世界最大級の人食いワニ!イリエワニの生態や天敵に迫る!日本軍とも関係があった?

ワニもサメも食物連鎖のピラミッドのかなり頂点にいる生き物であることには疑いがありません。しかし、ワニはサメさえも捕食してしまうと言われています。ワニは主に淡水域に生息し、サメは主に海水域に生息します。これだけ聞けば、両者はうまく住み分けが出来ていると言えますが、実はワニもサメも両方を行き来することが可能なのです。

他のワニを捕食してしまう

サメもさえも捕食してしまうワニですが、なんと共食いも観測されています。その旺盛な食欲にはただ驚くばかりですが、ワニは自分の口に収まるような獲物については、どんなものでも口に入れてしまう性向があると言われており、それが異種の生物だけではなく、自分と同類のワニでも対象外とはならないのです。

イリエワニによる人食い事件も起こっている

イリエワニに人間が襲われる事例はたくさん報告されていることはご存知でしょうか。実は、私たちが目にするようなニュースになるような事件以外にも、人間が襲われる事件はたくさん発生しています。

イリエワニが人を襲う事件

イリエワニが人を襲う事例は枚挙に暇はありません。日本人が遭遇した被害では、太平洋戦争時にラムリー島で数百人の日本兵がイリエワニの餌食になった事件があったと言われています。近年の事例では、オーストラリアのカカドゥ国立公園で泳いでいた12歳の少年が襲われたほか、川を渡ろうとしていた男性が犠牲になる事件が発生しています。

実は頻繁に人間を襲っている

イリエワニのようなワニが人間を襲うニュースは私たちが目にする頻度以上に、実は頻繁に発生してます。人間を襲う動物をランキングにしたデータによると、サメは14位にランキングされていますが、ワニは何と10位に位置しています。これは蚊などの虫や人間も対象に含むランキングなので、ワニは人間にとって天敵とも言える存在なのです。

ワニだけじゃない!蛇が人間が襲う事例はこちら

ギネスブックに認定された人食いイリエワニ”ロロン”

高い身体能力を持つイリエワニなので、ありとあらゆる世界ナンバーワンの記録を集めるギネスブックにも、その名前は登場します。一体、どのような記録がギネスブックに収められているのでしょうか。

恐ろしい人食いワニとして一躍有名に

出典:PhotoAC

現在までのところでは、世界最大のイリエワニはフィリピンで2012年に捕獲された”ロロン”です。体長が約6.2メートル、体重が1075キログラムと大きく、ギネスブックによる認定では世界最大のワニです。ロロンという名前ですが、同名のワニ取り名人の名前を用いて命名されました。フィリピンでは一時期は大変な人気を集めました。

イリエワニの祖先とは

現在の地球上では、このイリエワニに対抗できそうな生物をなかなか想像することは難しいですが、一体、現在のイリエワニはどのような歴史を経て、現在の姿となったのでしょうか。ここでは、そのイリエワニの祖先を見ていきます。

NEXT 2億4000万年前にワニの祖先のクルロタルシ類が誕生