イワシの旬っていつ?イワシの種類別にそれぞれの旬を解説!

美味しいマイワシの見極め方は体に厚みがあることです。よりジューシーな味わいが堪能できます。

カタクチイワシの旬について

ちりめんじゃこなどの加工品として見かけることが多く一年中スーパーなどに出回るため旬がわかりにくいですが、ちゃんと美味しい旬があります。

旨味がより強く感じることができます。生の新鮮な味を堪能できる旬では、珍味として食通の中で知られています。

9~1月ごろ

旬の時期を迎えると、スーパーでは釜揚げシラスが多く売られます。鮮度が落ちやすいカタクチイワシはとれたてを釜で一気に茹で市場に出回ります。

旬の時期だからこそ旨味を凝縮させたふっくらとした釜揚げシラスを食べることができます。旬の時期では生のシラスを食すことができますが、鮮度命のため水揚げされた当日しか出会うことができない珍味です。

ウルメイワシの旬について

イワシの中でもあっさりとした淡白な味わいが特徴ですが、旬ではやはり脂がのるので濃厚な出汁がとれます。旬の時期に丸干しに加工されることが多く、旬を過ぎると脂が落ちるため旨味を閉じ込める干物として加工されています。

10~2月ごろ

丸干しや干物として出回ることが多いですが、イワシの中でも刺身にすると一番美味しいと食通では知られています。

鮮度が落ちやすいのが特徴のため、釣れたてを新鮮なまま刺身として食べるのが釣り人の楽しみでもあります。旬の時期では、漁師や釣り人の中では珍味とされています。

番外編 シラスの旬について

シラスとは、カタクチイワシの稚魚のことです。釜で茹でたものを釜揚げシラスと呼び、天日干しして半乾燥させたものをシラス干し、完全に水分を飛ばし日持ちさせるように加工したものを、ちりめんじゃこと呼びます。

旬の時期でしか味わえない生シラスは水揚げされた当日しか食べることのできない幻の魚です。

シラスの旬は2回ある?

ほとんどの魚の旬は一年に一度ですが、春と秋の一年に2度の旬がある珍しい種類です。これにはイワシの種類が関係しているのですが、シラスにされるイワシはマイワシとカタクチイワシがあります。

この2種類のイワシの旬が異なることから、稚魚であるシラスの旬も2度訪れるのです。

カタクチイワシのシラスの旬

産卵は3月と9月がピークです。稚魚となるのは1~2か月期間を要するためシラスとして水揚げされるのは4月頃と9月頃が旬です。春のシラスはプリプリとした食感が特徴で、秋は脂がのった濃厚な味わいです。

マイワシのシラスの旬

産卵は12月~6月と長い期間でシラスとして水揚げされるのは2月~9頃です。2月は海が荒れやすくシラス漁に出にくいため、主に市場に出回るのは3月以降となります。特に秋のシラスは脂がのっていて美味しいと定評です。

骨まで食べられるシラスは栄養満点!

シラスは骨は柔らかく丸ごと食べられる魚なので、カルシウムを効率よく摂取できます。他には肝機能を高めるカリウムやタウリン、貧血予防になる鉄分、がん予防できる核酸といったさまざまな健康維持ができる豊富な栄養素が、あの小さな稚魚には含まれています。

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