実はこの植物、生えているエリアは非常に狭いです。その地域とは、オーストラリアです。原産をオーストラリアとし、特に北東部にあるクイーンズランド州と呼ばれるところに群生しているといわれています。
もちろん、オーストラリア全域に委j制しているので危険なのですが、南部では希少ともいわれています。限られた地域しか自生することができないので少し安心することができるでしょう。
ニューサウスウェールズ州では絶滅危惧種
群生地に関して情報を紹介すると、どうやらオーストラリア北部では自生していますが、南部では希少で、それも絶滅危惧種に指定されるほど珍しいらしいのです。
実は生活圏のすぐ近くに!
限られた地域でのみ群生していることはわかりましたが、とはいえその土地に住まう人にとっては危険視されていることには間違いありません。というのも、この植物が軍勢する条件が、熱帯雨林の中でも特に日の当たりやすい地域だというのです。
その地域は現在も人が生活している地域と近い位置にあり、生活圏に大変近いためかなり危険と考えられています。これまで過去に悲惨な事例があったことを考えると、現地の人はまだまだ安心できない状況であることには変わりません。
ギンピーギンピーは実は日本にもある?
日本にもこの恐ろしい存在はあるのでしょうか。日本の様に狭い国で生えているところなんてあれば、安心して山など歩けなくなってしまいそうです。
おそらく日本にはない!
結論から言うと、これまでこの植物の存在は日本では確認されていません。どこにも生えているとの情報はありません。恐らく日本では自制できない環境であり、その存在は現在も生えていないといえるでしょう。
同じイラクサ科の植物はある
この植物は日本に自生はしていませんが、同じイラクサ科の植物の仲間ならば存在が確認済みのことは知っているのでしょうか。今回紹介した植物の様にとてつもない物ではありませんが、仲間は存在します。
また、毒を持っているものもあります。もちろん本植物のようなひどい毒は含んでいませんが、刺毛を持ち危険なものもありますので注意をする必要はあります。
ギンピーギンピーを食べることができる動物もいる
人や動物までもその毒牙にかかってきた事例があるのですが、そんな絶望的な状況の中、なんとこの毒を攻略した生き物も存在します。毒の影響を全く受けず生きていられる存在があるのです。
アカアシヤブワラビー
毒の影響を一切受けない存在がこのワラビーです。このワラビーはオーストラリア地方の地域特有の生態系の中で進化を遂げてきました。その中でこの植物の毒を受け付けない体になったようなのです。
痛みを感じることもなく、さらには葉に生えた刺毛を意にも介さず食べることもできるようで、その毒が効かないことは多くの人を驚かせたといわれています。
別の小型哺乳類や虫や蝶類
さらにこの毒性を克服した生物を調べていると、別の小型哺乳類や虫、蝶類など一部の生物はどうやら痛みを感じることもなく、さらにワラビーと同様に葉っぱを食べることもできるようなのです。
この生物たちもこの毒性のある植物を食べられる理由は、オーストラリア独自の生態系の中で進化してきたためといわれています。