あなごはふんわりとしていて柔らかい食感を持つのが特徴です。食味は脂質よりもたんぱく質の割合が多いので、あっさりとしていて淡白な味わいです。
天ぷらのような揚げ物にして食べると油分とマッチすることで旨みが増していきますので相性バッチリです。
うなぎの味の特徴
うなぎは肉質がふっくらしておりジューシーで非常に食べ応えのある食感をしています。食味はたんぱく質よりも脂質が多いので、コッテリとしていた味わいを楽しめます。
ご飯と合わせるとうなぎの良質な油分が溶け出して相性は満点です。
天然物と養殖物でも違いがある
うなぎは市場に出回っているものを実に99%が養殖物です。養殖物は品質が一定に保たれていますので味にばらつきはほとんどありません。
しかし天然物は過ごしてきた環境や食べた餌などによって味に若干のばらつきがあるのが特徴です。
あなごとうなぎの味の違い
旨み成分としてのアミノ酸の割合は両者比較するとほとんど一緒です。味の違いを生んでいるポイントは脂質の量であり、脂質の少ないあなごはさっぱりとしていて脂質の多いうなぎはコッテリしているので好みによって食べ分けてみると良いでしょう。
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骨が喉に刺さってしまった時の対処法
魚の骨が喉に引っかかってしまい嫌な思いをした方は多いのではないでしょうか。特にうなぎは小骨が多く喉に刺さって取れなくなってしまうことがよくあります。
こちらでは喉に刺さってしまった時の対処法をご紹介します。
いずれかの方法を試してみよう
- 唾を何度か飲み込んでみる
- うがいをする
- ご飯を丸呑みして骨をおし流す
- 鏡を見ながらピンセットで取る
- くるぶしとアキレス腱の間の「太ケイ」というツボを深呼吸しながら押してみる
どうしても取れない場合は病院へ
小骨であればいずれかの方法によって取れますが、太い骨の場合は逆に喉の粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。どうしても取れない場合は耳鼻咽喉科のあるお医者さんへ行き、診察してもらうのが安全です。
あなごとうなぎの違い⑥値段
高級食材として名高いうなぎと、リーズナブルな価格帯で市販のスーパーでも見かけるあなごですが、実際どれくらいの値段の違いがあるのでしょうか。
こちらでは実際の数値で値段について押さえていきたいと思いますので参考にしてみて下さい。
あなごの値段
値段相場としては、あなご1kgあたり2700円が相場と言われています。料理別で見ていくと蒲焼きは100gあたり平均500円〜1,000円、白焼きは500円程度、天ぷらは750円程度が値段の相場で普段の料理にも合わせやすいお手頃な価格帯です。
うなぎの値段
値段相場としては、うなぎの蒲焼きは1,500〜3,000円で天然物は4500円程度まで上がります。また白焼きは1200〜2500円程度、うな重は3000円〜4500円が平均価格であなごと比較すると高価な食べ物という位置づけです。
あなごとうなぎの違い⑦旬
続いてはあなごとうなぎの旬の時期の違いについてご紹介したいと思います。旬の時期について押さえておけばその時の一番美味しい状態のものを食べることができますので、ぜひ確認してみて下さい。
あなごの旬は夏
旬の時期は夏の6〜8月にかけてです。この時期は特に脂質が少なくさっぱりと召し上がることができます。また11月〜12月は旬の時期からは離れますが脂質を多く含んでいてジューシーに頂くことができます。
あなごの旬の時期については関連記事にてさらに詳細にまとめてありますのでぜひご覧下さい。
うなぎの旬は秋
うなぎの旬については夏なのではないかと思われがちですが、実は旬の時期は10〜11月にかけての秋頃でまさに食べ頃なのです。12月の冬眠に入る前の準備として栄養をたくさん蓄えているので特に脂が乗っています。
あなごでうなぎの代用はできる?
リーズナブルに手に入りやすいのはあなごですが、これを高級なうなぎの代用品として使うことは可能なのでしょうか。ポピュラーなうなぎの蒲焼きをあなごで代用する際のポイントについてご紹介したいと思います。
脂質が少ないのがネック
やはり課題となってくるのは油分です。うなぎよりもだいぶさっぱりとした味わいなのでうなぎのタレをかけても淡白さは残ります。
冬の時期の脂の乗ったあなごを代用するとよりうなぎに近づけることができると思います。
煮あなごにするのもオススメ
煮ることによってコッテリさを出すのもオススメです。醤油・お酒・みりんで味付けし煮込んでいくと照りが出てスタミナ感がまし、うなぎにより近い旨みを実現することができます。
興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
ペットとして人気!?チンアナゴの魅力とは
みなさんはペットとして秘かに人気のあるチンアナゴという魚を知っていますか。その名の通りアナゴの仲間なのですが非常に愛嬌のある魚で観賞魚として飼っている方も多いです。
そんなチンアナゴの魅力に迫ってみたいと思います。
水族館で子供に人気の魚
ウナギ目アナゴ科に属している海の魚で、砂の中からひょっこりと顔を出して餌のプランクトンが来るのを待っている姿が可愛らしいです。日本全国の水族館で見ることができ、その愛嬌から子供に人気のある魚です。
ペットとしてのチンアナゴ
比較的低予算から買うことができるとしてその可愛さとともに人気の高い魚です。1匹あたり1500円〜3000円ほどの値段で初期投資を含むと30000円台から始められます。
キュートなこの魅力にはまった方はぜひ飼育を検討してみると良いでしょう。
あなごとうなぎ、あなたはどっち派?
あなごとうなぎの様々な観点からの違いについてご紹介しました。見た目が似ている両者にはそれぞれ違った良さがありますので、好みを見つけてぜひ色々なレシピでその良さを体感してみてはいかがでしょうか。
うなぎの栄養に関する記事はこちら
あなごの旬に関する記事はこちら