威嚇だけではなく、時には捕食目的ではないにも関わらず、相手に攻撃を仕掛ける様な負けん気の強さを持っています。そのためスポーツチームのニックネームといったことにも採用されています。
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クズリは北半球最強の肉食動物!
地球を南半球と北半球で分けるとすると、北半球で最強と呼ばれる肉食動物と言っても過言ではないでしょう。
他の肉食獣にも果敢に威嚇をするクズリが、北半球最強と呼ばれるのはどういった理由があるのかをご紹介します。
大型動物にも噛みつく強力な歯と顎の構造
アゴが強靭で大型の獲物にも食らいついて離しません。歯は上下で38本もあり、犬歯も長く丈夫です。
アゴの力と丈夫な歯を使って、獲物となる動物の肉だけではなく、骨をかみ砕く事が出来ます。
抜群のスタミナも武器
獲物を追いかける際のスタミナの強さや、雪の上でも素早く移動する為に、足の裏は体毛で覆われています。
10キロ以上にわたって獲物となる動物を追いかけまわし、疲れ果てた獲物が弱ってきたところを仕留める狩りの方法があります。
残った肉を保存する知恵
仕留めた獲物の肉を木の上などに保存しておく習性も持っていますが、保存した肉を巡って、個体同士で争いが起こります。
エサがなくなると冬眠中の他の動物の巣穴に入り込み、捕食する事もあります。
果実や種子を食べる雑食性もある
肉食動物ですが、果実や種子なども食べる事が分かっています。
小動物から大型動物まで捕食対象としている動物ですが、果実や種子、鳥類の卵や動物の死骸なども食べる為、雑食性があると言えるでしょう。
共に最強と言われるクズリとラーテル、どちらが強い?
同じように最強と呼ばれる動物に「ラーテル」がいる事をご存知でしょうか。
別名を「ミツアナグマ」といい、怖いモノ知らずの一面があります。共に最強と言われているラーテルの生態についてもご紹介しましょう。
アフリカに生息するラーテル
アフリカやアフガニスタンなどの熱帯や湿地帯の他、サバンナの様な乾燥した草原などにも生息している動物で、小型の鳥や昆虫、ハチミツなどを好んで食べる動物です。
寒冷域に生息するクズリとは生息圏が異なります。
クズリとラーテルはどちらが最強か?
共に最強と言われている2匹ですが、体型はラーテルの方がやや大きく、背中が硬い皮膚で覆われています。
生息圏内が異なりますので戦う事はありえませんが、防御力の高いラーテルを倒すのは難しいでしょう。
最強と言われる生物は他にもいる
最強の生物は他にもいます。
哺乳類の中でも最強と呼ばれている生物の他にも、最強と言われる虫や最強と言われる爬虫類、最強と呼ばれる海洋生物など、多くの「最強」と名の付く生物についてご紹介します。
最強クラスの虫パラポネラ
漫画にも登場し話題になっている「パラポネラ」は、虫の中でも最強クラスと言われています。
神経毒をもち、身体の大きさも2.5cmもあり、日本にいるクロオオアリよりも大きいアリです。パラポネラについて興味がある人はこちらの記事をどうぞ。
最強クラスの爬虫類アメリカアリゲーター
アメリカのゴルフ場に巨大なアメリカアリゲーターが出現したというニュースがありましたが、巨大な口で鹿や熊などの哺乳類を捕食する爬虫類です。
人間も襲われた事例もある為、恐れられています。
最強クラスの海洋生物シャチ
ホオジロザメを集団で囲んで襲うシャチは頭がよく、コミュニケーション能力も高い海洋生物です。
アザラシを捕食する姿は凶暴そのものですが、見た目が美しく魅力的で水族館でも人気が高いと言えます。
クズリと人間の関係
人間とはどのように関わっていたのかご紹介します。凶暴で獰猛な性格と恐れられていますが、人間を襲ったりした事例はないと言われています。
人間側がどのような見方をしているのかなども参考にしてみて下さい。
人間が襲われた記録はない
獰猛な性格を持っている為、人からは良く思われていませんが、人を襲ったという事例は報告されていません。
動物園などで飼育している場合は人にも懐くのではないでしょうか。
雪に埋もれた人間を救出したクズリ
人間には恐れられていますが、「クズリが人間を助けた」という事例をご紹介します。
雪の中に埋まっていた人間を見つけて器用に掘り出し助けました。動画でも確認できますが、優しく噛んでいるように見えるのではないでしょうか。
クズリの毛皮を商品化
体毛が太くて長い特徴を持っていますが、雪などの水滴も弾き暖かいことから、毛皮や帽子などといった商品にする人間も現れます。
毛皮を得るために多くのクズリが人間に捕獲されてきた歴史もありました。
害獣として駆除されるクズリ
食料となる羊を飼育している牧場主からは、害獣として駆除されていた歴史もあります。
駆除された事が原因で、数が大幅に減ったと言われており、人間との共存はあまり望まれてはいませんでした。
漫画「真・異種格闘大戦」でクズリが大活躍
漫画にも登場し、強さと凶暴さを見せつけています。
ヒト科の強矢鋼が動物界のヒトの代表としてエントリーされ、トーナメント形式でさまざまな代表動物たちと戦っていきます。
ライオンやベンガルトラを倒したクズリ
クズリももちろんエントリーされ、エントリーされた動物たちの中では最小であるにも関わらず、闘争心の強さを見せつけています。
ベンガルトラは片目をつぶされ、暴れますが勝てませんでした。
アフリカゾウにもトラウマを植え付けたクズリ
肛門への攻撃でアフリカゾウは死にかけ、暴れて攻撃を繰り出しますが、執念深さに恐怖を覚え、試合を放棄して逃げ出してしまいます。
攻撃を受けたクズリは死んでしまいますが、大きなトラウマを植え付けました。
クズリは日本で見ることができるのか?
寒い地域を住処としていますが、日本でも寒い地域で見る事が出来るのか、気になる方も多いでしょう。
現在までにどのような経緯があったのか、「クズリ」を見る事が出来るのか出来ないのかについてご紹介します。
日本には生息していないクズリ
現在では日本には住処はなく、いない事が確認されています。
日本の領土でもあった樺太には住処がありますので、日本の領土だった当時は、「クズリ」の姿を見る事が出来たのではないでしょうか。
上野動物園で飼育されていた
現在、北欧のフィンランドにある動物園には飼育されていますが、日本ではかつて上野動物園で飼育されていた例があります。
動物園に提供してもらえないといった問題があり、数も減ってきている事が原因の一つです。
クズリはラーテルと並ぶ最強肉食動物
北半球で最強と言われている「クズリ」についてご紹介しました。
負けん気の強さを持つ「クズリ」と最強の怖いもの知らず「ラーテル」のバトルが実現する日は来るのでしょうか。