戦慄!高千穂一家6人殺人事件の真相とは?事実関係や証言から改めて真実に迫る!

飯干さん一家が全滅してしまったこの恐ろしい事件は過去に実際に起きた「津山事件」、小説の「八つ墓村」に類似する点がいくつかあります。ここでは今回の事件と過去に事件の類似点を見ていきます。

八つ墓村のモデルは津山事件

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金田一耕助シリーズで有名な「八つ墓村」はこれまでテレビシリーズ、映画などで何度も上映されてきました。このモデルとなったのが、1938年に実際に起きた「津山事件」です。ここでは津山事件について紹介し、今回の事件との類似点を探ります。

30人が犠牲となった津山事件

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この事件は1938年5月21日に岡山県の小さな集落で起きました。犯人は日本刀や猟銃などを使用し、近隣の家へ次々と入り、殺人を実行しました。ここ時の被害者は即死28名、重症の後死亡が2名と歴史に残る事件となりました。

高千穂一家6人殺人事件との類似点

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まずは津山事件も高千穂で起きた事件もどちらものどかな小さな集落で起きています。このような場所では近所と顔見知りであり、怨念が動機とされています。また犯行を実行した後に犯人自殺しているという点も類似点です。

津山事件の詳しい記事はこちらをご覧ください。

「飯干昌大」は精神異常をおこしていたのか?

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今回の事件は犯行が起きる直前まで、昌大さんとその妻美紀子さん、唯ちゃんの仲良く過ごす様子が多くの人に目撃されているため、飯干昌大さんが精神異常を起こし、突発的に犯行を行った可能性もゼロではありません。ここでは精神異常による刑について紹介していきます。

裁判所からの精神鑑定

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精神鑑定とは訴訟当事者の精神状態や責任能力を判断するために裁判所から精神鑑定医へ依頼して行う鑑定です。今回のような殺人事件などの刑事精神鑑定、民事トラブルでの民事精神鑑定、家事審判上の精神鑑定があります。

刑事裁判での精神鑑定

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日本の現在の法律では、心神喪失者が起こした罪に対しては罰しない、心神耗弱者の行為に対しては減刑する、と定められています。起訴前であれば検察官が心神喪失、または心神耗弱と判断し公訴されないケースもあります。

心神喪失

心神喪失とは、精神病などが原因で精神異常を起こしている人を示します。検察官や裁判官、または精神鑑定医によって心神喪失と判断された場合には無罪となりますが、多くの場合は精神病院への入院が必要となります。

心神耗弱

心神耗弱とは、精神の障害を起こしており、善悪を判断する能力が欠けている、またはその判断に従い行動する能力に欠けていることです。心神耗弱と診断された場合には刑が有罪となりますが、法律に従い原型となります。

完全責任能力

精神鑑定を行い、完全責任能力と判断された場合には法律に基づき罪に対する罰がくだされます。精神障害がない、または精神障害があっても善悪の判断をし、その判断に従い行動する能力があるとみなされたときに完全責任能力となります。

自分の子供を手にかけた事件

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子どもが生まれると目の中に入れてもいたくないといわれるのをよく耳にします。昌大さんも日頃、息子の彼女の話や将来の話をして微笑んでいたり、娘の話をして笑っていた様子も目撃されています。

ここでは今回のようになぜ自分の大切な子供まで手にかけてしまったのか、これまでに起きた事件を見ていきます。

目黒5歳児窒息ゴミ袋事件

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この事件は2012年9月2日に東京都目黒区で起きました。当時5歳の男の子がゲームをやりたがり言うことをなかなか聞かないことに腹を立てた母親が「息をするのとゲームをするのどっちがいい?」と問いかけ、「ゲーム」と答えた男の子の手足をビニールテープできつく縛り、口には粘着テープを付けてビニール袋へ入れました。10分ほど放置され男の子はそのまま窒息するという悲しい事件でした。

秋田児童連続殺害事件

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この事件は2006年に起きた事件で4月9日、普段から自分の娘を邪魔に思うことの多かった母親が学校から帰る途中の橋から魚が見えないとぐずる娘に嫌気がさし突き落としました。当初は事故死と判断されていましたが、その1か月後娘の友達を家へ呼び出し殺害するという恐ろしく悲しい事件でした。

親世代と子供世代の同居

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今回の事件が起きた飯干さん一家は、昌大さんの父と母、昌大さん夫婦、そして前妻との間の子供である拓海さん、夫婦の娘である唯ちゃんが一つ屋根の下で暮らしていました。ここまでに説明したように今回は母親の首が切り取られる方法で殺害されています。それだけ恨みが強かったのでしょうか。ここでは親世代との同居について見ていきます。

同居するメリット・デメリット

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結婚後、親世代と一つ屋根の下で暮らしている家族も少なくはありません。しかし結婚したとはいえ、自分の親でもパートナーにとっては他人との同居となります。

お互いが気を付けて尊重しながら生活をしていてもストレスが溜まってしまう場合があることも避けられない事実です。

同居でのメリット

同居することのメリットは一緒にいることで信頼関係も築くことができ、家事分担など一人では負担になることも頼ることで楽になる場合があります。また子育て中の場合や具合が悪くなった時にも一緒に住んでいると助けを求めることができるのがメリットです。

同居でのデメリット

同居でのデメリットはプライバシーの空間、時間を作ることが難しく過干渉をストレスに感じてしまうケースが多いことです。また、自分の親と夫または妻の間に挟まれ、お互いの言い分を聞いたうえで調整をする必要があります。

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