はまぐりに砂抜きは必要ない?
そもそもハマグリを食す時に、下準備をする労力がいるのでしょうか。下準備を行うことが、当たり前のようになっていますが、理由はご存知ですか?最初に、なぜこのような行為がいるのかを説明していきます。
はまぐりに砂抜きが必要な理由
「下準備をする労力はいらない」という話を聞いたことはありませんか?その話は、ハマグリは不快感の元を飲み込まないように体の構造が出来ているという説からきています。しかし、全く飲み込まないというわけではありません。
沢山ある情報を信じて下準備の労力を省き食べてしまうと、あの食感で嫌な思いをしてしまうことになります。食べ物を美味しく堪能するためには、セオリー通りの手段で労力をかけながら料理していくことが重要になります。
はまぐりは砂抜きと塩抜きが鍵
ハマグリの調理手段には、2つの準備がいることをご存知でしょうか。2段階の労力がかかる分、美味しく仕上がります。普段どちらかしか実践していないという方は、セオリー通りの手段を知ることによりさらに美味しさを知ることができるでしょう。
はまぐりはなぜ砂を含んでしまうのか
そもそもなぜハマグリは、不快感の元になるものを含んでしまうのでしょうか。まずは、そのメカニズムを理解しておくのが重要になります。理解することにより、準備にも活用できることがあるので、ぜひ知っておいてください。
砂を含むメカニズム
ハマグリは、海水に浸かっている間、殻をあけて呼吸をします。しかし、浸かっていない間は身を守るために殻を閉じて呼吸をしません。
そのため呼吸をする際に、不快の元となるものが入り込み溜まってしまうのです。このメカニズムを理解しておくだけでも、下準備の仕方に関わってきますので理解しておきましょう。
正しいはまぐりの砂抜き方法&道具
それでは、これからハマグリを美味しく堪能するために大事な下準備の手段をご紹介していきます。紹介する手段を実践しないと、あの嫌な食感を味わってしまうことになるのでぜひ参考にしてください。まず揃えてほしい用品はこちらです。
- ハマグリ
- 平らな容器
- 塩
- 水
はまぐりの砂抜き方法①:塩水を用意
まず下準備を行うためには、こちらを用意することが必須になります。ハマグリを自分で取ってまだ生きている場合は、海水と同じ状態で下準備をすることで自分で呼吸をしてくれます。真水の場合は、呼吸ができず死んでしまうのです。
呼吸を繰り返してくれることにより、より多くの不快の元となるものを吐き出してくれます。これは、浸透圧というものが関係しており、真水で下準備を行うと、ハマグリの美味しい成分が水の中に溶けてしまうのです。