名前の通り小さい形のタイプです。狙っている青物の餌が小さいものであるときに有効です。また形状が小さいためストレート(まっすぐタイプ)と違ってヒラヒラトゆっくり落ちるのが特徴で魚が引っ掛かりやすいというメリットがあります。
左右非対称タイプ
ルアーを上から見たときに左右が非対称の形をしたタイプです。左右のバランスが違うため、ヒラヒラト不規則な動きをします。これにより「ここに餌があるぞ~」と強くアピールができます。ただし形によりルアーを落とす際に抵抗を受けるので落ちるスピードがゆっくりとなってしまい、水の流れが強いところですと水中に沈ませづらくなります。
青物ルアーのカラー
色選びは自分の好みの色で選ぶ人が多い!?
冒頭でお伝えしましたようにメタルジグは金属類でできているため、フラッシング効果と呼ばれる水中でキラキラと反射することによって小魚がのように見せかけることができます。しかしながら色についてはたくさん種類があったり、その魚の活動状況によって捕食するカラーが異なるので、自分の好みで選ぶ人が多いです。
しいてメジャーな色を挙げるなら・・・
メタルジグの色選びとしてメジャーとされているものが、イワシカラー(青色)やゴールド系、ピンク系が人気です。
理由としては水が澄んでいるため、イワシを餌とするような魚を狙うのであればイワシカラー(青色)を選び、水が濁っているようなところ(たとえば台風が来たあとであったり、大雨が降ったあとなど)ではルアーを目立たせなければいけないのでピンク系やゴールド系を、といった具合に使うようにするためです。
しかしながら、やはり何が当たるのかはその時によって違ってくるので「今回はこの色がよく釣れる!」といった具合で固定概念に縛られずに使ってみるのがポイントのようですね。
青物ルアーの使い方
メジャーな使い方としては遠くへ放ち、竿やリールを操作して動きを与える魚にアピールをする方法です。竿を揺らしたり巻き方に緩急をつけることにより、ルアーが本物の餌のように見えるような動きを作り出すことができます。次の「青物ルアーの落とし方」「青物ルアーのアクションの種類」で詳しく説明していきます。
青物ルアーの沈め方(フォール)
魚は基本的には上を意識しているため、上から落ちてくるものに反応を示すといわれています。ですので青物ルアーを沈める時のテクニックも大事となってきます。
フリーフォール
フリーフォールは言葉の通り自由にルアーを落としてそのまま釣り糸を出し続けていくことで、潮の流れに乗ってまっすぐに落とす方法のことをいいます。藻が多いところでも海底の付近まで落として狙えますが、釣り糸が張っていない状態になるため、魚が餌をくわえたかどうかわかりづらくなってしまうので視覚的に違和感を感じたら合わせる必要があります。認します。ラインが止まったり、急に走り出したら合わせましょう。
カーブフォール
ルアーを投げた後に釣り糸を出さずに沈下させることをカーブフォールといいます。テンションフォールとも言われており、ロッドを使うことでさらにカーブをさせたり少しずつ巻いてカーブを作り出すやり方もあります。海の中層にとどまるので魚にルアーを見せる時間を増やすことができますし、フリーフォールと違って魚がえ餌をくわえたかどうかがロッドを通して伝わるのでわかりやすくなります。ただしルアーがカーブフォールは沈下スピードがゆっくりのため、魚に見限られてしまうというデメリットもありますのでフリーフォールとカーブフォールを使い分ける工夫がいります。
青物ルアーのアクションの種類
ワンピッチジャークアクション
青物を狙うときに使う基本のアクションです。竿を一度あおって、あたかも本物の生きている餌かのように見せかけ、釣竿をもとの位置に戻すまでリールを回します。これを繰り返し行います。コツとしては竿をあおるときは素早く行い、戻しながらリールを巻く時はゆっくり行うことです。
青物といわれるものは回遊している動きの速い餌を求めて回遊していますし、この時に右往左往、上下左右とジグザグ活路を探しながら泳ぎますので、餌の動きを真似して動かすことが重要となります。
ジャカジャカ巻き
こちらも青物を狙うときに使う基本のアクションです。先ほどのワンピッチジャークの動きを早くしたものとなります。名前の通りジャカジャカと巻き続けるのでより動きが加わります。
ワンピッチジャークとの違いとしてはワンピッチジャークは竿をあおってから釣竿をもとに戻すまでリールを1回戻すのに対し、ジャカジャカ巻きはひたすら繰り返します。そのため、体力を消耗しますので上級者向けのテクニックとなります。
ロングジャークアクション
ロングジャークアクションは釣竿を大きく振った後にリールを巻いて糸を回収し、戻した後に再度釣竿を大きく振ってと繰り返し行うアクションのことをいいます。ワンピッチジャークアクションとジャカジャカ巻きと違って体力を温存しながら行うことができます。ただし、風が強い日ですと釣り糸が流されやすくからんでしまうというトラブルが発生しやすくなるため、その点は注意が必要となります。
コンビネーションジャークアクション
これまでに紹介したすべてのテクニックを自分好みに組み込んだもののことをいいます。組み合わせたアクションを行うことによって魚に見切られることが少なるのが特徴です。もし釣りをしている場所でこのアクションがうまくヒットするとテクニックとしてかなり効果を発揮していることになります。実践を積んで習得していくテクニックのため、かなり上級者向けとされています。
タダ巻き
タダ巻きとは言葉の通りリールを巻くことです。リトリーブとも呼ばれており、巻くスピードに変化をつけて早く動かして餌が活発に動いているように見せかけたり、ゆっくり巻いて魚が餌に飛びつくタイミングをはかることで魚をひきつけます。青物を狙う場合は回遊魚のため、高速でリールを巻きます。
最後に
青物に関係なく釣りのコツとして「狙っている魚の習性を理解する」ことが第一歩となります。そのためにはまずは自分がどの魚を釣るのかを決め、事前準備としてその魚について知ることが重要です。これから涼しくなり釣りを楽しむのにも気持ちの良い時期にもなりますので、まずは自分が釣りたい魚について知ることから始めてみてはいかがでしょうか?