リトリーブをマスターしよう!初心者にもわかるリトリーブ

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「5:1」や「7:1」と書かれたものがそれです。「5:1」はリールハンドルを1回転するとラインスプールが5回転することを意味します。ですのでギア比が変わると、リールハンドルを1回転した際に巻き取れるラインの長さが変わります。

リトリーブのコツ

安定したリールアクションを心がけましょう

一定のスピードで巻くためには、まずハンドルの軌道をイメージしましょう。巻く動作それ自体よりも、イメージした円に沿ってハンドルを回すことに集中すると、動作が安定するようです。次に、ロッドをしっかりと持ちましょう。しっかりと持たないと竿先がブレてしまいますし、何よりハンドルの軌道がグラグラ動いてしまいます。

力まずリラックスしましょう

リールハンドルを握る側の手首、腕や肩の関節に、力を入れすぎないようにしましょう。余計な力が入るとイメージ通りのスピードを保つことができませんし、ラインのテンションが変化したことを感じ取るのも難しくなります。

リトリーブを応用したテクニックで釣果アップ

ステディリトリーブがルアーフィッシングの基本です。しかし、何度もキャスティングとリトリーブを繰り返しているうちに魚たちが同じ動きに慣れてしまい、ルアーに対して興味を失うかもしれません。食いつきが悪くなったと感じたら、応用テクニックを使って魚を誘ってみましょう!

反射的な食いつきを誘うストップアンドゴー

ステディリトリーブの途中でルアーの動きを止め、再びステディリトリーブを行うことを繰り返します。ルアーの動きを止めることを、ポーズとも呼びます。一度動きを止めたルアーが再び動き出す時に、魚が反射的に食いつくことが多いようです。ポーズの長さをいろいろ変えてみて、魚の反応を試すことができます。

リトリーブを続けても食いつきが良くないときは

ステディリトリーブを繰り返し、ストップアンドゴーを試してもまだ食いつきが良くない場合は、魚の活性がかなり低いようです。そんな時にはロッドワークを取り入れて、より積極的に食いつきを誘ってみましょう。代表的な技術をいくつか簡単にご紹介します。

トゥイッチとジャーク

どちらもロッドを動かしてルアーの動きに変化を与える技術ですが、動きの大きさに違いがあります。トゥイッチは竿先だけを細かく上下に動かし、ジャークはロッドを水平から大きくしゃくり上げ、再び元の位置へ戻しながらリールを回してスラックを巻き取ります。ルアーが上下にジグザグ移動しながら水面へ向かう軌道をイメージしましょう。

ルアーへの注目を集めるリフトアンドフォール

これもロッドを動かしてルアーの動きを変化させる技術です。ルアーをキャスティングし、ロッドを水平に保ちます。着底したらスラックを巻き取り、手首を返すことでロッドを垂直に振り上げます。これでルアーが大きく跳ね上がります。ここまでをリフトと呼びます。

一度リフトしたルアーは、弧を描いて手前へ落下します。これをフォールと言います。ジャークと似ているように感じられるかもしれませんが、リフトアンドフォールではルアーの軌道が水面を目指さず、水底近くを上下にジグザグ移動する様子をイメージしましょう。

リトリーブ以外にルアーを操作する方法はあるの?

あります。リールを巻く代わりに、アングラー自らが歩くこととでルアーを動かす「テクテクトローリング」、略して「テクトロ」と呼ばれるものです。岸壁釣りで使える技術で、岸壁近くへキャスティングし、歩きながらラインを10~20mほど出したらリールのベールアームを倒します。

その状態でアングラーが歩くことで、ルアーが遅れてついてくるように動きます。犬の散歩をしているようなイメージです。テクトロの場合もステディリトリーブと同様に、一定のスピードでルアーを泳がせます。使える場所が限られますが、護岸などのまっすぐで平らな足場が続いている場所では大活躍するでしょう。

リトリーブのまとめ

「リトリーブ」は、リールを巻き取ることでルアーを泳がせる操作で、「ただ巻き」とも呼ばれます。基本は一定スピードでルアーを泳がせる「ステディリトリーブ」です。リトリーブの際にはルアーとスピードとの相性を見極めて、ルアーの姿勢を安定させることを意識しましょう。

竿先を動かさないようにロッドをしっかりと持ち、リールハンドルを回す手はリラックスして、関節に力を入れすぎないようにしましょう。ステディリトリーブに慣れたらストップアンドゴーに挑戦してみましょう。ここまで読んでいただいたら、あとは実践するだけ。リトリーブをマスターして、ルアーフィッシングを楽しみましょう!