ハエトリソウとは?その種類や育て方、植え替え方を徹底解説!

スラっと伸びた茎の先に緑の葉を付ける品種になり捕食部分のトゲが短く、葉の幅が広いハエトリソウです。この捕食部分の形がサメの歯に似ていることからその名前が付いています。

クロスティース

この特徴はなんといっても不規則に伸びているトゲです。その為獲物を捕まえたときにトゲが交差します。そのことから交差する歯と書いてクロスティースと付けられています。日に当てると捕食部分の内側が赤くなるので、赤身が薄い場合は日照不足が考えられます。

ソーティース

葉のトゲが他のものよりも数が多くて短い品種になります。見た目が木を切る際に使用するノコギリの刃に見える為、この名前がついています。他のものと見比べてみると短さや数の多さが違うのが分かります。

エンジェルウィング

天使の羽と訳す通り、刃の部分が天使の羽に見えることからつけられています。他の品種と見比べてみると葉っぱが裏返しに見え、横にしてみると人の唇にも見えます。この品種はとても人気があります。

グレード ホワイト シャーク

なんとサメの名前でもあります。別名「ホホジロザメ」とも呼ばれ、ホホジロザメの歯に似ていることからつけられたものになります。”サウスウェスト”と”ジャイアント”を交配させて作られた品種で白っぽいものもあれば色鮮やかな赤色をしたものと様々なパターンがあります。

ロングレッドフィンガーズ

名前の通り、”赤くて長い指”は捕食部分のトゲがローズピンクのような赤い色をしており、通常のハエトリソウより長いです。あまり大きく生長しない為、とても可愛らしサイズになります。

プチドラゴン

小さなドラゴンと付いていることから、大きく育つタイプではありません。ディオネア・マスシプラと似ていますが、大きくならないタイプなのでミニサイズ版と言えます。手頃のサイズなのでインテリアとしておいても可愛らしいですね。

ボヘミアンガーネット

綺麗な赤色に色づき、比較的小さめのサイズになります。ロイヤルレッドとソートゥースを掛け合わせて作られた品種で、チェコ共和国のボヘミアンで育成され、ガーネットのように美しいことからつけられています。

ホエール

捕食する部分がクジラに似ていることが特徴です。その似ているクジラというのが”ヒゲクジラ”になり、歯の形に似ているのかと思いきや、なんと尾の部分に似ているそうです。またあまり見かけない品種なので見つけた際はとてもラッキーですね。

ジョーズ

短く鋭いトゲに捕食部分を閉じるとサメに見えることからジョーズとつきました。同じジョーズにもサメが笑っているような幅の広いタイプのハエトリソウはジョーズスマイリーともいわれています。管理の仕方次第では葉の色が変わってきます。

クレイトンズ・ボルカニックレッド

VolcanicRed(ボルカニックレッド)は翻訳すると火山の赤という意味で、ハエトリソウの色が暗めの紫色になっています。よく見ると赤い龍などと似たような色味です。

カップトラップ

変形ハエトリソウともいわれるくらい葉の形が独特で、捕食する葉の先端がくっついています。こんな形をしていてもしっかりと虫を捕まえることができます。また育てやすい為、初心者の方にもおすすめできます。

フューズド・トゥース

他の品種とは違いトゲが溶けたように、トゲ同士がくっついた状態の品種になります。成長していくにつれて葉の部分の形が変わっていくため、生長を観察するのがとても楽しい品種です。どのようになるのか見るのも楽しめます。

マスシプラ・オールドタイプ

ロゼッタ系では有名な品種になります。またハエトリソウの中でも原種にちかいものになります。その為日本でも一番見かけることが多いものになります。鮮やかな緑の葉がたくさん生えることが特徴の品種になります。

レッドピラニア

きれいな赤色をした品種で、口を開けたピラニアが牙を向けているような形をしているためそうつけられた名前になります。他の品種と比べてみるとトゲの形が違っていることが分かります。

ハエトリソウが虫を食べられるのはなぜ?

ハエトリソウが虫を食べられるのには秘密があり、捕食する部分に虫を検知するためのセンサーの役割をする毛があるからなのです。この毛に虫が当たることで獲物を検知し葉を閉じる仕組みになっています。

虫を検知するセンサー

なぜハエトリソウが虫を捕まえることができるかというと、葉の内側に虫などを感知するセンサーの役割を担う毛があるからです。その毛は”感覚毛”と呼ばれ、虫などがその毛に当たることで虫を捕まえる仕組みになっています。この”感覚毛”は3~4本程度ついていることが多いです。

NEXT 2回目の刺激で反応する