日本三大怪魚アカメとは?その謎めいた生態と釣り方、食べ方を解説

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しかしこういうポイントの大体が市街地内にあり、住宅のすぐ隣などで釣りをする事もよくあります。こうなると周りの騒音が気になったり、置いてきた車も気になるでしょうし、トイレの確保もしとかないといけません

僕も向かいのマンションから聞こえる、赤ちゃんのギャン泣きをBGMに釣りしてた事がありますw

※住宅が近くになくてもマナーは守って釣りしましょう、近辺を生活の場にしている人が必ずいます。

(引用:【アカメ釣り】高知浦戸湾の大場所・回遊待ちポイント)

アカメの釣り方②仕掛けとタックル

アカメを釣る時はシーバス用のヘビークラスなどを流用することができると言われています。というのもアカメ釣りはシーバスフィッシングと似ている部分が多く、タックルや釣り方はシーバスを参考にすると良いと言われています。

ベイトタックル

ベイトタックルは太いラインを巻けるのが利点ですが、特に橋脚周りのアカメ釣りでは20~30ポンドのナイロンラインを150m~200mほど巻く必要があるため、バットの強さを兼ね備えたタックルが必要です。ロッドは6~7フィート、リールは6.5~7kgほどのドラグ力があるものを使用すると良いそうです。

スピニングタックル

スピニングタックルはキャスティングのしやすさが利点と言われていますが、アカメ釣りでは、シーバスルアーを投げられる繊細さと、バットパワーが重要です。リールは、ショアジョギングロッドなら8~9フィート、4000番クラスならドラグ力が7~10kgあるものが良いと言われています。

スピニングタックルは思いものを投げるのには向かないと言われていますが、アカメ釣りには重量級ファイトに耐えられるキャパシティが必要です。故にラインはPE2~3号を200m巻いて挑むと良いと言われています。

アカメの釣り方③釣果を上げるには?

アカメがいつも食べているものについて考える

釣りをする上で「釣りたい魚が実際に何を食べているのかを意識すること」はとても大切です。魚に旬があるように、ベイトも季節や場所、時間、天候など様々な要因に左右されます。「今の状況なら魚は何を食べているだろうか」と考えることは釣りする上で非常に重要です。

アカメは季節に合わせて、イナッコと呼ばれる3~18cmのボラや晩夏から初秋にかけて現れる落ちアユ、ハゼ、エビやカニなどの甲殻類を捕食しています。アカメは「今の時期なら何を食べているだろうか」と意識すると良いと言われています。

周囲の人工物を意識する

アカメは一般的には幻の怪魚と言われていますが、例えば高知県浦戸湾まで行くと、多数の目撃情報を得ることができます。なので大型魚がたくさん目撃されている、いわゆる「魚影が濃い場所」を意識すると良いそうです。特に橋脚周りやテトラポットなど人工物の付近を意識すると良いと言われています。

アカメの味は賛否両論?アカメ料理は食べ方が大事

アカメは食用というよりも大きさを測定してリリースするのが基本であるため、アカメを食べることはあまりありません。アカメの味については「淡泊で美味しい魚!」という意見と「臭くて、処理が面倒な魚」という意見の賛否両論のようです。

またアカメは大きさと生息地域によって味が変わることでも知られています。大きさは中型がベストで、生息地域は四国地方のアカメが最も美味しいと言われています。特に生食は大きさと生息地域に依るところが大きいため、アカメは火を通して食べるのが良いと言われています。

しかし、アカメほど味についての評価が分かれる魚も珍しいと思います。ある人はあんな不味い魚はない、とても食えたものじゃないと言う人がいます。この不味い派が六対四か七対三で多いようです。わたしは「不味いじゃろう」と同意を求められたときは、「そうかもしれんねえ」と否定しません。ものの味なんて人によって違うもんです。

(引用:アカメの味)

アカメを美味しく食べるには?アカメの食べ方・捌き方

アカメの捌き方①下処理

アカメ捌きでまずやらなきゃいけないのが鱗落としです。鱗が皮膚深くに埋まっているため、包丁を使うのがおすすめです。次に頭を落とします。アカメは骨が頑丈なため、背骨など大きな骨を切る時は、骨の継ぎ目を意識するのがポイントです。

頭が落ちたら内臓を取り、腎臓部分を洗います。特に腎臓部分は入念に洗う必要があります。これを怠るとおろした時に身に血がうつってしまうからです。歯ブラシやたわしを使うときれいに洗えると言われています。

アカメの捌き方②3枚おろし~調理法

内臓処理が出来たら、3枚におろします。アカメはとにかく骨が硬いので、あばら骨部分などは1本1本骨を断ち切るように切断するとよいそうです。お尻の方から包丁を入れ、3枚におろしたら、やっと調理に入ります。

アカメは春から夏が旬で、その時期は脂がのって美味しくなると言われています。鱗、皮、骨ともに非常に硬いのが特徴です。肉は白身で熱を通すとやや硬くなると言われています。代表的な料理法には煮付けや塩焼き、揚げ物があります。

アカメは生食より火を通す!旨いアカメの食べ方

アカメは臭みや硬さが目立つため、煮つけや塩焼き、汁物にするとよいと言われています。特にアカメは良い出汁が出ると言われており、煮つけや汁物にすると絶品のようです。他には、塩焼きにすると身が柔らかくなり、これもまた絶品と言われています。写真はスズキの煮つけですが、アカメも煮付けたらこんな風になるのではないでしょうか。

一方刺身で食べる場合、大型のアカメは臭みが目立ってしまうため、活き締めされた小型から中型のアカメに限られると言われています。この条件下であれば、少し硬さは残るものの、しっかりとした味のあるアカメの刺身が楽しめます。

まとめ

アカメは食用というよりも、大きさを競うというレジャー的な意味合いを強くもつ魚です。またアカメは「日本三大怪魚」「伝説の巨大魚」として神格化される一方、近年ではインターネットの発達により、簡単に釣れる魚にもなってきました。

このためアカメは、環境省のレッドリストのような、適切な保護が必要な魚としても知られています。アカメは駆け引きで釣り人を魅了する魚ですが、一方で、多くの対象魚の中でも特に釣り人のマナーを問う魚とも言えるでしょう。