はまぐりの正しい砂抜き方法を知ってる?時短の裏技もご紹介!

はまぐりを食べて「ジャリッ!」。あさりなどに比べると少ないですが、経験がある方も多いのではないでしょうか。貝類には砂抜きが不可欠。もちろん、はまぐりも例外ではありません。この記事でははまぐりの正しい砂抜き方法を伝授しています。時短裏技もありますのでぜひ!

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小さい頃から自然の溢れるところで生活しているので、アウトドア大好きです。小さい頃から両親と一緒に釣りはもちろんキャンプも行っていました。
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はまぐりに砂抜きは必要ない?

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そもそもハマグリを食す時に、下準備をする労力がいるのでしょうか。下準備を行うことが、当たり前のようになっていますが、理由はご存知ですか?最初に、なぜこのような行為がいるのかを説明していきます。

はまぐりに砂抜きが必要な理由

「下準備をする労力はいらない」という話を聞いたことはありませんか?その話は、ハマグリは不快感の元を飲み込まないように体の構造が出来ているという説からきています。しかし、全く飲み込まないというわけではありません。

沢山ある情報を信じて下準備の労力を省き食べてしまうと、あの食感で嫌な思いをしてしまうことになります。食べ物を美味しく堪能するためには、セオリー通りの手段で労力をかけながら料理していくことが重要になります。

はまぐりは砂抜きと塩抜きが鍵

ハマグリの調理手段には、2つの準備がいることをご存知でしょうか。2段階の労力がかかる分、美味しく仕上がります。普段どちらかしか実践していないという方は、セオリー通りの手段を知ることによりさらに美味しさを知ることができるでしょう。

はまぐりはなぜ砂を含んでしまうのか

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そもそもなぜハマグリは、不快感の元になるものを含んでしまうのでしょうか。まずは、そのメカニズムを理解しておくのが重要になります。理解することにより、準備にも活用できることがあるので、ぜひ知っておいてください。

砂を含むメカニズム

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ハマグリは、海水に浸かっている間、殻をあけて呼吸をします。しかし、浸かっていない間は身を守るために殻を閉じて呼吸をしません。

そのため呼吸をする際に、不快の元となるものが入り込み溜まってしまうのです。このメカニズムを理解しておくだけでも、下準備の仕方に関わってきますので理解しておきましょう。

正しいはまぐりの砂抜き方法&道具

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それでは、これからハマグリを美味しく堪能するために大事な下準備の手段をご紹介していきます。紹介する手段を実践しないと、あの嫌な食感を味わってしまうことになるのでぜひ参考にしてください。まず揃えてほしい用品はこちらです。

  • ハマグリ
  • 平らな容器

はまぐりの砂抜き方法①:塩水を用意

まず下準備を行うためには、こちらを用意することが必須になります。ハマグリを自分で取ってまだ生きている場合は、海水と同じ状態で下準備をすることで自分で呼吸をしてくれます。真水の場合は、呼吸ができず死んでしまうのです。

呼吸を繰り返してくれることにより、より多くの不快の元となるものを吐き出してくれます。これは、浸透圧というものが関係しており、真水で下準備を行うと、ハマグリの美味しい成分が水の中に溶けてしまうのです。

砂抜きの塩水は海水と同じ濃度

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海水と同じ濃度が良いとされる理由は、先ほど記載した2つが関係しています。しかし、同じ濃度と言われても本当に自宅で作るのは難しいと感じている人が多いのが現実です。しかし、簡単に作ることができるのでぜひ実践してみてください。

簡単な砂抜き塩水の作り方

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それでは重要な水の作り方を説明していきます。海水の濃度は3.3~3.7%程度だと言われています。自宅で簡単に作るためには、500mlの水に対し大さじ1(18g程度)を混ぜれば完成します。ペットボトルなどを活用することで作成することが可能です。

はまぐりを洗う

下準備が終わったら食べ物を洗う作業に入ります。下準備が終わった状態でザルなどにあげたハマグリの殻をこすり合わせるように真水や水道水で洗っていきます。

この時に、ハマグリの殻同士を強くこすり合わせてしまい壊れてしまうことがあるので気を付けましょう。

はまぐりの砂抜き方法②:貝の並べ方

下準備を行う際に、ただ水に近いものに食べ物を付けておけばいいという訳ではありません。並べ方にも気を付けた方がいいことがあるのでこれからご説明していきます。わずかなひと手間で食べる際の不快感が消えるのでぜひ実践してください。

はまぐりを平らに並べる

下準備をするために重要な水を作ったあとは、浸けておく作業に入ります。その時に気を付けたいことが、ハマグリが重ならないように平らに並べて置くということです。

自宅で下準備を行う場合、ボウルなどを使用したくなる方が多いようですが、平らに並べることのできる容器を用意しましょう。

紹介したような容器でないものを使用し、ハマグリが重なってしまうと下にあるハマグリが、上にあるハマグリが出した砂を吸ってしまうようになります。

重なっている状態で下準備を行うことで、あの不快感が出てしまうのです。平らに並べたら、少し顔がでるくらいの高さまで作った水を入れます。

暗くしたはまぐりを設置

ハマグリは普段の生活環境に似てる暗い場所を好みます。暗い場所に置いておくと活動が活発になり、不快感の元となるものをよく吐いてくれるようになるのです。

暗い場所と言っても部屋全体を暗くするのではなく、アルミホイルや新聞紙などで蓋をしておくだけで十分です。また、ハマグリにストレスがかからない静かな環境においてあげましょう。

はまぐりの砂抜き方法③:時間の目安

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続いては、ハマグリを下準備するための時間を説明していきます。実際にどれくらい労力が掛かるのかご存知でない方もたくさんいるようです。その長さに驚く方もいるかもしれませんが、参考にしてください。

はまぐりの砂抜き時間は2〜3時間

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一般的な大きさのこの食べ物は、通常2~3時間で下準備が終了します。暗い場所に2~3時間放置しておくことで、ハマグリが不快感の元になるものを十分に吐き出し、あの不快感がでることが少なくなります。あくまで目安として考えてください。

冷蔵庫での砂抜きについて

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暗所と言われて思いつく場所に冷蔵庫がありませんか?冷蔵庫でも下準備は可能ですが、ハマグリの通常の生活温度での下準備に比べ時間が掛かります。これは寒い場所では、ハマグリが活動をやめてしまうことが関係しています。

通常の下準備が2~3時間に比べ、冷蔵庫で下準備を行う時は、7~8時間かかってしまいます。一晩漬けて置く必要があるので作った水も汚れてしまうので注意がいります。

下準備を行っているのを忘れてたりした時は、食べ物が痛んでいる場合もあります。

はまぐりの超時短砂抜き方法【裏技】

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「そんなにたくさん下準備に労力をかけてられない!」という方にぜひおすすめしたい手段があります。裏技のような時短術があるのでぜひ活用してください。しかし、時短技にはデメリットも存在するので注意しましょう。

はまぐりの時短砂抜き①:50度のお湯を用意

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時短技を使用したい時は、50℃のお湯を準備して頂きます。お湯が準備できたら、すぐに食べ物を浸すのではなく、1度水洗いをしましょう。そうすることで表面に付着した汚れなどを落とすことができます。

はまぐりの時短砂抜き②:水が浸る鍋に投入

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