際は2包に分けるようにしましょう。包みが大きければ熱の周りも遅くなってしまいます。効率的に熱を通すためにも2人分を1包として調理すると加減良く作ることができます。
しっかりと周りを閉じる
まずアルミホイルの手前と向こう側を合わせ数回しっかりと折り目をつけます。次に端とキャンディの包み紙のようにくるくると巻いていきます。滞留する熱が逃げてしまわないように隙間なく閉じることがポイントです。なおフライパンで焼く際には両端を上むきにしておくと、フライパンから出す際に掴みやすいので便利です。
焼き方
いよいよ最後の段階です。食材に火を通していきましょう。家庭で作る方法として主にフライパンを使う方法と、魚焼きのグリルで焼く方法の2種類があります。ここではそれぞれのやり方と注意点を紹介していきます。
フライパンでやる方法
鮭を包んだホイルを並べたら、最初は中火で4分ほど火にかけ、その後今度は弱火にして7分から8分じっくり火を通していきます。この際、蓋を用いるとさらに熱を閉じ込めることができるので火の通りが非常に良くなります。なお、記載した時間は蓋をして調理をした際の目安時間です。蓋がないともう少し長くなります。
魚焼きグリルでやる方法
魚焼きグリルでも調理が可能ですが仕様で焼き時間に差が出ます。どちらも中火で、両面タイプで10分ほど、片面タイプでプラス5分ほどが目安です。魚焼きグリルの場合は火加減が難しい他、特に片面タイプの場合はひっくり返す作業が必要になります。汁が漏れないように注意しましょう。
ホイル焼きの手軽さはキャンプなどのアウトドアでも威力を発揮します。こちらでは焚き火を活用したホイル焼きの方法を紹介しています。参考にしてみてください。見栄えもいいので盛り上がること間違いありません。