カメラの持ち運びと移動時はカメラバッグを
カメラは繊細な機械。持ち運びする時には、衝撃や雨風から守ってあげないといけませんよね。思い入れのあるカメラなら、なおさら大事に扱う必要があります。
そこで、カメラを持ち運びする時には、カメラバックに入れて持ち歩くことをオススメします!
①大事なカメラを守る必需品
カメラはとっても繊細で壊れやすい機械。落としたり、雨に濡らしてしまったり、どこかにぶつけてしまったりなど決してしてはいけないのです。
家の中で大事に扱っていたいですが、シャターチャンスは町中に溢れているもの。外出時に持ち運ぶときは、バックに入れてしっかり守りましょう。
②スムーズな撮影のサポート
望遠のカメラなど部品が大きくなりがちな時には、分解して持ち運びが必要です。バラバラと適当に持っていったのではせっかくのシャッターチャンスが来ても、素早く組み立てが出来ません。
専用のカメラバックに収納することで、素早く取り出しが出来るようになります。
カメラバッグの種類
カメラバックには種類が様々。小型のものならショルダータイプやウェストタイプ、メッセンジャータイプのバックでもいいでしょう。大型のカメラ機材が必要な時は、リュックタイプやキャリーケースタイプのバックがオススメです。
①ショルダーバッグ
小型のカメラを持ち運ぶ時には、コンパクトなショルダーバックがオススメです!肩や首から掛けて入れば、急に訪れるシャターチャンスにも機敏に反応ができますね。
首や肩に負担がかかりますので、使うなら軽量のカメラがいいでしょう。
②リュック
泊り込みでシャッターチャンスを狙う時、三脚や照明など、大型のカメラ機材が必要になる時もありますよね。
荷物が多くなりそうな時には、リュックタイプがオススメ!キャリータイプより容量は劣りますが、その他のタイプのバックよりは荷物が入ります。両肩でしっかり支えられるので、体への負担が分散します。
③ウェストバッグ
アウトドアスポーツを満喫する時は、ウェストバックタイプがオススメ!リュックの中にカメラを収納してしまうと、すぐにカメラを取り出せません。
また他の荷物に圧迫されてしまう恐れもあります。サブバックとしてウェストバックにカメラを入れておくと、取り出しやすく、リュックの中で圧迫される恐れもありません。
④メッセンジャーバッグ
イベントや旅行先など、人が混み合っている場所では荷物が邪魔になったり、スリにあう恐れもあります。そんなシーンでは、ウェストバックタイプがオススメです!容量は少ないですが、その分バックを体の前に持って行く事も出来るので、周囲の人にぶつけてしまう事も防げますし、スリ対策にもなります。
⑤キャリーバッグ
長距離を移動する時、大きな機材を持ち運ぶ時、そんな時はキャリーバックタイプがオススメ!リュックタイプよりも大容量。
しかし地面の上で転がす事になるので、凹凸の激しい地面で転がすのはカメラにとって良くありません。
カメラバッグの選び方
カメラバックには色々なタイプの形がありますが、基本的な性能としてはどういった基準で選べば良いのでしょうか。
とても繊細で決して安くはない機器ですから、しっかりとカメラを守れるバックを選ぶ必要がありますね。
①機材の量とバッグの容量・収納力
まずはカメラだけではなく、関連の機材も入る容量があるのか確認が必要ですね。容量があっても、ポケットが少ないとバックの中が散らかります。
必要な時に素早く取り出せるように、ポケットがある程度付いている収納力が高いバックを選ぶ必要があります。
②機材を守るクッション性と防水性
衝撃からカメラを守る、クッション性はカメラバックに必須です。側面、底、仕切りや蓋など、必要な場所に緩衝材が入っているものを選びましょう。
また、野外では天候が読めない場合もあります。生地は防水性の高いものを選びましょう。
③開口部と機材の取り出しやすさ
容量が大きくても、取り出しにくくては突然現れるシャッターチャンスを逃してしまいます。取り出し口が大きく、開ける時には簡単に開くか確認をしましょう。
外ポケットが付いているものなど、備品も取り出しやすい設計になっているものがオススメです。
④好みのデザインで選ぶことも重要
カメラバックは機能面も重要ですが、不恰好なものは持ち歩きたくないですよね。愛用のカメラを入れておくバックには、デザイン性も外せません。
人とは違った、おしゃれでハイセンスなカメラバックじゃないといけませんね!
カメラバッグの人気ブランドをチェック
カメラファンに定評のある、ブランドバックをご紹介いたします。機能が充実し、それでいてハイセンスなデザイン性も兼ね備えているモノが人気が高いようですね。
①Lowepro(ロープロ)
カメラバックといえばこのブランドですね。約50年前から、カメラを安全に運ぶためのバックについて、開発を重ねてきたロープロ。
カメラを大切に収納しつつ、運ぶ人への体の負担も考えた独自の製法は、多くのカメラマンから定評を得ています。
②PORTER(ポーター)
日本のカバンの会社と言えば、ポーターの名前をあげる人も多いのではないでしょうか。カバンをよく知るポーターから由来されて付けられたブランド名です。熟練の職人が作るカバンは、しっかりした製法で丈夫。
③HAKUBA(ハクバ)
様々な写真関係の商品を取り扱いしている会社です。カメラの周辺機器からフィルムなどの取り扱いしており、写真に関する豊富な知識を持ち、多くのカメラファンから支持されているこちらの会社から、カメラバックも展開されています。
④Vanguard(バンガード)
カメラのアクセサリなども取り扱いしている会社です。30年近く開発や製造に携わっているこちらの会社は、世界中の信頼を得るプロ仕様の商品を展開しています。
⑤Manfrotto(マンフロット)
イタリアでカメラや周辺機器の製造・販売をしている会社です。その昔記者としてカメラに携わってきた創業者は、機材の重さと扱いづらさに不満を持ちます。
記者時代の苦労から開発が始められ、70年代からいまに至るまで品質向上を繰り返しながら、カメラ機器会社の大手に上り詰めました。
カメラバッグのおすすめをタイプ別に紹介!
カメラバックの選び方、人気のブランドについてご紹介させていただきましたが、ご自分に必要なバックはどんなタイプか、どこのブランドが良さそうなのか、思い描けてきたでしょうか?それでは、オススメのバックをタイプ別にご紹介いたします。
おすすめカメラバッグ①【ショルダーバッグ】5選
肩や首から掛けられるショルダータイプは、手の位置にバックが来るので、急なシャッターチャンスにも機敏に反応が出来ますね。
大きな機材が不要な時は、カメラを直ぐに出し入れ出来るショルダータイプがオススメです。
①Lowepro ショルダーバッグ
レインカバーを付けたままの出し入れが可能
付属のレインカバーはバックに装着した状態でも、中身の出し入れが可能です。雨や埃を防ぎながら、快適に機材の取り出しが出来ます。
中には5つの仕切りがついており、厚めのクッションになっているので、大事な機材を衝撃からしっかり守れます。
スペック
- サイズ: W28cm×H24cm×D22.5cm
- 重量 : 約730g
- 素材:ナイロン
②PORTER オプションカメラバッグ
コーディネートしやすいカラー
吉田カバンらしい、シンプルでおしゃれなデザインになっています。カラー展開はどんなファッションにもマッチする、ブラック・ネイビー・グレーの3色です。
コロンとした可愛らしいデザインは、手持ちのバックとして持ってもおしゃれ。
スペック
- サイズ:W17cm×H10cm×D110cm
- 重量:200g
- 素材:表地/ナイロンツイル(PVC加工)、裏地/ポリエステルパイル
③VANGUARD The Heralder
大きな開口部で出し入れしやすい
バックの口が大きくなっているので、わざわざフラップを開かなくても中の機材の取り出しが出来ます。バックの前面に三脚用のハンモックが付いているので、カメラのセットをするときも素早く組み立てが出来ます。仕切りは取り外し出来るので、普段使いのバックとしても使用可能。
スペック
- 内寸 : W33cm×H28cm×D16cm(14.8L)
- 外寸 : W42cm×H350×D27cm
- 素材:ポリエステル
④Manfrotto Pro-lightショルダーバック
2つの新構造でカメラを守る
内部に使われているCPUは衝撃を吸収する新構造の緩衝材です。外部に使われているExo-toughは、いくつもの層を作る事によって外部からの衝撃を和らげます。
49Lの大型バックですので、ビデオカメラの収納もラクラクです。
スペック
- サイズ:34cm×70cm×36cm
- 重量:2.565kg
⑤BAGSMART 3Wayカメラバッグ
9つのポケットで収納上手
名のポケットが3つに、サブポケットが6つも付いていますので、ごちゃつきがちなカメラアクセサリもスッキリ収納が出来ます。
背面にベルトが付いているので、キャリーケースの上に乗せる時は、キャリーケースの持ち手部分にしっかり固定が可能。シンプルでスタイリッシュなデザインも◎。
スペック
- 外寸法:W25cm×D13cm×H19cm
- 内寸法:W24cm×D12cm×H18cm
- 重量:457g
- 素材:ポリエステル(撥水加工)
おすすめカメラバッグ②【リュック】5選
沢山の機材や重い機材を運ぶ時、長期で撮影に出掛ける時などはリュックタイプのカメラバックが必須ですね。キャリータイプと違ってどんな悪路でも背負って進めますので、撮影スポットまで機敏に移動が出来ます。
①Amazonベーシック カメラリュック
9つの区切り
バックの中には9つの区切りがあるので、カメラや周辺のアクセサリもごちゃつかずスッキリ収納することが出来ます。
側面にもアクセサリの収納用としてバックル、ストラップ、ポケットが備え付けられています。荷物をたくさん入れても、ストラップが広めに作られているので、肩への負担を軽減してくれます。
スペック
- サイズ:約29.2cm×18.3cm×39.6cm
- 素材:ポリエステル、ナイロン
②Lowepro カメラリュック
高いセキュリティ性
こちらのバックは高いセキュリティ性が魅力!取り出し口が背中部分にあるので、スリや盗難の被害から大事な機材を守ることが出来ます。
内部の区切りは移動が出来るので、収納するアイテムによって広さの変更が可能。ウェストのベルトを閉めれば、肩から紐を外してもウェストにバックが固定されたまま出し入れが出来ます。
スペック
- サイズ:W30.3cm×H46cm×D25.3cm
- 素材:ナイロン
③HAKUBA カメラリュック
日本人の体に合わせた設計
ショルダーハーネスは、日本人の体に合わせて研究されており、しっかりと体に密着するように設計されています。
さらにループが付属されており、こちらには「首の負担がゼロフック」という別売り商品をかける事が可能。首からかけているカメラをバックに固定する事で、首への負担がなくなります。
スペック
- 内寸法 : W25cm×H23cm×D12cm(6.9L)
- 素材 : PVCコーティングポリエステル
- 止水ジッパー
④VANGUARD ALTA RISE45バックパック
プラス6cmの拡張が可能
ファスナーを開ける事によって、マチを更に6cmも拡げる事が出来ます。大容量のこちらのバックパックには、レンズを装着した状態の一眼レフ、替えのレンズ4~5本、その他アクセサリが収納可能。サイドに三脚を固定するためのベルトも付属されています。
スペック
- 外寸:32cm×49cm×23cm
- 内寸:26cm×25cm×(13+6)cm
- 重量:1.53kg
⑤Manfrotto Pro-lightコレクション
3つの開口部で出し入れしやすい
バックの上部・前・横に開閉口があるので、3つの入り口から必要な機材に素早くアクセス出来ます。最新の素材を使用しており、かなり軽量なので体に負担をかけません。
仕切りには衝撃吸収材・補強材を使用。カメラを衝撃から守り、表地の柔らかな起毛でカメラを包み込みます。
スペック
- サイズ:14L
- 素材:ナイロン
おすすめカメラバッグ③【ウェストバッグ】5選
近場の撮影なら、ウェストタイプのバックでも十分な機材が運べます。腰に据えておくことで、ショルダータイプやリュックタイプよりも、より上半身が自由に動かせます。リュックタイプやキャリータイプなどの大型のバックのサブとしても有能。
①Lowepro 9.9Lカメラバック
腰への負担を軽減
腰回りのベルトには、腰に掛かる重みを分散するように設計が施してあります。メッシュになっているので、汗による湿気も軽減できます。
取り外し可能なショルダーも付属されている2Way仕様ですので、腰が疲れた時には肩掛けにする事も可能。
スペック
- 内寸 : W30.5cm×H21.2cm×D15.3cm(9.9L)
- 外寸 : W32.8cm×H22.3cm×D21.8cm
- 素材:600Dポリエステル、420Dナイロン
②Manfrotto ウェストバッグ6.6L
ボディバックとしても使用出来る2Wayバック
シーンに合わせて、ボディバックとしてもウェストバックとしても使用が可能。見た目はコンパクトですが、一眼レフとレンズが2本、タブレットの収納が出来る容量があります。仕切りは移動が可能なので、機材に合わせた区切りが作れます。
スペック
- 外寸:23cm×32cm×12cm
- 内寸:20cm×30cm×11cm
- 重量:0.58kg
③HAKUBA ウェストバック6L
補助ショルダーベルト付き
ウェストバックとして使う時には、補助のショルダーベルトを使う事で腰への負担が軽減される仕様になっています。ボディバックとしても使えるので、シーンに合わせて変更可能。側面にペットボトルホルダー、底面には三脚用のベルトが付いています。
スペック
- 外寸 : W27cm×H23cm×D16.5cm
- 内寸 : W26cm×H20cm×D11.5cm
- 重量:約810g