最初にここで、もう一度、念を押しておきますが、この箱は断じて作成してはいけない箱だということを忘れないでください。そう簡単に作れる内容ではありませんが、後程触れることですが、この呪いは強くなると、作った当の本人をも、苦しめることがあるとされています。
箱を作る
初めに箱を作ります。重要なのは、それは簡単に開けれれてはいけないということです。そのため、複雑なパズルのような仕掛けがある箱を作る必要があります。
色々な言い伝えがありますが、明確な作成方法の内容は伝えられていません。唯一分かっているのは、開けにくい箱であるということです。
中を血で満たす
作成が終わりましたら、その箱の中を、家畜など人間によって飼われている雌の血で満たします。ここで分かる条件としては、飼育されている生き物であることと、その中でも雌の血が必要であうということです。
中身をいれる
作業が終わったら、しばらく置いておきます。中の血が乾くか乾かないかのところで、そこに中身を入れます。その中身とは、人間の子供の体の一部分とされています。
体のとこかというと、年齢によって異なっていたようです。子が生まれたばかりならへその緒、7歳までなら、内臓から絞った血を、10歳までは人差し指となっていたようです。
コトリバコの強さに段階がある?
実はこの呪いには、その強さによって段階があります。それは全部で8段階あり、数が増えていくほどに、呪いの強さも増していきます。その内容とはどのようなものなのか詳しく紹介していきましょう。
中身の数で名前が変わる
その8つの段階にはそれぞれ名前が付いています。それは、中に入れる物が何人の子供から取られているかによて変わってきます。人数別に名前は以下のようになります。
- 1人:イッポウ
- 2人:ニホウ
- 3人:サンポウ
- 4人:シホウ
- 5人:ゴボウ
- 6人:ロッポウ
- 7人:チッポウ
- 8人:ハッカイ
中身の数が多いほど強力
先ほども紹介しましたが、中身の数イコール子供の数になります。この数が多ければ多いほど呪いの度合いも増していきます。8段階がもっとも強い呪いになることになります。
気が付いた方もいるかもしれませんが、ひとりでも大変な犠牲を払うことなのに、最大となるとどれだけ恐ろしい力なのか想像もつきません。
中身は7つまでしか入れてはいけない
今まで、散々8段階と紹介してきましたが、実は7段階、中身が7つまでしか入れてはいけないとされています。それは、以前に紹介した中で、この力を伝えたとされている男が、そのように伝えたとされています。その理由を、この後に紹介して行きます。
最強のコトリバコである「ハッカイ」について
この力の最終段階でもある8段階目の呪いとはどのようなものだったのでしょうか。そして何故、伝えた男は、この8段階目を作ってはいけないと言ったのでしょうか。詳しく紹介しましょう。
あまりに強力で作った人が死ぬことも
この最大で最強の呪いを作ってはいけない理由は、その力があまりにも強すぎるためだと言われています。その強さのあまり、作った当の本人が、その力によって死んでしまうこともあると言われているのです。
このような理由から、伝えた本人のその男からも作ってはいけないとされているのです。
最初に作られた箱が最強の「ハッカイ」だった
謎があります。なぜ、この8段階目の呪いが存在するのでしょうか。実際、作ってはいけないのであれば、7段階まででいいのではないでしょうか。
この8段階目が存在するのは、実はその伝えた男が最初に作らせたのが、その8段階目だったからなのです。
ハッカイの行方は?
最初に作られた最強段階の箱は、どうなったのでしょうか。残念ながら、その後の経緯についての話は何処にも残っていません。この世界、この時代にまだ存在するのかどうなのかも分からないままなのです。
コトリバコの力の恐ろしさとは
ここからは、この呪いがどのような結果を残すのか紹介します。強い力を持っていることは解説しましたが、具体的に何がどのように作用するか、実際にあったとされている庄屋の話も紹介します。