穴子の旬を産地別に解説!おいしい時期のおすすめレシピ6選も!

美味しい穴子を選ぶためには何といっても新鮮であることが欠かせません。新鮮なものは体にぬめりが残っていて、表面に出ている白い斑点模様がはっきりと見えているものです。そのほかにも血がついている場合には薄紅色をしているものを選びましょう。

冬の穴子の見分け方

冬に獲れたものも夏と大きくは変わりませんが、一点違うのはお腹の大きさです。脂がのり産卵を控えているため、身が少しふっくらとしているものの方がおいしくいただけます。しかしお腹があまり大きすぎるものは腐りが早いため注意が必要です。

旬の穴子の釣り方

新鮮なものを食するためには自分で釣るのが一番です。比較的シンプルな仕掛けで釣ることができるため、初心者の方も楽しむことができます。大物が釣れる場合もあるのでタックルはしっかりと丈夫なものを選びましょう。

夏の穴子の釣り方

最も釣れる時期で、夜行性なので陽が沈むころからが狙い目です。岩間やテトラポットの隙間など浅めの場所にいることも多いため、堤防などから釣ることができます。また船で釣る場合には広範囲に生息しているので、釣れない場合には場所を頻繁に変えると釣り上げる可能性が高くなります。

冬の穴子の釣り方

冬は動きが少し鈍くなりますが、十分釣りを楽しむことは可能です。エサはイカやイワシの切り身などを好みます。キラキラ光るものや、イカをつけるの場合にはワタを少しつけると食いつきがよくなります。

穴子とうなぎの違いは何?

生きているものを見るよりも調理後の状態を見ることが多いうなぎと穴子ですが、見た目や味などにどのような特徴や違いがあるのでしょうか。ここでは特徴をふまえながらその違いを紹介していきます。

穴子の特徴

穴子はウナギ目アナゴ科で、一生を海で過ごしています。表面は薄茶色で、側面に白い斑点、背びれ下には一直線の斑点があるのが特徴です。尾びれはとがっていて、上あごが出ているため口を閉じると下あごが隠れます。

うなぎの特徴

うなぎはウナギ目ウナギ科で海で産卵し孵化した後、川などに生息している淡水魚です。全体的に黒っぽく、下あごが上あごより出ているのが特徴です。尾びれは丸びを帯びていて、斑点は見られません。

穴子とうなぎの味の違い

穴子は淡白な味でカロリーも低く、煮つけ以外にも天ぷらや刺身としてもおいしく食することができます。一方うなぎは脂肪がついていて味がしっかりとしているので、高カロリーですが蒲焼でうな丼にするとおいしくいただけます。

産地別の穴子の旬を見てみよう

北は北海道から南まで日本中幅広く生息していますが、その地域でもどこでよく獲れるのか?また釣れる場所が違うと味にも違いが出るのかなどをふまえ、日本で釣れる有名どころを紹介していきます。

産地①漁獲量No.1!「長崎の対馬」の穴子

日本国内では長崎県が昨年の水揚げ量600トン弱と漁獲量の断トツのトップを占めています。毎年食べるために長崎へ訪れる人も増えています。ここでは長崎対馬がなぜ有名なのかを紹介していきます。

長崎県の玄界灘は穴子の宝庫

玄界灘は対馬海流が流れ、漁が盛んに行われています。海流にもまれて程よく脂がのっているが身が引き締まっていて、筒を海底に沈めて漁を行うため体を傷つけずに釣り上げることができます。この地域は韓国からの密輸船が多くみられることが問題となっています。

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