札幌でグランピングするならここ!おすすめ3選の魅力をご紹介

近年、雄大な自然を誇る北海道で、贅沢に自然を楽しむグランピングと呼ばれる旅行スタイルがアウトドア愛好家たちの間で話題になっています。観光地として名高い札幌で新たな魅力となるであろう、おすすめのグランピング場3選を料金やアクセスなど細かい情報とともにご紹介します。

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グランピングとは?

グランピングとは、グラマラスとキャンピングを合わせた言葉で、テントやログハウスのような施設に泊まって贅沢に自然を楽しむ余暇活動を指します。元はアメリカやカナダにある富裕層向けの贅沢なキャンピングリゾートだったものが発展し、2005年にイギリスで初めてグランピングという言葉が確認されたと言われています。

日本のグランピングの発祥

1990年代~2000年代、オートキャンプ場ブームの興隆により運営に悩みを抱えたオートキャンプ場事業者が、現状打開策として富裕層向けに始めたのが、日本のグランピングの最初だと言われています。その後海外のグランピングブームが日本にも流入し、現在では初心者から楽しめる人気の余暇活動となっています。

日本のグランピングの現状

しかし日本におけるグランピングの知名度はそれほど高くありません。そのため「自然を贅沢に楽しむ」という本来のグランピングとかけ離れた状態でグランピング場を名乗る施設が存在するのも事実です。グランピングが正しく根付くためには、まだ課題が残っていると言えます。

自然を感じられる本来のグランピングの姿を追求し、お客様に本物を体験していただく。この努力こそが、グランピングを日本に根付かせるために不可欠と協会では考えています。

(引用:グランピングとは|一般社団法人グランピング協会)

グランピングについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

札幌のキャンプ事情

北海道の観光を支える「オートリゾートネットワーク構想」とは

北海道では長くに渡って、「オートリゾートネットワーク構想」と呼ばれる大規模な観光開発が、北海道開発庁によって進められてきました。これは全道的にオートキャンプ場を核とした道路や情報ネットワークを整備しようという試みで、その甲斐あって現在では北海道内だけで300箇所以上のオートキャンプ場が存在しています。

オートリゾートネットワーク構想の中において、キャンプ場は観光行動の三要素である「遊ぶ・移動する・休む」のうち、休むを担う場所と位置付けられています。このため北海道の観光業を支えるには、遊びと移動との連携、つまり他のアミューズメント施設や観光施設の連携が必要だと考えられていました。

北海道のキャンプ場をおすすめする理由

現在でも北海道のキャンプ場は観光客の多さとリピート率の高さを誇っていますが、この理由はやはり景観の綺麗さだけでなく、観光地としての整備が整っているからだと言われています。手軽に自然を楽しみたい初心者やファミリー層向けのスタイルが功を奏した経験が、グランピングが札幌含め北海道全体に根付く土台になったと言えるでしょう。

札幌でグランピングする魅力と押さえておきたい注意点

札幌グランピングの魅力

札幌でグランピングをする魅力はやはり、夏に涼しい点だと言えるでしょう。日本では夏休みが最も長いのが一般的で、旅行やキャンプなど家族のイベントは夏休みに集中しがちです。しかし本州、特に関東以南の夏はあまり外でくつろげる気候ではありません。

一方札幌の夏の平均気温は、7月が20.5℃、8月が22.3℃(札幌の気象台平年値)と過ごしやすさを絵に描いたような気温です。最高気温も26℃前後で本州の暑苦しい日々から逃れるにはもってこいの気候なのです。こんな気持ち良い気候の中で贅沢に自然を楽しめるのは、札幌グランピングの魅力ではないでしょうか。

札幌グランピングの注意点

一方で気を付けなければいけないのは、冬です。冬は最高気温が0℃未満の日が1カ月半もあり、初心者やファミリー層が自然を楽しむのは難しいと言われています。この間は暖房がガンガンに効いている室内でアイスを食べるのがおすすめです。また2月にはさっぽろ雪まつりが行われるので、防寒を完璧にして都市部の観光もおすすめです。

おすすめ①しのつ公園キャンプ場の料金とアクセス

札幌市街から車で40分走ったところに位置する、しのつ公園キャンプ場では手ぶらキャンプをグレードアップさせたグランピングをすることができます。営業時期は4月28~5月5日、または7月1日~10月31日までと、夏の気持ちの良い時期に自然を楽しめるようになっています。

1泊2食付きで大人1人18,000円、子供1人10,000円と、値段だけ聞くとやや高めな感じがしますが、キャンプ用具一式から電気ケトル、釣り具一式、温泉フリーパス、パークゴルフ(レンタル込)、自転車の貸出まで付いているので、とてもリーズナブルだと言えるでしょう。

しのつ公園の基本情報

住所:北海道石狩郡新篠津村第45線北2番地

電話:0126-58-3166

アクセス:JR北海道 函館本線 上幌向駅からバスで16分、もしくはJR北海道 函館本線および室蘭本線 岩見沢駅からバスに乗り継ぎ、新篠津温泉たっぷの湯駅から徒歩1分

受付時間:8時~18時

駐車場:有

営業期間:4月28日~5月5日、7月1日~10月31日

公式HP:しのつ湖・キャンプ|新篠津村-たっぷの湯(http://www.tappunoyu.com/lake/camp.html

子連れに嬉しい、しのつキャンプ場グランピングの魅力

しのつキャンプ場が子連れのファミリー層に人気の理由は、アミューズメント施設の豊富さと言われています。しんしのつ温泉たっぷの湯や、しのつ湖での釣りや貸しボート、パークゴルフ場や連結自転車、ジップラインなど、大人から小さい子までみんなが楽しめるのが、しのつキャンプ場の魅力です。

テントは厚手のコットン生地でできており、ちょっと涼しくなった秋口でもテントの中は暖かさを楽しめます。テントにはベッドや絨毯、ソファーや棚まで付いているので、ホテルの部屋の中で自然の音や風を感じられる、まさにグランピングの魅力を堪能することができます。空気が澄み始める季節には星空観察がおすすめです。

しのつ公園グランピング場での注意点

しのつキャンプ場で最も気を付けなければいけないのが、敷地が広すぎることだと言われています。グランピング場は5張しかありませんが、通常キャンプは200張以上のテントを張れる広さです。リヤカーを貸してもらうことはできますが、全て貸し出し中のこともあるそうです。自前で用意してもいいかもしれません。

その他には、トイレが少なめなのが注意点として挙げられます。しのつキャンプ場のトイレは非常に綺麗で、なんとウォシュレット付きです。しかし数が少なく、温泉側にしかありません。グランピングエリアからは近いのですが、混みやすくなってしまうので、注意しましょう。

おすすめ②ノースサファリサッポロの料金とアクセス

ノースサファリサッポロとはJR札幌駅から地下鉄やバスで45分のところに位置する体験型テーマパークで、2018年9月15日からアニマルグランピングを始めたことで話題になっています。アニマルグランピングとは名前の通り、動物と一緒に楽しめるグランピングで、テントの中に動物が入ってくることもしばしば。動物好きにはたまりません

12月以外は通年で営業しており、5,6,7月中旬,9,10,11月と1~3月はテント1棟(2名)平日24,000円、土曜・祝前日32,000円、7月中旬~8月は平日32,000円、土曜・祝前日42,000円となっています。料金にはノースサファリ入園チケット2日分と豊平峡温泉の日帰り温泉券などが含まれます。

ノースサファリサッポロの基本情報

住所:北海道札幌市南区豊滝469-1

電話:080-1869-6443

受付時間:平日10時~17時

アクセス:じょうてつバス 豊滝小学校から無料シャトルバス

駐車場:有(基本料金に含む)

営業期間:4月27日~11月30日、1月5日~3月31日

公式HP:グランピング|体験型ふれあい動物園【ノースサファリサッポロ】(http://www.north-safari.com/glamping

動物との近さが半端ない!アニマルグランピングの魅力

ノースサファリサッポロで体験できるアニマルグランピングの一番の魅力は、動物との近さだと言われており、なんとテントの中まで動物と一緒にいられます。動物園でたくさん遊んだあとは大好きな動物と一緒にくつろぐことができます。

一緒に過ごすことができる動物は下記の中から選ぶ事ができます。(1種類)
フサオマキザル  ミーアキャット ヤギ ウサギ
モルモット フクロウ 鷹 ボールパイソン  オオトカゲ
カメレオン コンゴウインコ ポニー アルパカ リクガメ イグアナ
リスザル フェネック マイクロブタ ハリネズミ

※ 猿 ポニー ニシキヘビ オオトカゲ カメレオン アルパカ リスザル コンゴウインコ ミーアキャット イグアナ フェネック マイクロブタは先着順となります。

※フクロウの種類は日替わりなので 選べません。

(引用:グランピング|体験型ふれあい動物園【ノースサファリサッポロ】)

アニマルグランピングの注意点

普段は人間の近くにいない動物たちと同じテントでくつろぐには、ルールを守るのが大切です。。まず指定の餌や飲み物以外あげてはいけません。また動物を追い回したり、無理に抱っこしようとしてストレスを与えるのもダメです。また糞尿の処理は一緒に泊まる人が自分たちで処理してあげましょう。

また室内用の動物は、スタッフがいる時以外は外に出してはいけません。そして就寝前には水槽やゲージ、止まり木など所定の場所に返してあげましょう。短期間であり、本来は人間と生活しない動物と一緒に過ごすわけですから、楽しくアニマルグランピングするために、ルールをしっかり守りましょう。

おすすめ③HOTEL UNWINDの料金とアクセス

札幌のグランピングはファミリー層向けというイメージがありますが、HOTEL UNWINDは大人向けです。ロッジやコテージなどの非日常感と自分らしく過ごせる自宅感がHOTEL UNWINDの特徴で、札幌でも希少なルーフトップテラスでゆったりと最上級のおもてなしを受けることができます。

宿泊料金は時期や部屋によって変動しますが、参考価格は12,000円(税別)となっています。駐車場も、事前予約はできませんが、5台分用意されており、宿泊料金と別途1泊1300円です。テントを張るグランピングとはまた違った形で、贅沢に自然を楽しむことができるグランピング場と言えるでしょう。

HOTEL UNWINDの基本情報

住所:北海道札幌市中央区南8条西5丁目289-111

電話:011-530-6050

アクセス:地下鉄南北線 中島公園駅から徒歩14分

フロント営業時間:6時30分~翌1時

駐車場:有(1泊1300円、満車の場合は近隣の駐車場を利用)

公式HP:HOTEL UNWIND SPPORO|ホテルアンワインド札幌(https://www.hotel-unwind.com/

すすきのからの歩いて10分が魅力的!札幌の中心でグランピング

出典:HOTEL UNWIND

HOTEL UNWINDの一番の魅力は繁華街すすきのまで歩いて10分という点だと言われています。部屋はホテルの一室というより、暖かくてほっと落ち着ける自室を彷彿とさせるデザインで、全室無料のインルーム朝食サービスを楽しむことができます。

メインは道産食材を中心としたBBQ。本格的なバーベキューコンロを使い、炭火で焼いて提供されるので、グランピング気分は最高潮!

ドリンクはリゾートビール・コロナをはじめ、モヒートなどのカクテルやワインなど種類も豊富です。晴れた日はテラスで焚き火を楽しみながら、隠れ家のような空間でゆったりと過ごすことができます。

(引用:札幌で手軽にグランピング気分!UNWIND HOTEL&BAR)

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