世間を賑わせたスタンフォード監獄実験。実験内容をモチーフにした映画がある?

神聖ローマ帝国の皇帝が行った恐ろしい実験です。まず55人の乳幼児を隔離し、一切のスキンシップを禁じ育てさせました。目を見ることも、語りかけることも、笑いかけることも許しませんでした。結果、55人中、27人が2年以内に死亡。他17人も成人前に死亡。残る11人は成人後生き続けたが、知的障害や情調障害が残りました。

人間にとって、何が大切なのかを考えさせられる実験だ。 もうひとつ衝撃的な実験がある。神聖ローマ帝国ホーエンシュタウフェン朝の皇帝フリードリヒ2世は、言葉を教えずに育った「赤ちゃん」がどんな言葉を話すのかに興味があった。(引用:怖すぎ!人間の本質が、暴かれる「5つの心理実験」)

 

tookapic / Pixabay

現代でこれをやってみた人もいます。もちろん数分間で終わる軽度の実験です。長い時間やってしまって死者が出てしまったら大問題です。無表情のまま自分の子供の前に立つ母親、子供はそれを見て徐々にストレスを感じていき、最後には泣き出してしまいます。人間の無表情が凶器にもなり得るという恐ろしい実験です。

ブアメードの水滴実験

Skitterphoto / Pixabay

思い込みだけで人は死んでしまうという実験です。目隠しをして、囚人に足の親指を切ったと伝えます。そして水滴の落ちる音を延々と聞かせます。実はその時、実際に親指は切っておらず血も流れていません。水滴の落ちる音は水道から出る水で代用します。しかし囚人は自分の足を切られて血が滴っていると思い込むのです。

そのままの状態で囚人に対して、「こんなにまで血が出ればもう致死量だな」と伝えます。すると囚人は死んでしまった、という実験です。これは思い込みだけで人間の脳みそが生命維持をしなくなる、というとても恐ろしい実験です。

もっと恐ろしい記事を読みたい方はコチラ

被験者がこの実験から早く立ち直れた理由

geralt / Pixabay

この実験が終わる時、「今までの実験は架空のことで、囚人番号○○番はもう居ないんだ」と伝えればすぐに立ち直ったと言われています。これは架空の自分が架空の役割を与えられた”だけ”で、大きく精神を揺さぶられていたということです。いわば、その”ラベル”が無くなれば自分の個性が復活するということです。

身近なところでいうと、職場や学校であなたに与えられた責任や役割は単なる”ラベル”でだということです。○○会社の○○係に所属するが故の役割。これが自分の精神に大きく影響していると自覚するべきでしょう。この役割を別人格が担っていると考えれば、今もしも苦境に立たされている人は少し気が楽になるのではないでしょうか?

geralt / Pixabay

恐ろしい実験!スタンフォード監獄実験から学べること

TeroVesalainen / Pixabay

スタンフォード監獄実験から学べることを書いていきます。スタンフォード監獄実験は疑惑は残るものの、「すべてが嘘か」と言われたらそれはNoです。このことを解説していきます。

すべてが嘘では無いところがこわい

GDJ / Pixabay

スタンフォード監獄実験には正当性の疑惑があること紹介した通りです。程度の差はあれど、他の研究者が示している通り、環境が人の善悪に影響するのは間違いありません。ジンバルドー教授も幼いころスラムでたくさんの”悪に染まる”友人を見たと言います。

その”悪に染まる”というのは子供だけでなく大人にも当てはまります。例えば職権濫用という罪があるように、政治家が自分の利益に誘導することがあります。銀行員がお客さんのお金を着服してしまうこともあります。その際権力が大きいかったことが問題になります。

CreativeMagic / Pixabay

もっと身近なところで例えると上司や教師が自分の居心地が良いように他人を誘導します。これは適度であれば丁度良いのですが、度を越してしまうとその組織を壊しかねません。この時、上司や教師などの権力を持つ者は周りから恨まれる事もあります。この教訓を自分の行いを見つめなおすきっかけにしたいものです。

イヤミスに関する記事はこちら

NEXT ゴア表現に関する記事はこちら